現在をうろうろ(1401)
日本貧窮者経済新聞
 中国が関心を持っている国は・・・?(2)

 さて、前回の続きですね・・・トルコをチェックしていたはずなのに、なぜかカリブ海諸国へと飛んでしまいましたが・・・中国恐るべしという感じですがね・・・上手くやっている・・・我が国の大名行列が好きで国益を叫ぶだけの政治屋とは随分と違うね・・・中国とトルコの関係が日本で気にされている記事ってのが・・・ちょっと古いですが・・・世界で指折りの親日国 トルコも中国の影響下へ  WEDGE Infinity(ウェッジ) ふむ、トルコって世界屈指の親日国なのか?ちっとも知らなかった・・・そもそも、トルコが親日なのは何故?これすら私は知らないのでね・・・ケマル・パシャの日本びいきは知っていますが・・・単に、隣国ロシアに抵抗しうる国というだけだと思うのだが・・・ロシアの反対側で騒いでくれれば、対トルコをロシアが暫し忘れてくれて、その間に国力を充実させる目的だったのではないかと思うのだが・・・

 ちょうど、中国包囲網で中央アジア辺りで騒ぐ偉大なる安倍晋三閣下の政策と大差はないような気がするが・・・所詮は、隣国じゃないから・・・そして、当時起こったエルトゥールル号の遭難が日本・トルコで政治的に扱われたから・・・そんな所じゃないかね?

 だって、トルコに関しての明治時代以降の交流の歴史を私は知らないから・・・トルコが親日国家と言われても私には・・・?よくわからないだけなんですがね・・・トルコ製のパスタなどはちょっと前は常食でしたが・・・トルコの安い農産品がもっと日本に入ってくるとありがたい・・・貧乏なんでね。

 さて、先ほどあげた記事なんですが・・・かなり、悲観的ですね。2010年の段階での話ですが・・・どうやら、2010年9月に、中国のSU−27とMIG−29戦闘機がパキスタン上空を飛行、イランで燃料を補給したのちに、トルコ領内でのトルコ空軍との共同演習を行ったというわけですね。中国空軍機がNATO領内にまで展開できる外交的な事を含む能力を有するという事ですね。

 それから、ミサイル防衛システムに関しては・・・対抗馬となる米のPAC-3、ロシアのS-300、仏伊のユーロサムのAster-30に対して、HQ-9ミサイルを売り込もうとしている・・・という事のようですね。

 トルコの軍備はどうなるのかね?NATO軍も中国の装備を持つようになるという事なのか?少なくとも一帯一路という中国の政策の中では重要な位置を占めることになる・・・基本的には、中国は交易路を開くことに関心がある。開かれた交易路が大きな富と栄光を運ぶ事は間違いないような気がしますからね。

 で・・・最初の記事親日国トルコも中国の影響下へ・・・では、2010年の話を・・・

 10月初旬トルコの首都アンカラを訪れた中国の温家宝首相が、エルドアン・トルコ首相と何本もの覚書を交わし、「戦略的関係」の樹立を宣したのと相前後した動きだ。

 覚書の内容は、通信・交通という国家の死命に関わるインフラ建設での協力から、シルクロード鉄道事業の共同研究、さらに昨今中国が西側の「弱い環」を取り込む際定番となった感がある決済同盟の約束も含む。

 こんな風に評価していますね。ふむ、通信・交通という国家の死命に関わるインフラ建設・・・日本は、政府が強い指導力をこのあたりに発揮しているとは思えないのだが・・・道路を作るだけではだめだと思うが・・・交通インフラの役割に関しての旗振りをしないとまずい・・・中国をはじめとする大陸での交通システムは明らかに役割を持たされ、分担されていますからね・・・日本の鉄道は人の近距離・遠距離輸送へ特化してきていますからね・・・遠距離物流、高速貨物鉄道が問題だと思うのだが・・・

 ただ、日本国内での長距離鉄道輸送は・・・大陸国での中・近距離貨物輸送になってしまう。荷役の効率化を図らないとトラックと重なってしまう部分が大きすぎるのが難点ですね。結局は貨物列車の編成の問題とコンテナ輸送を行う場合にコンテナの積み下ろしの効率化ですね・・・積み下ろしの効率化に関しては、中国はコンテナ埠頭のガントリークレーンを貨物駅に持ち込んでいますからね・・・こいつで対応に、コンテナタグとGPSでの荷役管理システムなどを構築すれば良いでしょうね・・・

 鉄道とトラック輸送の接点の問題は、すでに中国が解決済み・・・27°55'46.0N 120°34'01.7E - Google マップ 多分、ここが最新の鉄道・トラックターミナルなのではないかと思いますからね。・・・国土交通省の役人はこういった場所の視察に行っているのかな?

 確かに、この手の貨物駅を作ると凄いでしょうね。ただ、併設されている貨物列車を編成するスペースと、ここでの手間の問題ですね。解決手段は・・・宇宙技術の利用・・・走行中の列車のドッキング及び切り離しができるか、ドッキングしなくても追従運行の自動化・・・列車間距離ゼロでの運行が可能なシステムなら・・・200m編成の貨物列車の超過密運行を実現できるのではないかと・・・平均時速150kmを達成できれば・・・これは凄い技術になると思いますね。何しろ、中国の国際列車は、トータルで時速15ノット程度になるわけですから・・・走行中に編成を変更することができる技術があれば・・・単に切り離して、勝手に貨物の引き込み線に入ってくれるだけでも全然違いますね・・・

 自動車の自動運転の半自動的な 追従走行等よりもはるかに実現は楽だと思いますがね・・・何しろ、列車は道を外れた運行はできないのですから・・・貨物を中心に走らせるとなると・・・架線は使いにくいですから・・・第三軌条・・・高速化が困難ですね・・・そういった技術的な問題点を解決した方がおもしろそうだと思いますがね。

 ただね・・・鉄道の完全自動運転はそれほど困難ではないが・・・行われていない・・・理由は何ですかね?やはり、予測不能な人間の動きに対しての責任の問題ではないかと・・・空港構内での軌道から完全に人間を排除しての運行なら完全自動運転を行っていますが、それ以外では普及していない・・・道からそれたりしない、運行管理も行われている・・・しかし、完全自動化されずに未だに鉄道は運転手を乗せて走っているのに・・・どこを走るかもわからないような自動車の自動運転などできるわけないと思いますからね。人は飛び出すし・・・貧乏だと、温かいベッドと食事を得るために発進しかけた車の前に出るとか流行るかもしれない・・・運転者に対する憐憫など抱かずに、保険会社に頼るわけだから・・・

 どうせ、自動車の自動運転などは、完璧な人型ロボットが完成されれば、それにやらせれば良いのですから・・・制服を着させてドアの開け閉めもやらせて・・・ご追従ロボット・・・日本は鉄道網を再編すれば、地方の再生の道も開けるような気がしますがね・・・内陸への原料の移送と内陸原発と工業地帯の創造・・・一次加工は内陸、仕上げは海浜部で輸出への道を作るとか・・・こういった、トータルな計画ってのが、国の役割ではないかと思うのですが・・・

 まあ、日本の都道府県の中には大きな奴がありますから・・・北海道などはこういった巨大開発を提案できるのではないかと思いますがね。ただ、そういった壮大な計画を立てられる政治家が不在なのか?名寄盆地開発計画なんか面白いのでは?原発と工業団地と高速貨物鉄道で外港は・・・留萌とか・・・道北開発を主眼に・・・人員の供給源を旭川・・・留萌・名寄・旭川の三角形の高速貨物鉄道を作ると・・・多分、交易はロシア・・・ザルビノからヨーロッパへ・・・実験的に行うなら、このぐらいが限界でしょうね。上手くいけば高速貨物鉄道網を広げればOK・・・妄想は面白い・・・産業用電気料金半額、ただし、24時間操業が原則とかね・・・夜間の余剰電力を吸収する形での操業を求めるとかね。眠らない工業の街を作るなんって面白そうです。・・・じゃなくて、中国・・・

 しかし、ケマル・パシャの時代の話で、現在の友好関係を語るというのも・・・ちょっと凄いね・・・120年前・・・日本は第一次世界大戦の戦勝国になって・・・トルコなど忘れてしまったのではないかと・・・ちょっと心配してしまいます。単に、私が何も知らなかっただけだったのかもしれませんがね。

 しかし、偉大なる安倍晋三閣下の叫ぶロボットとはどんなものなのかね?まさか、おもちゃ売り場の人型ロボットのようなものを欲しがって、ロボット!ロボット!って叫んでいるのか?それだと、おもちゃ売り場の子供と同列の幻影をロボットに抱いていることになるが・・・「この道」は大丈夫なのかね?

2015.12.08

  

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