現在をうろうろ(1389)
日本貧窮者経済新聞
 ロシアの原子力潜水艦の解体と原子炉の保管・・・?

 ロシアの沿海州、ナホトカの辺りを眺めていたら・・・何と、原潜を解体している場所がありますね。なかなか興味深いものです。おぼろげな記憶で、確か、原潜がかなり放置されていて問題になっていたような感じですね。日本が、資金を出して・・・原潜の解体処分に協力したなんって・・・そんなことを思い出しました。このあたりの経緯は・・・外務省 わかる!国際情勢 Vol.11 ロシア極東退役原潜解体協力事業 〜核軍縮・不拡散、環境保全を目指して ここに概要が示されていますね。

 極東地域でも76隻のうち65隻の解体が完了する予定で、残り11隻についても日本、カナダによる解体支援事業により、またオーストラリア、韓国、ニュージランドからの資金協力を得て2010年までに全てが解体される見通しとなりました。

 という事で・・・76隻が退役していた・・・76個の原子炉区画が保管されているという事のようです。さて、この原潜の解体を行っているのは、ウラジオストクの隣の湾のボリショイ・カーメニ市にあるズヴェズダ造船所のようですね・・・43°07'19.2N 132°20'24.8E - Google マップ ここで原潜を解体していたようですね。

 2010年8月17日の画像では左のような感じですからね。原潜をいじっています・・・この浮きドックの上の原潜はチャーリーIIのようですね。この時点でチャーリーIは解体されて、事業は終了しているような感じですね。

 2005年6月6日にはチャーリーI型かビクターI型・・・?は右のように3隻係留されていますね。

 とりあえず、ここで解体されたようですね。退役した艦艇は、とりあえず係留保管されていたようで・・・多分・・・42°42'56.5N 133°01'59.5E - Google マップ このあたりに係留されていたのではないかと思われます。根拠は乏しいのですが・・・

 2002年には半沈状態の潜水艦らしきものが係留されていますからね・・・多分、こういったところに係留して忘れてしまうつもりだったのかとね・・・

 どうやら、廃棄されていた原潜は解体されたようなんですが・・・なんだか、処分が進んでいないような感じですね。外務省のページの説明ではカムチャッカ半島の陸上に原子炉の保管所が作られるような感じでしたが・・・なんとなくね・・・ああ、なんだ・・・解体事業が2010年に終了して、解体した奴を・・・今後は原子炉区画陸上保管施設建設に対して協力を行う・・・という事か・・・了解・・・

 というわけで、解体した原潜の原子炉区画は、未だに海に浮かんでいるようですね・・・浮かんでいる場所は・・・42°54'17.4N 132°21'10.2E - Google マップ ここですね。

 右の写真のようなものなんですが、いけすにしては変だし・・・この構造物を眺めて、しばらく何かわかりませんでしたね・・・GoogleEarthに写真がリンクされていて、そこに・・・Fokino - Submarines graveyard とかかれていて納得しましたね。

 どうやら、この原子炉区画を左の写真のように、さらに解体して右の写真の右下のようなコンテナに収めて保管所へ運ぶようですね。ここで終わりってことは無さそうですからね。

 ロシアは、なかなかうまくやっていますね・・・多くの国の援助で、原子炉の解体と保管のノウハウを得たわけですからね。ざっと、カムチャッカ半島を眺めましたが、この、核廃棄物の最終処分場というか、最終保管場所の特定がまだできていませんが・・・

 とにかく、この港に処分の仕掛品の原子炉が50あまりあるという事ですね。これってすごいね・・・これが、戦争道具ではなく、産業用の原子炉ならね・・・1970年代の製品ですから、あと15年ぐらいは稼動することができて、都市や工場などを動かす電力を生み出すことができたわけですからね。もったいない・・・戦争道具など、基本的に使わないで済ませたいもののに・・・

 なんで、日本は借金の山なのに、軍拡に走ろうとしているのかね?不思議ですね・・・潜水艦を16隻体制から22隻へ・・・65×(22-16)=390人の潜水艦乗り、強襲揚陸艦なんかどうするのかね?乗員1200名、1900名ほどの上陸部隊、600人分の病床と100名を超える医療スタッフを含むわけですから・・・こんなの維持できるわけないじゃん・・・

 昭和の初めの、今と同じように借金の山の政府が軍備で悩んでいたというのに・・・そして、ロンドン軍縮条約で、国内がどんなに揺れたのか?それでも、軍事費をひねり出し・・・臨時利得税を生み出して為替差益を引き出した企業から、法人税以外の税も毟った政府・・・臨時利得税 - Wikipedia 昭和10年ですね・・・いま、これと同じものが話題になっていますね。内部留保に対して税をかけるとか・・・今や300兆円、企業の「内部留保」に課税案が再浮上?:日経ビジネスオンライン 今は、昭和10年の日本の状況と財政的には似たようなもの・・・ただ、このときの借金の山は、今ほど大きくない・・・昭和9年で22億5348万2千円の国債が積まれていますね。この年の予算は統計表一覧 財務省 歳入は決算ベースで22億円ですから現在の政府の借金と比べると大した借金じゃないけど返すのが大変ですからね・・・昭和11年度予算編成方針 政治・法律・行政 国立国会図書館

昭和11年度予算編成方針
昭和10年6月25日 閣議決定

我国財政ノ運用状況ハ今後相当ノ期間毎年多額ノ公債発行ヲ必要トスル形勢ナルヲ以テ各省ハ此ノ非常時財政ノ情態ニ鑑ミ所管政務ノ立場ニ偏セス全面的ニ事物ノ先後緩急ヲ商量シ依テ以テ予算ノ編成ニ一致協力シ公債発行ノ増加ヲ避クルノ緊切ナルヲ念トシ努メテ左記ノ方針ニ準拠スルコト

 そして、昭和12年には支那事変へと突入していきますね・・・既に、偉大なる安倍晋三閣下は戦争を視野に入れているのではないかとね。だって、税収の25倍の・・・歳入は60兆円ぐらいあるのか・・・収入の20倍の借金は返せないね・・・この道しかない!の「この」は戦争へ・・・なのかね?戦争用の物資は戦争以外に何の役にも立たないですからね・・・外交の最終手段、回天のためには・・・という事かね?

2015.11.30

  

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