一億総活躍国民会議は何なのやら・・・？さらに続く

現在をうろうろ（1420）

　一億総活躍国民会議は何なのやら・・・？さらに続く

　読み進めるにつれて・・・一億総活躍国民会議の中身はなんだか希薄化していくような？気のせいかね・・・総論から各論へ入っているような感じだけれども、何一つ具体的なものは無く・・・形式的に並んでいるだけのような気がしますが・・・

○観光分野の目標の設定に向けて早期の検討を行うとともに、宿泊施設、交通アクセス、旅客受入体制、地方誘客等の制約要因の解消に向け、官民ファンドの活用等を通じ、取組を進める。また、観光産業の生産性向上に向けた取組を進める。

　なんだかね？目標設定に向けて・・・地方誘客の制約が問題じゃないかね？観光資源が存在しないという・・・日本中たくさんの温泉がありますが・・・美しい自然もありますが・・・あるがままの自然ではね。まあ。あるがままの自然を楽しみたい人もいますが・・・日本中の風景はあまり大差がない・・・ご利益を求めての巡礼の旅か・・・しかし、価値観を共有しない人間には無理・無駄・・・

　下関に誘客するとなると、目玉は何？1週間の滞在に耐えられる観光資源は？この時点で、誘客の制約が大きいことがわかるが・・・例えば、国の計画として・・・医療観光をターゲットにするとか掲げて、それに対して温泉地と高度医療を結びつけるためのプランをとか、具体的な旗振りをしなければ無理じゃん・・・地方ができる事は、良い温泉がある、一応交通の便も国際空港いから1時間半、風光明媚、大きな医療施設を誘致できる平地もあるし・・・地域はやる気・・・ここまでですからね。国立の高度医療施設の誘致合戦ならやりようがあるが、そういった物がないから、地方の単なる願望で終わってしまう・・・ああ、これも無理・・・あれだって、手に負えない・・・官民ファンド・・・こんなもの犬にでも呉れてやれ・・・プランが無いもの・・・プランに金を出すわけだから、民間だけではできないことを、国がかかわることで実現するわけですからね。

　再び、中身のない空っぽの美しい言葉・・・頑張れ～応援するぞ～

　しかし、金持ちを納得させる医療と、宿泊施設の整備は大変だね・・・まあ、その看板が作れれば・・・自炊を中心とした湯治客層だって作り出せるけどね・・・金持ちを満足させる健康のための静かで高度医療までも付属する場所・・・日本のリゾートプランでは難しいね・・・どうせ、貧乏くさいのを作ることになる・・・観光は満足を買いに来るわけですからね。長期滞在が可能な観光地は？多分、東京・大阪・京都ぐらいしか無いのでは？円安が終われば・・・観光も終わるのではないかと・・・

　なんだか、読み進んできて・・・国が国の役割を放棄しているだけではないかと・・・なんとなくね。国の計画は、軍拡しかないのか？

○誰でもどこでもつながる IT 環境の実現を推進する。地方自治体において IT戦略を推進する人材（CIO 等）の育成等を支援し、IT を活用した業務改革や民間における新たな事業展開を推進する。

　はあ？これって何？ふと、ITって・・・この文脈では・・・誰でもどこでもつながるその環境の実現を推進する。地方自治体において、その戦略を推進する人材（CIO 等）の育成等を支援し、それを活用した業務改革や民間における新たな事業展開を推進する。

　まさかね？ITってのは、どう使うかが問題であって、使い方を考えることに主眼があるはずですからね。使い方がわからない「それ」を活用しろ！推進しろ！・・・ああ、偉大なる安倍晋三閣下の「この」みたいだね・・・この道しかない！・・・「この」の意味内容がわたしにはいまだに分からない・・・ITって代名詞かね？インフォメーション・テクノロジーですから・・・広く知らしめるための技術で・・・伝えるべき内容を持たない人には何の役にも立たないもの・・・手段ですからね。

　ああ・・・IT　それって何かね？・・・なかなか難しい・・・

　ITによって何を実現するのかの問題ですね。私だと、とりあえずインターネットが無いと困ることがいっぱいあって・・・ネット機材とPCと記憶装置類がないと、遊べない・・・日々映画を収集したり、音楽を収集したり、楽譜を作ったり・・・注文したり・・・考えたり、知らないことを調べたり・・・時には発信したり・・・まあ、後でリアル店舗へ卵を買いに行かなければ・・・完全にネット依存型の生活になっていますね。ネットでできる事はネットで・・・安上がりならばね。つまり、安価に生きるための1つの選択肢・・・本当はリアル店舗に行きたいが・・・近くにはセブンイレブンとコメリとウエルシアぐらいしか無いのでね。PCショップまで15ｋｍ・・・秋葉原など遥か彼方・・・ITを活用するしかない・・・で？何がしたいの？したいことがわからない人はITを利用できないのですがね・・・しかし、世界の裏側からも物を取り寄せられる時代ですからね・・・さて、続きは・・・

○攻めの農林水産業の構築に向けて、農地集約を加速（農地中間管理機構の取組の見える化、農地税制等の活用）するとともに、農林水産業の輸出産業化・６次産業化に向けた取組等を支援する。

　ああ、これか・・・攻めの農林水産業ね・・・農林水産業に攻めの部分はあるのかね？攻めの部分は・・・日本だと農協や商社が行う部分のような気がするが・・・農林水産業者の攻めは・・・当然、増産ですからね。増産するな・・・値崩れが起こるから・・・この政策で価格維持を図ってきたのに・・・増産を強く求めているわけでもないし・・・農林水産業の輸出産業化は、明らかに国としての明確な戦略が必要ですが・・・国の明確な戦略が示されているとは思えないのだが・・・６次産業化は、農家の行う零細なものでは無理じゃん・・・ある程度の規模でなければ利益率の向上は無いですからね。支援するではなく、具体的な国としての政策を立案しなければならないのでは？

　まあ、無理かね？産業化するためには・・・修道院でも誘致したら？なんてね・・・観光とブランドとしての輸出が可能になるかもね。6次化のコアになる運営主体ってのがね。それが問題ですね・・・それなりに地域で尊敬される団体で生産資本・人的資本があることが必要ですからね・・・ヨーロッパの産業革命以前の地域産業のコアになっていたのが修道院でしたからね・・・日本だって、寺院が油や紙・墨・ろうそく・香・・・仏像などの寺で必要なものを中心とした文化的な高付加価値商品を作っていましたからね。地域の文化のコアが失われつつある今ではなかなか困難かもしれない・・・地方文化が失われつつある中ではね。当然、文化に根差した観光資源も・・・形骸化していく・・・次は何かね？

2015.12.15