偉大なる安倍晋三閣下の年頭記者会見・・・？(2)

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　偉大なる安倍晋三閣下の年頭記者会見・・・？(2)

　官邸のテキスト版が出るまでのつなぎで・・・【安倍首相年頭会見詳報（上）】「１億総活躍の木を植える挑戦始めたい」「子や孫の世代に平和な日本を引き渡していく」（1-5ページ） - 産経ニュース　こちらを使っていますが、年頭所感と代わり映えしないような？記者連中は年頭所感をチェックしていないという事か？何で同じことを繰り返すのかね？年末の講演では示さなかった道筋についても今のところないし・・・？

　「『もはや戦後ではない』。ちょうど６０年前、本年と同じ丙申の年。経済白書は日本経済の焼け野原からの回復による成長が終わったことを、こう表現しました。そして、新しい国造りに出発すべきだと訴えました。私たちもこの３年間、経済最優先で取り組んできました。まだまだ道半ばではありますが、もはやデフレでないという状況を作り出すことができました」

　はあ？新しい国づくりね・・・経済最優先？どこが良くなったのかね？大好きなデフレともお別れか・・・お金を休ませ、日々我慢をするとお金の購買力が増し、物の値段が安くなる素敵な日々・・・ああ、株価が下がるね。-3％を超えたよ？デフレではなく・・・急激な貨幣価値の下落が起こっただけじゃん・・・経済が拡大しない中で、金融緩和を行ったから金余り・・・株式市場が吸収しているが・・・さあ、どうなる？

　「『挑戦の終わりは新たな挑戦の始まり』。これは小説『下町ロケット』の主人公の言葉です。あの小さな町工場はロケット部品から医療機器へ、次々と挑戦を続けています。ものづくり大国日本を作り上げたのは、こうした中小小規模企業であります」

　まったく、こちらも日々挑戦をしていますよ・・・安価な食品のよりおいしい食べ方、毎日がチャレンジの日々ですね。調味料は塩だけでOKになる方法とか・・・日々研鑽・・・脱お魚、脱お肉・・・ちゃんと、厨房は物づくりの伝統を受け継いでいますね。たまにはケーキが食いたいね・・・まあ、ケーキも基本は小麦粉と卵と牛乳と砂糖・・・基本の食材・・・手間の問題ですね。

　「一方、東京オリンピックの成功、高度経済成長、挑戦を決して諦めなかった先人たちが、豊かな日本を築き、私たちへと引き継いでくれました。４年後には東京で再び、オリンピック、パラリンピックが開催されます。これを必ずや成功させる、さらに私たちはその先をしっかりと見据えながら、本年、新しい国造りへの新しい挑戦を始める、そんな年にしたいと思います」

　東京オリンピックの成功、高度経済成長などは過去の話じゃん、原状は、そして未来は・・・昨年末の内外情勢調査会で、鬼の笑うような話は避けると言ったが・・・道は示されるのかね？それを気にして読んでいるのだが・・・2020年の東京オリンピックで豊かになれるのか？かなり疑問だし・・・間に合うのかね？

　「新興国経済の勢いに陰りが見え始め、世界経済は不透明感を増しています。世界は今、持続的な成長への道を模索しています。５月の伊勢志摩サミットは主要国のリーダーたちとともに世界経済の未来に挑戦する大きなきっかけにしたいと考えています」

　ちゃんと、議事進行ができるのかね？2015年のサミットみたいに順番を飛ばされて20分も黙っているような事はできないのだからね。世界最高の論客の中で・・・まあ、事前に根回しへ行くという報道は見ましたが・・・サミットの目的と異なりますからね・・・別に議長を立てるか？それとも、腹痛で入院か？偉大なる安倍晋三閣下は観光を考えていたが・・・伊勢神宮へ連れて行こうとか・・・？

　「国内においては少子高齢化という長年の懸案に真っ正面から挑戦する。戦後最大のＧＤＰ６００兆円、希望出生率１・８、介護離職ゼロという大きな目標を掲げ、この３つの的に向かって新しい３本の矢を放つ１億総活躍への挑戦を始めます」

　新しい3本の矢は無理じゃねえか？すでに、株価に暗雲が・・・630円余り安くなっている・・・前回の3本の矢を束ねて第一の矢とするみたいですが、前回の不完全な第三の矢を完成させないことには束ねられない・・・前提が変なんでね。これでは、あまり納得できる人は少ないのでは？借金取りの撃退には根拠が薄すぎますね。

　「さっそく、歳出規模３・５兆円の補正予算によってロケットスタートを切ります。本日から始まる通常国会はまさに未来へ挑戦する国会であります。内政においても外交においても本年は挑戦、挑戦、そして挑戦あるのみ。未来へと果敢に挑戦する１年とする、その決意であります」

　凄いね。どこから3.5兆円をかき集めてきたのやら？経済の闇の中に打ち上げられる1発の花火かね・・・一瞬、闇を照らし消えていく・・・きれいな消え方をするのでしょうね。一瞬の陶酔感・・・そんなところですかね。しかし、どんな具合にばらまくのか？束で使えばかなりのことができますが・・・束にして使うとは思えませんからね。

　「３００年前の丙申の年。暴れん坊将軍として皆さんもご存じの徳川吉宗が８代将軍となりました。財政の立て直しを始め、さまざまな改革に挑戦した将軍として有名でありますが、それだけではありません。江戸の各地に桜の苗木を植えました。幕府では反対の声もあったそうです。しかし、将来花が咲くようになれば、貧しい村々にも人々が集まり豊かになるに違いない、その信念のもとに、未来への投資を行った。苗木を植える挑戦を続けたそうであります」

　何で、暴れん坊将軍かね？ドラマかよ・・・ふむ、飛鳥山の整備ですね・・・人心の安定のための娯楽施設、近頃では北朝鮮でも盛んに整備していますね。飛鳥山界隈は面白いね、さくら新道・柳小路・・・青線地帯？・・・そして、隅田川堤ですね。ここにも桜を植えて・・・人が集まり踏み固めてくれることを期待して・・・良い金の使い方だね、いくつかの目的をもって行われる政策、無駄に金を使うものではない。

　まさか、庶民への娯楽を生み出すことで政権の安定を図るのか？まさか、新国立競技場ではライオンと人の戦いとか見られるようになるのか？貧しい下関にも何か植えるのかね？それも無さそうだから心配なんだよ・・・政府の計画がまるで無いじゃん・・・

　未来の夢は何一つ語られていないような？江戸の話をしても何か意味があるのかね？岸・佐藤・安倍幕府で、総理大臣は将軍みたいなものだと言いたいのかね？

　「そのおかげで、３００年後の私たちも花見ができる。春になれば桜の名所は人でいっぱいになります。昨年、岩手を訪れた際、津波の被害を受けた沿岸部に桜の苗木を植える活動を行っている若者たちと出合いました。苗木はすぐには花をつけません。しかし、その努力を続けることで数年先には花をつけ、１０年後、２０年先も人々が満開の花の下に集い、津波の教訓を語り継いでいってくれることでありましょう」

　はあ？政府の計画は？庶民は、それなりに頑張ってるのさ・・・自分たちの街を復興させるために・・・下関の繁栄の望みや夢を託されて衆議院議員として国会に・・・しかし、下関は閑古鳥が群れをなしているような状況下ではないのかね？下関界隈の有効求人倍率は？求人も求職者もどちらも順調に減っているようですが・・・現状では求職者の減少の方が小さいようですが。気のせいかな？桜の花で頑張った人たちの話をしても、御自らの政策がそのようなものでなければ意味がない・・・ロケットスタートも良いですが・・・どこへ飛ばすの？どんな花を咲かせたいの？そういった目的や、そこへ至る道が何一つ示されていないわけですからね。だから・・・経済の闇を一瞬照らす3.5兆円の花火かと心配になるわけです。経済の闇の中にともる炎、まだ小さいがやがて、闇を切り裂き、広く照らすことになる炎というわけでもなさそうですからね。まさか、戦争への導火線に火をつけるための小さな炎？

　それとも、大赤字のロケット産業に・・・企業を助けるために投じる金かね？

2016.01.05