現在をうろうろ(1506) フルートをアンプに繋ぐには・・・?(7) ああ、届きました・・・例のBarcus-Berry ああ、失敗だね。こいつは買ってはいけない!絶対に買ってはいけないものに分類されると思います。理由は、使いこなしの問題ですね。こいつを使いこなすとなるとかなり大変な事になります。たくさんの人柱が必要になるような・・・そういった際物ですね。私は、すでに指が痛い・・・到着してからおよそ1時間ぐらいですが・・・ 普通のフルートの音のイメージを持って、このピックアップを使うと間違いなくがっかりするものですね。保証します。買ってはいけない・・・というほど、可能性を秘めてはいますが・・・普通のフルートじゃなくなりますね。保証します・・・そう、ちょうど生のクラシックギターとエレキギターほどの違いがありますね。いま、私はこれをどうしたら良いのかを悩んでいるところです・・・ まあ、そんな先の話は先の話で・・・開梱から始めましょう・・・悔恨かも? 左のようなセットですね。アメリカ製にしてはまともな化粧箱・・・なんとなく古臭いですがね。ペラの英語のトリセツ・・・こいつは既に読んでいますが・・・ヘッドコルクの調整が面倒な事は分かっていましたが・・・ そうなんです。ヘッドコルクの削り出しを自分でやらなければならないのは知っていましたが・・・本当にやるとなるとは・・・いまだにヘッドコルクの交換は未経験でしたが、ここでやることになりました・・・ 箱から取り出した状態が右のものですね。ヘッドコルクが・・・かなり太い・・・ご丁寧にサンドペーパーがついている。 このペーパーで細くしてぴったり合うように削り出せという事ですね。すでに、古いやつを計測してありますから・・・こんなに削るのかよ・・・ですね。 コルクをまずは軽くナイフで削って、それからペーパー掛けをして・・・できればもう少し大きなペーパーが良いのに・・・まあ、台の上にペーパーを置いて削り出せなくはないサイズですがね。電動ドリルに噛ませて削るかとか・・・色々と考えましたが大人しく削って磨いて・・・これで、指が痛くなって・・・こん畜生!とやっているわけです。一応はきれいに削り出してぴったりと合わせました・・・途中の写真は・・・収めたので・・・撮れませんでしたが・・・ちゃんと入っていますね。 最新型は、旧型と違って反射板を意識したらしく、金属プレートが反射板の様になっていて、その中央にマイクが収まっていて、薄いプラスチックのシールが張られています。旧型は塗料のようなもので塗り固められていましたね。マイクを通さなくて普通のフルートとして・・・旧型とはちょっと違って、音が・・・普通のフルートらしく聞こえますね。この意味では反射板が金属の方が音の通りが良さそうな気がしますね。 同型のフルートがあるんですが・・・普通のやつとの差が小さくなりましたね。 バッファー・プリアンプ・イコライザーの操作面ですね。こいつはマジックテープでクリップをつけて腰からぶら下げるか、四足をつけて置いておくかの選択ができますが・・・一応、足などは付けずにおくことにしました・・・9Vの電池で動くようですね。 スイッチはありませんが、出力側の端子がスイッチになっているやつなのでしょう。使わない時は出力側の端子を抜いておくこと・・・これが重要ですね。 一応、ふたも開けてみました。4本の+のネジを外して・・・ 右の写真のような構成ですね。普通のオペアンプ1個による標準的な回路構成のようですね。006Pの電池が収まっていました。 蓋をして・・・早速音出しをすると・・・一応、ちゃんと音が出ますが・・・低域のふくらみがほとんど感じられない・・・メカニカルノイズは殆どなし、キー・パーカッションはOKですから・・・なかなか面白い・・・ この状態では・・・これを買ってはいけない!と思いますね。私は、これを人に勧める気はありません。多くの人はこの時点でがっかりしますからね。だって、音に色気が無い・・・ 高域は良い感じ、低域は・・・芳しくないですね。高域を落として低域を上げれば多少は良くなりますが・・・とか、言いつつだんだん、こいつの出す音に慣れてきていますね・・・つまり、フルートらしくない・・・というか・・・大きな音の出るフルート・・・こりゃギター用のエフェクターを使って遊ぶのが良いぞ・・・という感じですかね。狭い部屋で遊ぶものではないような気がしますね。 ああ・・・とんでもないものを買い込んだような気がしますね・・・フルートの形をした電子楽器に近いような使い方になりそうな?こりゃ、音を作ることを考えないといけないような・・・従って、エフェクターを駆使して遊ぶつもりが無ければ、こいつは買ってはいけないという事になりますね。逆に、フルートの音をエフェクターでいじるとなるとこのシステムは必須になる・・・それでなければ音の良いホール・・・ 外見的には左のような感じですね。ケーブルの取り回しはもう少し工夫の余地があるとは思いますが・・・これで問題は特にないようですね。重心位置は・・・ほぼ本来の位置になっています。 ケーブルが太いのがちょっとね・・・ エフェクターの9Vの電源が・・・どこかにあるはずなのだが・・・こりゃしばらくはこいつで遊べそうな感じですが・・・PCをエフェクター代わりに使う手もあるし・・・メインシステム用にはこれで良いとして・・・PC用のシステムに・・・フルートの自然な音の否定を行う事になるのかな?何だか、ちょっと面白そう! この商品は、私は人には勧められない・・・まず、コルクを削って入れなければならないから、一般的なフルートユーザーにはこのこと自体の敷居が高すぎる。これをクリアーしても、普通のフルートの音とは異質な音が出るからこの部分でもがっかりするはず。空間の音を拾うのではなく、まさにピックアップですね。ちょうど生ギターとエレキギターの違い・・・エフェクターや特殊なレコーディング技術を使うか、天井の高い響きの良いホールで使うとか・・・音場を別に考えなければならなくなる・・・この部分についての可能性があるが・・・普通ではない・・・という事ですね。 あとは、面白いが・・・ほとんど日本では誰も使っていないような感じなので、際物を保有している者としては・・・あまり、普及されても困るかな・・・まあ、世界的にもあまり利用者はいないような感じ・・・ 本気で、エフェクターを沢山並べて遊ぶのなら、プリアンプ付きでなくても良いと思いますね。70ドルだから送料込みで1万円ぐらいだから・・・Amazon.com Barcus Berry 6100 Electret Microphone with 3000 AE Pre-Amplifier Musical Instruments Amazon.com Barcus Berry 6100M Electret Microphone Musical Instruments まあ、コルクをいじることを考えると、日本では流行らないね・・・楽器屋の修理部門で扱わない限りは・・・そう、日本でのフルートの調整などは専門家任せだから、基本的に修理部門を持つ楽器屋が主導で販売しない限りは無理ですね・・・普及の土壌が無い・・・ そして、私は別にこのシステムの伝道者になるつもりはない・・・面倒だから・・・ロックなフルート最高!ってなれればね・・・ジャズに特化するのも良いか・・・ あ・・・そういえば・・・USBのマイクケーブルも持っていたんだ・・・と、また良からぬことを考え始めていますね・・・困ったものだ・・・ 2016.01.17 |
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