現在をうろうろ(1445)
日本貧窮者経済新聞
 2本のムラマツフルート、スタンダードと初代ハンドメイドらしきもの

 フルートって、不思議な楽器です・・・1本1本の個性が強いというのか?ムラマツの音は好きだけど、なんとなく面白みに欠けるそんな気がしてね・・・昔の総銀のスタンダードは良い楽器で安定して音が出るが・・・なんだか面白みがない、イタリアやフランスのフルートと持ち替えて遊んでいるとね。悪くは無いのですが・・・音も良いですが・・・そうだな。良く相手はしてくれるけれど、遊んでくれないという感じですかね。コンスタントに良い音を出してくれるが、時々ハッとするような音が出てくれない・・・

 イタリアやフランスのフルートが、細くて大したことのない音、ありふれたフルートの音がするが・・・時々、ハッとするような音を出してくれるんでね。一般に、ばっちりビブラートをかけてやると音の雰囲気がパッて変わってあれ?なんって思うんでね・・・ムラマツは、低音の倍音成分が多いから落ち着いた良い音を出してくれるんですが・・・やんちゃなフルートの方が面白くて・・・でも、ムラマツと持ち替えて遊んでいると・・・どこが違うのか?なんって・・・結構長い時間吹いて遊んでたりしますね。その意味では、個性の違うフルートたちは面白いですね。

 近頃、ムラマツで常時出ているのが左の2本ですね。上はスタンダード・下はかなり古いムラマツで・・・年代不明・・・巻管なんで初代のハンドメイドっぽいんですね。

 スタンダードは優等生なので、良く相手はしてくれて、良い音を出してくれます。古いムラマツは・・・音は良いですね。そして、時々ハッとするような音を出してくれます。イタリアやフランスのフルートに通じるちょっと細めの音かな・・・スタンダードより明るい感じの・・・写真でもわかるように、歌口が少し傾いて切られているのがわかると思いますが・・・

 こんなものを見ると・・・尺八ではないですが、横ユリなどをやりたくなるのがね。まあ、フルートでも尺八の奏法のメリ・カリなどは有効ですからね・・・こんなことをして、音遊びをしていると、あっという間に時間が経ってしまうわけです。

 どうやら、こういった遊びがしやすいのが、歌口の形状が丸いやつのような感じですね。同じ1本のフルートばかり吹いていては、こういった楽しみがないというわけでね・・・別に人に聞かせるわけじゃないですから、テキトーに遊んでいるというわけです。

 この、古いムラマツは、樽の部分にK.MURAMATSU 1952 と刻印されているだけのものですね。右の写真の右のやつです。巻管だし・・・年号としてもかなり古いし、シリアルナンバーだとすれば凄く古いもののようですが、初代の手の物でしょうね。

 古いムラマツはオークションでの評価が低いので、あと何本か手に入れようかなんってね。日本のフルートの発達史のようなものですから・・・年代による音の違いなども気になりますからね。

 私の所のスタンダードはかなりの珍品で・・・と勝手に思っていますが・・・

 左の写真のように、オフセットのリングキイで、しかもEメカ付き・・・普通、この手のオプションの組み合わせはムラマツのではあまり見かけないような気がしますがね・・・気のせいかね?

 Eメカだけでかなりの値段のオプションですからね。まあ、吹きやすくて良いのですがね・・・現行機種のDSにEメカを付けると+65000円ですからね・・・これだけでフルートが何本買える・・・?なんって考えちゃいますからね。まあ、高価なフルート・・・それなりに良いですけどね・・・やはり、このフルートしかない!なんって叫ぶより、何本も並べて適当に手に取って、テキトーに吹いて音を楽しむのが良いのかな?なんてね。

 安物フルートだって、それなりに良く鳴ってくれますからね・・・まあ、ムラマツってブランド品ですから、古くても、それなりの音がきちんと出てくれればね・・・しかし、こんな遊びができるのもある程度技術基盤の問題ですね。フルートのタンポ交換、調整・・・その他消耗品の交換など・・・半田付けとかも、普通はしないですが、一応、彫金とか時計いじりとか手工芸的な物をやっていたことがあるので、気軽に分解していい加減に音が出るぐらいまでの修復をやっていますが・・・近頃買い込むフルートは3000円ぐらいのもので、しかも音が出ないとか・・・フルートの形をした金属の塊のようなものですからね・・・余計な技術が身に付きますね・・・

 修理に出したら・・・恐ろしい請求書が来そうなものばかり・・・何しろ、タンポ交換1個2000円とかで、全交換どころかオーバーホール・・・とても、数千円のフルートには無理ですからね・・・たとえ、元が高価でも・・・気分の問題ですね。

 ただ、前回の100年ぐらい前のフルートや、今回の、スタンダードで40年ほど前、50年以上前のフルートでも現役復帰を果たしていますからね・・・フルートの寿命は、それなりの手入れをすれば・・・非常に長いという事ですね。持ち主があきらめた時に引退することになるという事ですね。

2015.12.26

  

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