2016年1月22日の安倍首相の施政方針演説は・・・？(1)

現在をうろうろ（1522）

　2016年1月22日の安倍首相の施政方針演説は・・・？(1)

　何さて、偉大なる安倍晋三閣下の施政方針演説の全文が出てきましたね。毎日に掲載されていたやつを引いてきましたが・・・どれも同じような感じですね・・・しかし、何で演説に小見出しがついているのかね？

１　はじめに
　▽未来へ挑戦する国会
　開国か、攘夷（じょうい）か。

　１５０年前の日本は、その方針すら決められませんでした。終わらない議論、曖昧な結論、そして責任の回避。滅び行く徳川幕府を見て、小栗上野介（こうずけのすけ）は、こう嘆きました。

　「一言以て　国を亡ぼすべきもの　ありや、どうかなろう　と云う一言、これなり　幕府が滅亡したるは　この一言なり」

　国民から負託を受けた私たち国会議員は、「どうにかなる」ではいけません。自分たちの手で「どうにかする」。現実を直視し、解決策を示し、そして実行する。その大きな責任があります。

　経済成長、少子高齢化、厳しさを増す安全保障環境。この国会に求められていることは、こうした懸案に真正面から「挑戦」する。答えを出すことであります。

　ああ、またこれかよ？　どうかなろう　偉大なる安倍晋三閣下もそうじゃないのかね？単に願望を述べているだけじゃん・・・名目GDP600兆円！ここに至る道は？何か示しましたか？・・・2020年ごろには、頑張る！法律でお金を出すよ・・・全部これじゃん。何も道を示していない・・・ロボット！ロボット！とおもちゃ屋の店先で叫んでいる子供のようでしたが・・・どうやら、カメラ付きのドローンの飛行競技会のような事をやっただけみたいだし・・・私も四半世紀以上前にラジコン機での空撮などしましたけど・・・何一つ具体的な道を示していない。どうするのかね？

　そういえば、明確なのを1つ上げていましたね・・・奨学金をマイナンバーを利用して必ず取り返すというやつ・・・これは、素晴らしいね。税務署と借金取りは死ぬまで追い続ける事になる。一意の数字の列、稼ぎがあれば必ず取ります！

　政治献金の明瞭化ってのは、献金者は所属する企業ナンバーとマイナンバーで国庫に、どこ宛てかを示して納付、国は献金税を10％ほど毟って交付とか・・・補助金も企業ナンバーなどで管理して、献金できないものは国庫へ・・・これって美しいと思うのだが・・・でも、こんな法律は絶対に作らないだろうね。

　大体、法律だって官僚が書いているわけですからね・・・明確な指示を出しているようには見えないし・・・名目GDP600兆円なんって叫んでも・・・各種補助金を示すだけでしょうから・・・財源などもなしでね。

　日本を再び稼げる国にするための道を示しているのかね？何も示さず、「日本らしい日本」の「カイゼン」・・・つまり、下々の努力へ丸投げ・・・これじゃ無理だろ。民間の範囲でしか活動できない・・・国として何をするのかの道を示さなければどうかなろう　と云う事になってしまう・・・地方創生！金を出す・・・これじゃ、道を示したのではないじゃん・・・

　衆議院議員ってのは、選挙区の代表者で選挙区の望みや意志を一身に担って、選挙区の繁栄のために国の中での大きな役割を担う場所にするために選ばれて出てきているのだと思っていたら・・・全然違うのね。民主主義の代議士制というのはそういった物だと思っていたら、全然違うものだとは・・・単なる権力闘争に過ぎない・・・権力を握っても、国の組織を指導して国と担って出てきた地域の繁栄を生み出すこともできないのではね・・・下関市・長門市は何か素晴らしい恩恵を受けているのかね？

　そう、長門市の有効求人倍率は・・・山口県の雇用情勢（平成２７年１１月分）について萩安定所に含まれるわけですが・・・1.45ですからね。引く手数多・・・下関はなんと1.49ですからね・・・しかし、なぜか下関市立大学では向学心に燃えた学生が20％も留年を希望している・・・素晴らしいね・・・こんなに有効求人倍率が高いのに。下関や萩は景気がよいのだね。アベノミクスは大成功！・・・誰が信じるかね？

　下関市立大学でアンケートを取ると面白いかも？下関での有効求人倍率は1.49で、有効求人倍率が高いのはアベノミクスの成功を意味しているのか？ってね・・・ああ、下関市立大学でアベノミクスの成功について有効求人倍率を中心とした自慢話を偉大なる安倍晋三閣下にしていただくなど素敵じゃないですか！学問への志の高い、留年した学生には腐った卵を持たせて・・・絶対に面白いと思う。何しろ、2014年度卒業者の就職率98.4％を誇る大学ですからね。間違いなく・・・卵が飛ぶね・・・

　ところで、偉大なる安倍晋三閣下は山口県第四区の有権者に対して・・・国民から負託を受けた私たち国会議員は、「どうにかなる」ではいけません。自分たちの手で「どうにかする」。現実を直視し、解決策を示し、そして実行する。その大きな責任があります。・・・というわけですから、さぞかし大きな責任を果たしているのでしょうね。

　多分・・・選挙民から負託を受けた私たち国会議員は、「どうにかなる」で東京暮らしをしています。地域の事は自分たちの手で「どうにかする」。現実を直視し、解決策を示し、そして実行する。その大きな責任が選挙民にはあります。なのではないかとね・・・東京暮らしを付託されているようにしか見えないのだが・・・

　経済成長、少子高齢化、厳しさを増す安全保障環境。この国会に求められていることは、こうした懸案に真正面から「挑戦」する。答えを出すことであります。ああそうなの・・・偉大なる安倍晋三閣下は山口県第四区を、国の中でどのような位置付けにしたいのかね？この地域の関して付託されて国会に立ち、そして、地域の願いや望み、意志などを同じように付託されて国会に立つ多くの議員に付託されて総理大臣をしているのではないのかね？当然、どの議員もそういった選挙民の付託を実現するために来ているはず・・・選挙では持論を披露して、それが認められてこの国会に立っているはず・・・

　これから有権者になる若者は、自分の望みを付託する人間をよく考えて選ばないといけないのだよ・・・何の役にも立たない人間を選んではいけない。という事になるのかね・・・たぶん、選挙民など国会への踏み台としか思っていないのではないかと・・・

　批判だけに明け暮れ、対案を示さず、後は「どうにかなる」。そういう態度は、国民に対して誠に無責任であります。ぜひとも、具体的な政策をぶつけあい、建設的な議論を行おうではありませんか。

　はあ？対案以前に・・・案は出していないのでは？「この道しかない！」・・・この道はどんな道？目標に至る方法論が問題なのだよ。2020年ごろまでに、頑張る！法律を作って金を出す・・・道＝政策を示して、この道を歩め！この道を真面目に歩むための金を出そう！・・・目標は名目GDP600兆円です・・・月末までに甘利に考えさせます。・・・月末までには、甘利君が何とかしてくれるだろう。どうにかなる！みたいな感じでしたからね・・・

　「戦後最大のＧＤＰ６００兆円」、「希望出生率１．８」、「介護離職ゼロ」という３つの明確な「的」を掲げ、新しい「三本の矢」を放ちます。いよいよ「一億総活躍・元年」の幕開けです。

　いずれも、最初から設計図があるような、簡単な課題ではありません。困難は、もとより覚悟の上です。しかし、「未来」は、他人から与えられるものではありません。私たちが、自らの手で、切り拓いていくべきものであります。

　この設計図で行く！選挙民に示して国会に立っているのじゃないのかね？・・・それに設計図を示さなければ、官僚は動けないのだよ・・・国会で方針を定め、方法を検討し、法律＝設計図の原案を作ると、それをもとにして詳細設計図やら実施図が作成され霞が関の

官僚の手で実施に移される・・・これが、議会制民主主義であり、官僚が公僕と言われる所以では？代議士は一人ひとりの国民の期待を担って、代表者として国会にその期待を示し、法律を作り、法律が官僚に命ずるわけだから・・・一人ひとりの国民の願いが代議士を通じて官僚に命じ使役する事になる・・・

　私たち自由民主党と公明党の連立与党は決して逃げません。安定した政治基盤の下、そして、この３年間の大きな実績の上に、いかなる困難な課題にも果敢に「挑戦」してまいります。

　ふ～ん・・・挑戦？なんで、挑戦なのかね・・・胸での叩いて、全ての課題に対する答えはここにあります！じゃないのかね？巨人ゴリアテに対して小さな晋ちゃんは、小石（政策）もなしに、果敢に「挑戦」してまいります。とりあえず、安定したにらみ合いの中では逃げません、3年は頑張ってきましたが・・・私が逃げても、党からまた誰か出ますから安心してください・・・かな？

　日本では、抽象的な政策で当選できるんですね・・・スローガンしかない・・・名目GDP600兆円が欲しいとか・・・これじゃ七夕の短冊じゃないかね？まあ、写真の短冊の「お金」もすごいけど、同列の様に思われるのが情けない・・・

2016.01.24