現在をうろうろ(1471)
日本貧窮者経済新聞
 偉大なる安倍晋三閣下の平成28年年頭所感は・・・?(2)

 未来が見えないような話しかしない偉大なる安倍晋三閣下・・・平成28年1月1日 安倍内閣総理大臣 平成28年 年頭所感 平成28年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ どうも、明るい未来像が見えないのだが・・・困ったものだ・・・なんとなく、政府関係者の演説原稿の出所は、数名が書いているみたいな感じですね・・・一貫性があるというか、言葉の並びの関係がね・・・まさか副業でマルチ商法の弁士の原稿も書いているとか?

 本年、新たな挑戦が始まります。
 「少子高齢化」という構造的な課題に、真正面から、立ち向かう。「一億総活躍」社会への挑戦です。
 半世紀前、初めて、日本の人口が一億人を超えました。高度成長の真っただ中で、頑張った人が報われる、今日よりも明日はもっと豊かになる。その実感があった時代です。


 正面から立ち向かう?だって、今までは真正面からの取り組みじゃあなかったのか?どうせ、金を出せるように法律を作るとかそういった物ですからね。そもそも、子供のいない家に誰が帰るための努力をするのか?簡単な話ですね・・・家というのは子供という未来を育む揺りかごだから、大人がそのために戻る場所ですからね。爺婆だって、子供がいればこそ出かける・・・もしくは母親が出向くことで子供のいる場所がその中心になる・・・単純な話です。しかし、偉大なる安倍晋三閣下の政策では、賃仕事が優先されるから、賃仕事の邪魔になる子供は託児所という収容所へ行く事になる・・・家の機能が失われる中では・・・補助金など意味を持たないという事ですかね?

 まあ、多少の違いはあるかもしれないですが・・・基本的、一億総賃仕事社会になり、子供は託児所政策が推進されるから・・・家の機能は帰る場所ではなく、寝に行く所という位置づけになる・・・私も、仕事に出かけるのが面倒で、安宿暮らしをしたこともありますが・・・寝に行く場所という位置付けにしかなりませんでしたからね・・・家族が居なければ、自宅は頑張って帰る場所ではないとの認識・・・単なる住所地。今は完全にそうかな・・・自宅=住所地へは週に2回ぐらいは帰りますけどね。遊び場を転々としているという感じかな?

 爺さんになりたての友人は・・・娘が孫を自宅に頻繁に連れてくるから・・・まだ現役世代で、仕事以外の日は家に引きこもりですね・・・未来を担うものがいる場所が本拠になる。そして、人は誘惑に負けることなく強く生きることができる・・・未来の希望が家にいるのだから・・・今友人は未来のために隠居所探しを始めていますね。仕方ないな、競売物件でも手伝うかな・・・なんてね。さて・・・もっとの大切な子供が自宅にいないような状態を生み出すのでは、まともな政策に見えないのですが・・・鳥は何のために巣作りをするのか?自明ですね・・・

 高度成長時代は・・・単純に戦争の闇が払拭された時代ですね・・・そして、生活に金のかかる時代の到来・・・生活のために共働き・・・これとともに出生率が低下していきますね・・・あの頃には将来の夢があった・・・そして、子供が託児所に預けられるようになる・・・その前段階が鍵っ子ですかね。鍵っ子の低年齢化・・・それに続く託児所・・・非正規雇用の増加・・・巣作りに精を出さない親の下で育った子供はどうなるか・・・自宅を手に入れるためのローンの頭金の問題もあるし・・・計算高くなった人たち・・・未来に夢を失った人たち・・・という事かと思いますが・・・

 高度経済成長で、実質的に田舎と呼べる場所を捨てた人たち・・・高度成長の真っただ中で、頑張った人が報われる、と信じて、家よりも仕事を優先した人たち・・・私は、その子ですからね・・・家のローンを払うのが大変な時代ですからね・・・今となっては家の夢は遠く儚いものになっている・・・都市部で自宅を持つことはなかなか難しい・・・マスオさん・・・婿養子状態の旧姓を名乗る旦那・・・旦那と言えども・・・現役の旦那の下にいる・・・マスオさん現象は日本ではよく見かけますがね・・・話題になったのは1990年になろうとする頃かな?

 私が就職したのが昭和の末ですから・・・バブル前の真っ最中かね?それでも、就職はかなり厳しかったね・・・まあ、就職活動もしないで3月に履歴書を出して、筆記試験を通って、面接・模擬授業で・・・筆記試験は3フロアー使っていたから380人ぐらい受けたのかな?採用の顔合わせ昼食会では17名でしたからね・・・手抜き就職活動でしたからね。

 バブル崩壊・・・終焉はいつかね?輸入品が安くなった時期にはバブル崩壊の影響は小さくなった気がしますね。突如電化製品が安くなった・・・多分、電化製品やPCの価格が急激に下がり出した時には、給与は上がらないが、デフレのおかげでかなり楽になった気がしますね・・・不動産の価格は相変わらず高くて・・・投げ売り状態ではなかった気がしますね。

 多分・・・バブル崩壊の終焉ってのは、1995年ぐらいには事実上崩壊を感じなくなってきたような?PCが低廉になり、DVDが出て、LDの価格が下がり、LPは終わりCDが主流へと・・・マイコン制御の機材の価格が下がり、高度な制御が安価に可能になった・・・オートフォーカス一眼レフが主流になりつつある頃か?

 並行輸入商品が大量に入ってきましたからね・・・関税が安くなって・・・舶来ウィスキーの値段が安くなって・・・

 だから・・・円貨の購買力が増していくので、別に失われた20年なんって考えなかったような気がしますね。実際には、この震災以降が厳しさを増している気がしますね。円貨の購買力の低下がひどすぎる。だから、第一次アベノミクスの第三の矢が飛ばなかったことで、アベノミクスは失敗、産業振興策があったような気がしないのでね・・・今年は去年よりも豊かになるという実感がまるでないのでね・・・何しろ、年末にクリスマスや正月の気配が無かったのでね。夢の無い世の中になりつつあるのではないかと・・・失われた20年と叫び過ぎじゃないかね?今の方が酷い気がする・・・

 半世紀後の未来でも、人口一億人を維持する。お年寄りも若者も、女性も男性も、一度失敗を経験した人も、難病や障害のある方も、誰もが、もう一歩前に踏み出すことができる。「一億総活躍」の社会を創り上げることは、今を生きる私たちの、次世代に対する責任です。

 だから、賃仕事には夢が無いのだよ・・・正規労働者になって朝から夕方まで働いて、趣味の時間なんか持てる人は少ないのだよ・・・疲れ切って帰ってきて飲んで飯を食い風呂に入るというルーチンだけで余計な時間は無いのだよ・・・私はソフィストでしたから・・・知識の切り売りをして生計を立てていて・・・面談もしましたから・・・お父さんのようになってもらいたくない・・・稼げるお父さんは高学歴であると考えているようでしたね。

 生活のために、支出を切り詰め、塾に通わせ、マンション購入でローンの支払い・・・お父さん一人では支えられない・・・共働き・・・家が家庭生活の場ではなく、寝に帰る場所だけになっている・・・たぶんね。そんな感じ・・・高学歴を求めたが・・・残念ながら、高学歴でも大きな給料は得られない社会の到来・・・ある意味、高等教育を受けた人間の人余りでしょうね。

 高等教育を受け、会社ではそこそこやってきて・・・定年退職・・・社会で役に立つ技術は?という事ですね。組織の中だけで役に立つ技能、役職に就いているから役立っていた技能・・・その枠組みから外れると無力な人間の山を生み出しているようですからね。逆に言えば・・・仕事の段取りができる人間は役に立つから、簡単には退職できない社会かな?そんな感じですね・・・

 近頃、生活を楽しんでいる人がどのくらいいるのだろうか?家の中にいて家族に囲まれて楽しいと感じている人がどのくらいいるのだろうか・・・わたしは、家族を持っても家族に楽しみを与えられそうもないので・・・家族を持つことを諦めましたが・・・両親も死に・・・経済的な自由度もそこそこ、貧乏ですが自由ですね。

 未来を担う子供の揺りかごである家庭を・・・賃仕事で壊しているのに・・・金のために皆が働かなければならない・・・亭主元気で留守がいい・・・それが、限界だった・・・限界を超えて、だれもいない家になってしまった・・・という事ですかね。家を出て稼ぐのが1人なら家庭は・・・未来を担う子供の揺りかごとしての家は成立していたが・・・今や、それができずに、空の家になった・・・

 空の家には未来は無い・・・自明・・・どうやら、人が常に誰かいる家庭というものを否定して、「一億総活躍社会」=「一億総賃仕事社会」を作り出し、未来を育むはずの家を空っぽにしたら?そこには・・・次の世代を否定することになると思うのだが?・・・人口一億人を維持することは、不可能・・・偉大なる安倍晋三閣下の政策は、未来を否定する政策だからね・・・ただ、かなりの無理をしての子供の生産って方法もあると思うが・・・社会の変容・・・可能性のあるモデルはいくつかあるけどね・・・ただ・・・馬鹿らしくなるね。

2016.01.03

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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