2016年1月22日の安倍首相の施政方針演説は・・・？(7)

現在をうろうろ（1528）

　2016年1月22日の安倍首相の施政方針演説は・・・？(7)

　なんだか、政府の国に対する政策がまるで見えない・・・日本をどんな風な国にしたいのかがわからない。日本を稼げる国にするための方策も何もないみたい・・・なんだか、政治屋諸氏は・・・東京で大ハッタリ大会を開いて吹くことが大好きで・・・日々美味い物を食い楽しく暮らす事だけに生きているみたいだね・・・地方では、みな自分の生活のために必死に働いているというのに・・・やはり、アベノミクスの成功の自慢話を下関市立大学ですると良いと思うのだが・・・

▽地方の創意工夫
　地方創生の原動力。それは地方の皆さんの「情熱」であります。
　本年３月までにほぼ全ての自治体で、各地方の創生に向けた総合戦略が策定されます。自分たちの未来を自分たちの創意工夫で切りひらく。地方の意欲的なチャレンジを、自由度の高い「地方創生交付金」によって応援します。

　なんだかね？僕ちん地方の事なんかわからないから、みんな情熱を持って勝手にやってくれ！みんな、頑張って計画書を出しなよ、とりあえず金を出すから適当にやってね！頑張れ～応援するよ！2020年ごろまでに、頑張れ～金は出すぞ～

　そんな風な放言に聞こえるのがね・・・地方には、国の中での明確な役割を示し、それによって地方は国の期待に応えて計画を立てるべきなのではないかと？地方自治に関しては別に独自の予算で行っているわけだから・・・変なの？

　例えば、山口県第四区の下関市・長門市は偉大なる安倍晋三閣下がこの地域の意思の代表者として行動しているわけで・・・国の計画と地域の望みとをアウフヘーベンすることで・・・国の政策の中での地域の願いを実現するように働きかけが為される・・・そんな風に思惟しちゃうんでね。具体的には・・・たぶん、長州出島などは国の計画の中で作られるものでしょうね。従って、長州出島の役割と、山口県のこの地域の役割が国によって規定される・・・この役割について、実施に関しては国の要望と地域の要望の調整が行われなければならない・・・地域の代表は偉大なる安倍晋三閣下・・・

　長州出島に関して、国はその役割を明確には示していない・・・そして、偉大なる安倍晋三閣下もそれに対して地域代表としての意見を述べていない・・・従って、国に計画は無く、ただ作っただけ、偉大なる安倍晋三閣下もああそんなものもあるか・・・それって何？ってぐらいの認識であるようにしか見えない・・・遠くから見ていると、この程度の事しかキャッチすることはできないですね。多分、政府として地域として・・・長州出島の活用に関して深い計画が行われ、それが実施に移され、大きく稼ぐ核になるのかと期待しているのですが・・・そういった物はまるで見えてこない・・・

　長州出島が、下関港の役割をすべて担うようになり、ここへ陸揚げされる貨物が直ちにトレーラーに乗せられ、シームレスに大阪圏へと運ばれると・・・下関の街には閑古鳥が鳴くようになる・・・しかも群れをなして・・・長州出島へ移入される、長州出島から移出される財貨が下関で周辺地域へ分配されるなら下関の地位は確かなものになるが・・・国の計画が見えないから・・・単に、関西圏の財貨を吸い上げて輸出され、輸入品は直ちに大阪へ・・・単なる、大阪の外港が長州出島で、下関経済には百害あって一利なし・・・という事になりそうでね。

　　どうも、偉大なる安倍晋三閣下は下関の財貨を吸い上げることで中央では良い暮らしをしているという感じがするのでね。決してパチンコ御殿へは戻らないでしょうね。お気に入りの美容室も、料亭も下関には無さそうですからね・・・そして、素敵な取り巻きの報道陣も・・・大ハッタリ大会はさすがに下関ではやりにくそうですからね・・・下関市立大学でアベノミクス成功祝賀講演会でもやれば凄いと思いますね・・・アベノミクスの成功で、下関市での有効求人倍率は1.49！アベノミクスの素晴らしい成果です！下関市立大学の就職率は98.4％とほとんどの学生が自分の希望の職に就くことができています・・・そして、毎年2割もの向学心に燃える学生が留年し、その学問を深めることに専念している・・・素晴らしい大学です！いいんじゃない・・・

　地方の発意による地方のための分権改革を進めます。自治体が地方版ハローワークを設置し、住民相談や企業支援と一体となった職業紹介が行えるようにします。

　長門市なども凄いよ！・・・長門市まち・ひと・しごと創生総合戦略（案）

　・・・すでに、各産業における人手不足は顕在化しています。平成 26 年 10 月以降、有効求人倍率は 1 を超え、高水準で推移を続けており、市内の企業には、求人は募集をしても応募が無い状況も生じています。・・・こんな具合に、事実上末期的な状況にある・・・悲壮な叫びですね。国が、地方の役割を規定して、国全体を盛り立てるような方向へ向かわせなければならないのに・・・それが、オールジャパンで！ではないかと思いますがね。しかし・・・地方創生の原動力。それは地方の皆さんの「情熱」であります。そして、その情熱の国会での代言者が・・・山口県第四区では偉大なる安倍晋三閣下・・・のはずなんですが・・・地方の情熱を国会へ運ぶのが・・・山口県第四区の事情に関してはどこから耳に入るやら？素晴らしい情報収集システムを利用して東京に居ながらに自分の票田の様子を把握しているのでしょう・・・そして、目立たないようにアベノミクスの温かい風を送り込んでいるのでなければ・・・あれだけの得票は得られないはずですからね・・・素晴らしい！偉大なる安倍晋三閣下・・・安倍晋三閣下万歳！世界に冠たる日本　万歳！

　日本って不思議ですね・・・票田を疲弊させれば疲弊させるほど・・・支持層が強化されるのかね？

　もしかして、「日本らしい日本」の見栄とハッタリの文化が・・・総理大臣を輩出する地というプレミアムを望んでいる・・・ただ、総理大臣であることが重要だとか？郷土の誇り偉大なる安倍晋三閣下・・・なのか？まあ、なんとなく理解・・・うんうん「日本らしい日本」ね・・・了解、私の認識が変なのだと理解すればよい・・・簡単・・・

　アベノミクスによって、来年度の地方税収は、政権交代前から５兆円以上増加し、過去最高となりました。

　凄いね・・・わかりやすい下関市の決算書　～平成25年度版～　さて、どんな風な事がかかれているかな？どうやら、下関市は特別な場所のようですね。個人市民税が給与所得の減少により、固定資産税が地価の下落によってそれぞれ減少したので、1.9億円の減少だとさ・・・

　なるほど、偉大なる安倍晋三閣下のおかげで、非民一人当たりの地方交付税収入が同規模団体に比べて大きいのですね。凄い・・・ちゃんと見えないところで貢献しているわけですね。

　それで、素晴らしい箱が沢山作られているという事ですかね？この決算書の初めの部分にはその素晴らしい成果が連ねられているわけか・・・そして、国庫支出金と市債の大きな伸びにより大きな豊かさを獲得している・・・

　この果実を全国津々浦々にお届けする。消費税率引き上げ時に、地方法人税を拡充し、都市に偏りがちな税収の再分配を行うことで、過疎に直面する地方でも財源をしっかり確保してまいります。

　下関市は地方交付税収入が大きく、国庫支出金も先行して伸びを表しているという事ですかね？そして、大きな市債も・・・

　長門市は・・・平成 2 6 年度当初予算（案）の概要

○自主財源の根幹である市税は、個人市民税と軽自動車税については若干の増が見込まれるものの、固定資産税が 26 百万円、1.5%の減を見込み、市税全体では、対前年度 30 百万円、0.8%の減となっています。

○地方消費税交付金は、本年 4 月 1 日から消費税及び地方消費税の税率が 8％に引き上げられることによる増を見込み、対前年度 1 億 70 百万円、51.4%の増となっています。

○国庫支出金は、好循環実現のための経済対策事業による臨時福祉給付金給付事業等による増をはじめ、油谷小学校改築事業や市営住宅田屋床団地建替事業による交付金などの増を見込み、対前年度 5 億 7 百万円、30.2%の増となっています。

○市債は、各種大型建設事業費の増高による財源として、対前年度 14億 16百万円、 58.0%の大幅な増となっています。

　こちらも予算的には大躍進ですね・・・義務的経費は減少か・・・これって、役所及び議会ひいては地域の縮小ですね・・・

　企業版のふるさと納税制度をスタートします。民間の力も大いに生かしながら、ダイナミックに地方創生を進めてまいります。

　さすが、偉大なる安倍晋三閣下・・・大したものだ！長門の話題／税収の確保のために　ああ、これって怖いね・・・

2016.01.26