中国の北海艦隊の潜水艦は・・・？(3)

現在をうろうろ（1348）

　中国の北海艦隊の潜水艦は・・・？(3)

　さて、中国の海岸線を、北朝鮮に接するところから順にチェックしていきましょう。北朝鮮と接する地は、丹東市ですね。ここは基本的には河川港があったわけですが・・・ここの外港に当たる東港市の大東港が北朝鮮に最も近い海港になりますね。この大東港も拡張が行われていますね。こりゃ、この港が完成すると、この地域の経済は大きく変わりそうな感じですね。北朝鮮との橋も完成していますが、北朝鮮側の道路がつながっていないのが問題ですが・・・この港も鉄道設備が強化されていますから・・・この地域は大きく変わるね・・・・この地にはどうやら海軍はいないようですね。

　どうやら、大連まで、海軍基地は置かれていないようですね。大連の湾内は基本的に荷役の場と造船の場に限られているようですね。そして、大連の南東に潜水艦基地があります。38°49'08.9N 121°29'31.9E - Google マップ　ここですね。

　左の写真のような場所ですね。なんで、海軍基地がリゾートの隣にあるかね？海南島もそうですが、ここでは、高い塀に囲まれていますが・・・基地自体もリゾートっぽいし・・・とか言いつつ、ここにはミサイル原潜が配備されています。

　右のように、多いときは2隻の094型原子力潜水艦がいますね。これは、2011年3月29日の画像ですね。この潜水艦のミサイルの射程は8000ｋｍほどあるとされていますから・・・日本は、ここからだと2000ｋｍの射程を持つ092型の搭載するミサイルでも全域を射程に収めることができますね。

　この基地に、094型原子力潜水艦が現れるのが2006年9月29日の画像からですね。

　この基地は原潜よりは通常動力型のミサイル潜水艦がよく来ていたような感じですね。例えば、左の巨大なセイルを持つ通常動力艦の032型潜水艦ですね。

　他には・・・右の細長いやつですね。100ｍ近い長さの艦ですが・・・031型ゴルフ級の潜水艦ですかね？

　セイルの上部の形状がなんとなくオリジナルと違うような気がしますがね・・・サイズ的にはこれだけですかね？これは2011年3月29日の画像ですね。

　この基地は・・・艦の入れ替わりが結構あるようですから、実験研究のための基地なのか？しかし・・・2010年あたりに建設されたリゾート・・・ここの写真もかなりアップされていて・・・小平?　大連 - Google 検索　中国のリゾートもチェックしたくなりますね。

　なんだか、中国って金持ち！って感じですね。右のように潜水艦桟橋の裏手が風光明媚な場所があるし・・・東屋なんかもあるし・・・

　散歩コースもあるし・・・隣のリゾートに見てくれでも、この基地は・・・違和感がないですからね・・・なかなか良いランドスケープデザインをやっているようですね・・・無粋なのが、基地と隣のリゾート地を分ける高い塀があることですかね。・・・さて、近くの潜水艦基地は・・・旅順港に海軍工廠ですかね。

　どうやら、右の造船所で、潜水艦をいじっていますね。潜水艦を建造している気配は・・・屋根のついている135ｍぐらいの建屋が2003年建設中、2004年には完成していますね。そして、この建物の右の大きな青い建屋・・・この、建屋が加工機を備えたやつですかね？

　明らかに2010年ごろまでに、この造船所はその能力が大きく変わっていますね。乾ドック・船台・船殻工場ね・・・それと、修理用のドックか・・・バックヤードが大きく変わって・・・この造船所は大きく能率も変わって・・・たぶん、4倍以上の仕事をこなせるようになっているようですね。

　2010年ぐらいまでは潜水艦を外のドックで作っていたようです。なぜか、銅色をしていますが・・・？一応、細い葉巻型の奴ですね。

　しかし、2010年の段階でなんで、こんな形の旧式とも思える形の潜水艦を建造しているのかね？どう見ても、停泊しているのはロメオ型の潜水艦ですからね。この時期だと039A型を生産している時期で・・・武漢市の武昌造船廠が製造しているはずで・・・この艦の情報が無い？キロ級より長い・・・

　ドックには、例のセイルの大きな潜水艦がありますね。しかし・・・この潜水艦ちょっと気になりますね。そうりゅう型より細長く見える葉巻型ですが？そうりゅう型より後に建造の新鋭潜水艦？ロメオ型がこのあたりでは再就役？035型がこの時期に建造？

　大体変だね・・・造船所を母港にして動いている・・・どうも、銅メッキの船体なのかね？素材研究か？だって、左のように同型艦があるが1隻だけ色が変わっている？塗料研究？しかし、近頃の艦ではこれってありえないね。吸音タイルが張りめぐらされてこういった色の違いは無いはずなのだが？

　まさか、銅製の潜水艦かね？鉄じゃないから磁気探知はクリアー・・・黄海専用の浅海用の潜水艦かね？ソナーは浅いから効果は乏しいが、磁気探知は浅いから極めて有効・・・10円玉の色なら黄海ので目立たない？磁場を歪ませない潜水艦か・・・？そうなると、このあたりで対潜哨戒機を運用している・・・対潜の実験艦かね？気になるのは・・・北朝鮮の緑色の浅海面用の緑色の迷彩塗色の潜水艦・・・浅海面では磁気探知はOK、目視での検知可能・・・迷彩ね？磁気探知は基本的に磁気異常で探知でしょうから・・・データの無いところでの磁気探知は困難・・・鉄鉱床が海底にある場所などでは・・・？

　このあたりで、対潜哨戒機を運用していると思われる空軍基地は、右の2つが可能性がありますね。38°54'32.1N 121°14'41.4E - Google マップ　旅順近くの右の写真の上の方のやつですね。

　下の方は・・・36°57'36.5N 120°35'52.3E - Google マップ　ここも似た装備の基地ですね。黄海は浅いですから・・・渤海海峡の哨戒をこの2つの空軍基地で行っている可能性が高いと思われますね。さて、旅順には、この造船所以外に軍の潜水艦桟橋があります。次回は、ここから始めるとしましょう。

2015.11.11