現在をうろうろ(135)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その9

 潜水艦の事例に関してですね。これなんかは・・・ちょっと・・意図不明なものに対して攻撃ができるかどうか?そういったものですね。徘徊か・・・

D事例5:我が国領海で潜没航行する外国潜水艦が退去の要求に応じず徘徊を継続する場合の対応
―― 2004 年 11 月に、先島群島周辺の我が国領海内を潜没航行している中国原子力潜水艦を海上自衛隊のP-3Cが確認した。また、2013年5月には、領海への侵入はなかったものの、接続水域内を航行する潜没潜水艦を海上自衛隊のP-3Cが相次いで確認した。現行法上、我が国に対する「武力攻撃」(=一般に組織的・計画的な武力の行使)がなければ、防衛出動に伴う武力の行使はできない。潜没航行する外国潜水艦が我が国領海に侵入してきた場合、自衛隊は警察権に基づく海上警備行動等によって退去要求等を行うことができる(2004年のケース)が、その潜水艦が執拗に徘徊を継続するような場合に、その事態が「武力攻撃事態」と認定されなければ、現行の海上警備行動等の権限では自衛隊が実力を行使してその潜水艦を強制的に退去させることは認められていない。このような現状を放置してはならない。


 はあ?なんだか、私の理解を越えたものですね・・・2004年のケースは・・・漢級原子力潜水艦領海侵犯事件ですね。最終的には・・・通常の訓練の過程で、技術的原因から石垣水道に誤って入った・・・ってものですね。こういったケースに対して潜水艦を強制的に退去させるというのはどういった事なのか?徘徊している事が何によるものなのか?これが不明では・・・やはり、武力による強制的な退去は?どういった武力行使を行うのかね?爆雷の投下とか予定しているのかね?意図が不明でも、ある一定の条件がそろえば自動的に攻撃を開始できるという枠組みを作ろうとしているのか?ちょっと気になります。下手に攻撃すると・・・例によって・・・都合の良い時に故障するハイドロフォンなどもありますから、警告が聞こえなかったとかあるかもしれないし・・・本当に技術的なもので、乗組員が人事不省になっていて操船が困難であるかもしれないし・・・これって、外交関係の問題ではないかと思われますが・・・どういう具合になっているかが分からないのに攻撃するのかね?日本にはそういった文化があるのか気になります。道に迷って、民家の敷地に入ったら、いきなり不法侵入って散弾銃で撃つような国ではなかったと思いますが・・・いきなり、威嚇攻撃かね?これも、海上保安庁の船のソナー装備を良くして、有事に対応できるような船を建造し、賑やかな音を流して警告するのが良さそうな気がしますがね・・・どうも、怯えた人間の行動を取っているような?とにかく、何が何でも戦争を引き起こしたいのか?気になります。

 不審艦は撃沈して良いという取り決めをするとか?日本近海で不穏な動きをすると撃沈されるとなれば・・・保険価格は高騰して日本の海上貿易はどうなる事か?領海内では、臨検・拿捕が頻発するとか・・・

 平時における、潜航した潜水艦との連絡手段についての取り決めが必要なのでは?通信できなければ・・・意図が分からないし・・・何でも不審なら攻撃という芸のない話では・・・どうも、怯えた人間の行動だよな?何でも怖い・・・まあ、犬嫌いの人間の行動はよく見ていますから・・・それと同じような感じでは?ただ、ここまで国際社会に対する不信感をあらわにするのはちょっと問題ではないかと・・・憲法の枠の中に納めるための研究ではないですから・・・・とにかく潜水艦の影におびえているのは分かりました・・・まさか、領海内に潜水艦が徘徊しています。どうしますか?と聞かれると困るからか?・・・直ぐに問い合わせる、安心して待っていろ・・・警戒水準は上げておくように・・・指示を待て・・・想定問答はこんな感じですか?・・・次は?

E事例6:海上保安庁等が速やかに対処することが困難な海域や離島等において、船舶や民間人に対し武装集団が不法行為を行う場合の対応
―― このような場合、海上における事案については、当該事案が自衛隊法第82条にいう「海上における人命若しくは財産の保護又は治安の維持のため特別の必要がある場合」に該当すると判断される場合は、内閣総理大臣の承認を得て防衛大臣が命令することによって、自衛隊部隊が海上警備行動を採ることができる。また、陸上における事案については、当該事案が自衛隊法第 78 条にいう「一般の警察力をもつては、治安を維持することができないと認められる場合」に該当すると判断される場合は、内閣総理大臣が命令することによって、自衛隊部隊が治安出動することができる。さらに、防衛大臣は、事態が緊迫し、防衛出動命令が予想される場合には、内閣総理大臣の承認を得て、自衛隊の部隊等にあらかじめ展開させることが見込まれる地域内において防御施設を構築する措置を命ずることができる。


 なんだか不思議な感じ・・・自衛隊と海上保安庁では、海上保安庁の方が広い範囲の海域を通常任務としているのかと思いましたが・・・自衛隊の情報システムとリンクしていない?

 どうやら、現状ではそれほど強い連携を行っているわけではなさそうです。・・・防衛省・自衛隊:1 周辺海空域の安全確保 によれば・・・海上保安庁と平素から現場で情報を共有するなど関係省庁との連携の強化を図っているところであり、わが国の防衛・警備の態勢に間隙を生じさせることがないよう万全を期している・・・これがしっかりしていないから、自衛隊が出て武力衝突になりそうになるのでは?自衛隊の監視網の情報をリアルタイムに海上保安庁へ流すシステムを構築する必要があるのでは?もちろん、監視範囲は国防上の機密に属すでしょうから、その内側に設定してフィルターをかけた情報を流すとかできるのではないかと・・・警察を派遣して、手に負えなくなったら軍隊をという、通常の手順を取るのが良いと思われますが・・・その努力をしないでいきなり軍を出すってのは?私の感覚からはちょっとおかしいのでは?どうせ、有事の際には、海上保安庁も戦闘に参加する事になるのではないかと・・・最初から自衛隊という伝家の宝刀的なものを抜く必然性があるとは思えないが・・・昔の雑木林のような駆逐艦ぐらいで軽装備で有事には船団護衛や対潜水艦作戦に利用できるような巡視船をある程度建造して運用すれべきではないかと・・・本気の戦争を準備するなら、そういった形で戦闘艦をそろえるとか、やるならね。有事になったら・・・侵略軍の輸送を行うために、陸上自衛隊運輸部・・・船舶司令部のようなものを設置して、上陸侵攻部隊の兵站を円滑に運用する部署でも準備してやればよいのでは・・・どうせ、戦争をやるなら、きちんと準備しないと駄目ですからね。だから要塞も作りたいとか?

 中国及び南方資源地帯との交通を確保し、不敗の体制に・・・一つ間違えると・・・昔の亡霊が甦ってきそうな・・・優秀船舶建造助成施設とか・・・特設巡洋艦とか・・・高速タンカーとか得体のしれない船を作りそうな・・・こういった船の助成を始めると、10年ほどで本気の戦争に突入するのでしょう。

―― しかし、このような海上警備行動や治安出動、防御施設構築の措置等の発令手続を経る間に、仮にも対応の時機を逸するようなことが生じるのは避けなければならないが、部隊が適時に展開する上での手続的な敷居が高いため、より迅速な対応を可能とするための手当てが必要である。

 迅速な対応を可能とする手当は・・・海上保安庁を強化すれば良い事では?シーレーン防衛のためには絶対に必要で・・・日本がリスボンに本部を置く欧州海上保安機関(EMSA)との将来的な協力も念頭に、海上の安全及び環境について、協力を高めると、ポルトガルで約束してきましたから・・・EMSAと連携するためのASEANやインド・・・アラビア海に至る海上交通路の安全について主導権を得るのも良いのでは?日本の世界を俯瞰する外交の出番では?・・・あれって、地球儀を眺めて外交をしている気分の外交だったっけ?・・・私はてっきり世界を俯瞰すると思っていた・・・正式には「地球儀を俯瞰する外交」でした・・・思い出しました。地球儀という言葉に反応して、右のような写真を引っ張り出したのを・・・

 スエズ運河まで日本の巡視船は活動の範囲を広げる事になるかもしれないですね。果ては地中海まで・・・そういえば、日本の駆逐艦は、大正6年に地中海まで遠征して、輸送船団の護衛を行っていますね。臨検・拿捕・廻送・・・は、やはり海上保安官の役割で良いような?そもそも、戦闘艦には廻送要員なんって乗せる余裕はないのでは?ドイツは仮装巡洋艦を運用して商船狩りをしてましたね。久々にアトランティス風のステーキが食べたくなりました・・・書庫を漁って 海の狩人アトランティス でも読み返しますかね・・・このアトランティスは貨客船なので、430人も乗せられるんでね。多分この船の運用要因と戦闘要員は200名程度でしょうから・・・こういった船でなければ、拿捕できない・・・

 日本は、かつて愛国丸と報国丸に武装を施してインド洋で通商破壊を行いましたね。

―― 事例5及び6のような場合を含め、武力攻撃に至らない侵害を含む各種の事態に応じた対応を可能とすべく、どのような実力の行使が可能か、国際法の基準に照らし検討する必要がある。
―― 現在の法制度では、防衛出動との間に権限の隙間が生じ得ることから、結果として相手を抑止できなくなるおそれがある。


 だから・・・海上保安庁の任務が重大であると思われるのに・・・どうしても海上自衛隊を投入したいようです。European Maritime Safety Agency (EMSA) - Quality Shipping, Safer Seas, Cleaner Oceans - EMSA - European Maritime Safety Agency とか頑張っている・・・近頃では、アデン湾やインド洋を航行する船舶には、民間武装警備員が乗り込む事が多くなっているようです。どうやら・・・5隻に1隻ぐらいの割合で乗り組んで海賊対策としているようですね。ただ、国際的な枠組みが未だに未整備で・・・インド沿岸警備隊が、米国の民間警備会社所有船舶をインド領海内で武器弾薬を所持していたというので拘束したりしていますからね。日本は、こういった世界の枠組みに貢献する必要があるような気がします。それができれば・・・我が国は、ちょっとは国際社会での名誉ある地位を占める事に一歩近づけるような気がします。

 ただ、どうしても自衛隊を使っての戦闘を行いたくて仕方がないような感じですね。平和維持ではなく・・・国益のためにね・・・

2014.05.21

  

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