現在をうろうろ(1399)
日本貧窮者経済新聞
 中国が関心を持っている国は・・・?(1)

 さて、近頃・・・中国の報道を中心に眺めていますが、なんだか、中国の海外への進出は凄い速度で行われているようですね。日本の愚鈍な政治屋とは随分と違うようですね。政府が政府の役割をきちんとこなしているような感じです。急上昇する「中国パスポート」の価値--人民網日本語版--人民日報 

 偉大なる安倍晋三閣下の政策が当たっているのか・・・、今夏の旅行ブームは急速に高まっており、7月出発の日本・欧州向けツアーはほぼ完売状態という。中国パスポートの「価値」はいまや今や急上昇、各国は、中国人観光客を引き寄せるため、ビザ発給要件の緩和や簡素化措置を積極的に推し進めている。・・・すでに、7月出発の日本への観光客の数が確定しているようですね。中国人観光客が、日本や欧州へ精力的に旅行するという事です。気になるのは、パスポートに触れられているのがね・・・

 さて、中国がターゲットにしている国が列挙されているようにこの記事が見えるのでね・・・外交成果としての国とのつながりが改善され、国として改善の努力がなされた国のリストという事になるからです。

 中国人観光客を対象としたビザ簡素化ブームは今年、急速に高まっており、日本、トルコ、オーストラリア、マレーシア、チリ、イタリアなど十数カ国が続々と、中国人観光客向けビザ緩和・簡素化措置を打ち出した。

 単純に頭数で割ると、日本人の10倍以上の観光客が中国国内から流れ出すわけですから、これは大きいですね。並べられている国の筆頭が日本で、トルコ・・・日本ではトルコ観光の話は?多分、トルコとロシアの関係悪化で・・・どうなる事やら?外務省の渡航情報では、首都近郊は危険レベル1.シリア国境地帯へは行くな!という感じですね。

 ふむ・・・

 トルコは電子ビザの発給に踏み切り、中国人観光客は、公式サイト上で申請フォーマットに記入し、申請料金を支払うだけで、トルコ入国ビザを手にすることが可能となった。カリブ海に浮かぶ島国グレナダは、中国の普通パスポートを対象としたビザ相互免除を実施することとなった。インドネシアの多くの地域では、中国人観光客に対するビザ免除措置を実現した。

 グレナダね・・・カリブ海を困惑させる中国の投資ブーム ワールド 最新記事 ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト ふむ・・・

 中国の政府と民間企業は、カリブ海諸国に大規模な観光施設を建て、道路や港湾を整備するために巨額を拠出。資金難に苦しむカリブ海諸国は「恩人」の好意に感謝する一方で、中国が見返りに何を求めているのか、いぶかっている。

「カリブ海のほぼすべての島が中国から巨額の投資を受けている」と、ロンドンを拠点にカリブ海諸国にコンサルティングを行うカリブ評議会のデービッド・ジェソップ会長は言う。「中国の思惑は誰にもわからないようだ」

 これだから、中国は・・・中国のバラマキは、日本の国益最優先のバラマキとは随分と違う気がしますがね。思惑があってのバラマキ・・・それに対して、中国のバラマキは・・・まさに、ソフトパワーの発現のためのバラマキという感じがしますからね。歴史を振り返れば、我が国もやられていますから・・・朝貢貿易・・・これって、相手は絶対に儲かるから・・・朝貢 - Wikipedia

王化思想を基調として周辺諸国の夷狄たちが、「中国の徳を慕って」朝貢を行い、これに対して回賜を与えるという形式である。朝貢を行う国は、相手国に対して貢物を献上し、朝貢を受けた国は貢物の数倍から数十倍の宝物を下賜する。経済的に見ると、朝貢は受ける側にとって非常に不利な貿易形態である。

 中華帝国政府の役割は、外交関係の樹立にあり・・・周辺諸国の夷狄が中国へやって来る状態を作り出すためにバラマキを行い・・・遠路やってくれば政府は損はさせずに帰す・・・効率の良い安全保障システム・・・関係が生み出されれば勝手に商人たちは利を求めて朝貢以外の非公式ルートで民間貿易が始まる・・・その結果は・・・

 中国の存在感は増し続けている。ドミニカ共和国の首都サントドミンゴのタクシー運転手、トマス・ロラによれば、彼が勤めるタクシー会社は数カ月前、見た目も乗り心地もトヨタの車によく似た車両に買い換えたという。「トヨタじゃなくて中国製だけど、カローラにそっくりで違いが分からない。値段はトヨタの半額だそうだ」と、ロラは言う。「街中にメイド・イン・チャイナがあふれてるよ」

 となる・・・非常に明瞭じゃないかね・・・カリブ海諸国は「恩人」の好意に感謝する一方で、中国が見返りに何を求めているのか、いぶかっている・・・「トヨタじゃなくて中国製だけど、カローラにそっくりで違いが分からない。値段はトヨタの半額だそうだ」と、ロラは言う。「街中にメイド・イン・チャイナがあふれてるよ」・・・求めているのはこれじゃん・・・

 中華帝国政府の役割は大昔から変わっていない・・・単純に通商交易の道を生み出す事・・・バラマキを行い、遠路来れば絶対に損はさせない、一度道がつけば、利に敏い商人がやって来る・・・利に敏い商人を満足させるだけの商品開発を行う・・・低価格商品から高額商品までのラインナップ・・・これで、かつては国際都市「長安」を生み出したのではないかね?

 中華帝国政府がバラまくのは、超高額商品の社会インフラで、商人向けには、高級品から廉価品までの広いラインナップ・・・日本政府は手土産には、緑の札束か、旧式な美術工芸品になるのかね?美しいが実用性の乏しい・・・過去の人間が生み出した製造方法に基づく化石のような工芸品・・・伝統ぐらいしか手土産が無いようですからね。とにかく、中国は近頃は高嶺の花の防空ミサイル網や小銃まで手広く扱っていますからね・・・

 とにかく、身の丈に合った商品群ですかね・・・ああ、日本製品はなんで、みな高級品へシフトするのかね?私のような貧乏人にも手に届く価格の製品が無いのかね?ムラマツフルートなんか・・・最低価格帯が20万円越えですからね・・・ヤマハは良心的ですが・・・それでも最低価格帯は実売5万円ちょっと超える価格ですね。ヨーロッパでは入門用のフルートの価格は200ユーロ前後ですから3万円弱ですからね・・・この価格帯を中国製が占めている・・・

 圧倒的に多い貧乏人が購入可能な商品を揃えられるってのが・・・大手の強みですかね。そうでないと・・・少量多品種、オーダーメイドの高級品へ零細な所は移行して住み分けという事になるのかな?儲けを考えるとどちらが儲かるかの問題ですね。

 ふむ・・・日本の経済の再生の道は遼遠だね・・・トヨタ車から安価な中国製にカリブ諸国は乗り換えているのか・・・中国は随分とあちこちに進出というか、浸透しているね・・・?日本も普及帯の商品を作れば良いのに・・・普及品で市場が取れれば、それにつながる高額商品だって・・・いつかはクラウン・・・

 ああ、なんだか、私のフルート選びみたいだ・・・まずは、絶対安心なちょっと高い名のあるメーカー品!ヤマハ211、とりあえず最低価格の中国製、ヤマハでタンポ合わせなどの技術も習得・・・慣れたら・・・なんでもいいや!壊れていたって!オークションでの低価格品・・・オーバーホールなどお手の物・・・これだってOK・・・なんだかね。貧乏だから、使いこなしのノウハウが溜まっていくのでね。既に、メーカーは問わずに気に入った音への探求の旅へ・・・

2015.12.08

  

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