現在をうろうろ(154)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その28

 きっと、国際社会の中で日本は戦争をすることを望まれているんだと、私の頭の中で妄想を切り替える必要があるのかもしれませんね。日米の首脳会談もあったし、ヨーロッパの国々との話し合いもあったし、ロシアとの首脳会談もあるようだし、夏には南米の国々の首脳とも会って、日本の積極的平和主義は、世界中から歓迎されている事になるのでしょうから・・・軍事大国日本の再生が世界の悲願なのだと考えれば、憲法解釈の変更など問題ないのでしょう・・・世界の意思かね?

 警察権の行使である自衛隊の行動類型としては、治安出動、警護出動、海上警備行動などがあり、また武器等防護という武器使用権限もあるが、治安出動のほか、警察権の行使としての自衛隊の行動による対処に当たり、事態認定や命令を出すための手続を経る間に、状況によっては対処に事実上の間隙が生じ得る可能性があり、結果として事態の収拾が困難となったり、相手を抑止できなくなったりするおそれがある。また、対処に先立って自衛隊部隊を行動させるためには、治安出動下令前の情報収集(自衛隊法第79 条の2)や防御施設構築措置(同法第77条の2)等の規定によるが、それぞれ「治安出動命令が発せられること及び不法行為が行われることの予測」と「防衛出動命令が発せられることの予測」を下令要件とし、実際の下令までの手続面で高い敷居が存在する。したがって、現行の自衛隊法の規定では、平素の段階からそれぞれの行動や防衛出動に至る間において権限上の、あるいは時間的な隙間が生じ得る可能性があり、結果として事態収拾が困難となるおそれがある。自衛隊法に切れ目のない対応を講ずるための包括的な措置を講ずる必要がある。

 ああ・・・海上警察行動は、海上保安庁の仕事では?治安出動は・・・基本的に主権国家は受け入れない・・・主権国家が崩壊状態にあるときは?昔なら・・・寄って集って分割ですね・・・

 海上の警察行動から軍事行動に至るのは、普通に海上保安庁と海上自衛隊の連携ですね。陸上に関しては、日本の場合は国家警察がないので・・・海外での地上での警察行動は、いきなり陸上自衛隊の管轄にしなければならなくなるという事なのでしょう・・・従って、国境を越えた国家を目標としたテロを排除するための対テロ特別警察のようなものを作らなければならないという事でしょう。いきなり軍が鎮圧というのでは芸が無さ過ぎる・・・法的にも問題がありますからね。

 アメリカの国家テロ対策は・・・国家テロ対策センターがありましたね。たしか、これはFBIやCIAのテロ関連部署と国境警備関連の統括機関の国土安全保障省と国防総省の統括連絡組織でしたっけ・・・FBI州警察の範囲を越える犯罪のためのアメリカ司法省の法執行機関・・・日本には警察庁の法執行機関は・・・旧警察法の国家地方警察の残滓の準キャリア組及び都道府県警察からの出向だけですね。従って・・・海外の陸上に出向させることが可能な、海上保安官のような司法警察の担い手がいないという事なのかね?国際犯罪に関しては警察庁は・・・ICPOに事務方は出しているが・・・人的な貢献は?・・・8億円ほどの分担金の拠出で対応しているのでは?

 まだ、国際的な組織化が進んでいないし、日本だって・・・統一的な国際犯罪・テロに関する取り組みが不十分ですからね。先ずは、そういった一連の組織を検討する必要があって・・・その先にあるもののような?言葉で・・・自衛隊法に切れ目のない対応を講ずるための包括的な措置とやらかすのは簡単ですが・・・この「包括的」という内容のあるようで・・・まるでないので・・・提言では役に立たない・・・XXについて包括的な対応が必要とされている・・・素晴らしい日本語・・・何にでも応用できる内容を考える必要のない決め言葉・・・XXについて包括的な対応を検討しています・・・と答えればよい・・・すかさず、具体的には?と聞くと・・・だから、包括的な対応です・・・って返ってきそうですがね。類似の言葉は、大局的とか・・・日本語は空虚な言葉が沢山あるので、それを駆使すれば考える事無しに逃げられる・・・遺憾なことに・・・続きは・・・

 問題となる事例としては次のようなものがある。例えば、我が国領海で潜没航行する外国潜水艦が退去の要求に応じず徘徊を継続する場合への対応に際しては、一義的には海上警備行動による対応となるが、現行の国内法上は「武力攻撃事態」と認定されない段階では、「武力の行使」はもとより、それに至らない武器の使用による当該潜水艦の強制退去は困難である。したがって、軍艦又は政府公船である外国船舶を停止させるための武器使用がどの程度認められるかについて、国際法の基準に照らし、警察官職務執行法の範囲にとらわれず、国内法における検討を進めていく必要がある。

 領海の無害通航では・・・潜水艦や水中航行装置の類は、その旗を掲げて海面上を航行しなければならなかったはずですね・・・それ以外は、水中でも良いが・・・連絡手段の問題ですね。事故か道に迷ったか、本気の戦闘航海なのか分かりませんから・・・分からないものを攻撃するのは・・・戦争を始めるには良いですが・・・浮上し通信を求めるための手段の問題のような?一般人の行動としては・・・個人の所有する家で、人の気配があるが引き籠って出てこない、ノックしても反応が乏しい・・・声をかけても同じ・・・生きている事は分かるが、単なる引き籠りか、人事不省なのか分からない・・・さあどうする?というのに似ているような・・・ドアを蹴破ったら・・・単なる引き籠り、そのままにしていたら異臭で・・・孤独死・・・それに近いかね?このあたりの制度も問題ですよね?玄関の扉も・・・スーツケースの鍵みたいになるのか?チェーンロックは・・・防犯は?世の中には面倒な事がいっぱいありますね。潜水艦より身近な事の方が・・・次は・・・

 また、国境の離島等に対して特殊部隊等の不意急襲的な上陸があった場合、仮に警察権の行使により対応する場合においても、自衛隊には平素からの同権限が認められているわけではなく、ましてや「武力攻撃事態」と認定されない段階では、防衛出動下での対応はできない。一旦離島が攻撃を受ければ、その攻撃の排除には相当の規模の部隊と期間が必要となる。同様に、原子力発電所等の重要施設の防護を例にとってみても、テロリスト・武装工作員等による警察力を超える襲撃・破壊行動が生起した場合は、治安出動の下令を待って初めて自衛隊が対応することにならざるを得ない。警察力を超える襲撃・破壊行動による我が方の犠牲を最小限に抑えるためには、早い段階から速やかに自衛隊に十分な活動をさせることが有効だが、治安出動の発令手続を経る間に、仮にも対応の時機を失するようなこととなれば、テロ、サボタージュ行為が拡大するなどして、その影響は甚大なものとなる可能性がある。

 これこそ・・・海上保安庁に陸戦隊じゃなくて、陸上保安隊のような組織を編成しておくと良さそうな気がしますね。巡洋艦+陸戦隊・・・ぐらいの威力があれば・・・自衛隊が出動するまでのつなぎになるのでは?ただ、それぞれの管区に兵力じゃなく、仮称陸上保安隊を置くわけにはいかないから・・・高速に展開できる航空装備を持たせたら?金がかかるが・・・400人規模の降下部隊を擁して・・・4機ぐらい・・・補用機を2機ほど・・・遊ばせておくのはもったいないから・・・大型機の航空学校も併設・・・国内の大型機のパイロット養成に使って・・・有事の際に動員・・・どうせ、本気の戦争がしたいんだから、戦略爆撃機のパイロットも必要になるでしょうし・・・いっそのこと、戦略爆撃機の隠れ蓑として・・・緊急物資投下機とか開発するとか・・・離島防衛のために・・・それなりの武装と装甲を施した強行地上偵察機とか・・・有事の際には対戦車攻撃機に化けるとか・・・

 自衛隊装備品の輸出は面倒ですが・・・海上保安庁の装備品は輸出の条件が緩いのでは?武装は・・・海外の企業と談合して標準規格として統一、必要であれば海外での調達品で・・・窓を外して銃座をつけるとか・・・射撃レーダーなども気象レーダーとボルトオンで交換・・・電気接点も標準化・・・PCと同じように・・・まったく何を考えているやら?しかし、本気の戦争を始める準備を政府が行うとすれば、その隠れ蓑になりそうなものも考えておかないと、気配を知ることができなくなりますからね。平和産業を徐々に軍需産業に再編するとか・・・まあ、民需と軍需の区別のつきにくいものが多くなっている世の中ですからね・・・宇宙開発なのか大陸間弾道弾だか?普段の行いで疑われる・・・

 上記の例にもみられるように、武力攻撃に至らない侵害への対応について、現代の国際社会では、その必要性が高まってきており、各種の事態に応じた均衡のとれた実力の行使も含む切れ目のない対応を可能とする法制度について、国際法上許容される範囲で、その中で充実させていく必要がある。また、法整備にとどまらず、それに基づく自衛隊の運用や訓練も整備していかなければならない。

 普段の行いの中で・・・上陸演習や、陸海空の自衛隊の連携作戦とか・・・離島奪還は、離島防衛とは別のカテゴリーですね・・・国境の離島等に対して特殊部隊等の不意急襲的な上陸か・・・自衛隊の運用や訓練・・・一つ間違えると、侵略への準備とも取れる・・・攻守を訓練したらね・・・A隊は今回は襲撃部隊、B隊は防衛部隊・・・今回は襲撃演習とします・・・どうせ、世界中に根回しが終わっていて、既に日本が軍事大国として東アジアに君臨する事の世界の合意が出来上がっているので、これだけ強気の軍拡路線を表明できるのでしょうね。強き帝国の再来も世界の望みとなっている・・・見よ東海の空晴れて旭日高く・・・と高らかに歌う日が近付いているのか?・・・東海ってどこだ?・・・それは置いておいて・・・今幾度か我が上に 試練の嵐 哮るとも 断乎と守れその正義 進まむ道は一つのみ・・・ってね。邁進する事になるのでしょう・・・

2014.05.27

  

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