現在をうろうろ(133)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その7

 どうも、この報告書はどうしたら、我が国が戦争を行う事ができるかを考えさせたような気がします。やるなら逆ではないかと?日本が戦わなくても済むように、国際法をどのようにすれば良いか?国際間での話し合いでどのように処理して行けばよいかの提言ではないような?何が何でも戦争ができる枠組みを構築したいとしか思えない・・・不思議な気分になってきました。最初から、今直ぐに戦争をするには?って宿題を出してやった方が親切だった気がしますね。

 どうも、この報告書の発注者は・・・戦争で一旗あげたいと思っているような気配が濃厚です。ヒトラーのように市民の歓呼の声で迎えられたい・・・凱旋将軍を演じたいとか?・・・まあ、総理大臣は自衛隊の最高指揮官ですから・・・本当は、防衛大臣を納得させられれば、直ぐにも戦争は開始できるはずなんですがね。

B事例3:我が国の船舶の航行に重大な影響を及ぼす海域(海峡等)における機雷の除去
―― 湾岸戦争に際してイラクは、ペルシャ湾に多数の機雷を敷設し、当該機雷は世界の原油の主要な輸送経路の一つである同湾における我が国のタンカーを含む船舶の航行の重大な障害となった。今後、我が国が輸入する原油の大部分が通過する重要な海峡等で武力攻撃が発生し、攻撃国が敷設した機雷で海上交通路が封鎖されれば、我が国への原油供給の大部分が止まる。これが放置されれば、我が国の経済及び国民生活に死活的な影響があり、我が国の存立に影響を与えることになる。


 海上交通路への機雷の敷設か・・・これも、民間企業にやらせたら?海洋清掃会社でも設立して・・・あまり需要はなさそうなのが難点ですが、日本も有事の際には、豊後水道など瀬戸内海の入口とか、東京湾口津軽海峡などの掃海をする必要が出るでしょうし・・・本気で戦争を準備するなら、掃海を専門に行う集団を置かなければならないのでは?確か、朝鮮戦争の際には海上保安庁が出ていたはずではないかと思いますから。海上保安庁の本体業務とすれば良いような気がします。そうすれば、自衛隊に、補助艦艇ではなく本気の打撃用の艦艇を増やす事ができるのでは?

 海の環境を保全するために、オイルフェンス敷設船とか油回収船とか・・・石油会社などに分担金を持たせて、既存の船の統合的な運用を行えばOKなのでは?有事には機雷敷設艦に化けたり、掃海艇に化けたりすれば良いのですから。自衛隊の掃海隊をアウトソーシングにすればOKでは・・・補助艦艇は通常は普通に働かせておいた方が国益になるのでは?民間船なら出すのは簡単だし・・・海上保安官をつけて派遣すればOKだろうし・・・足りなければ、護衛艦をつけておけば・・・我が国の平和目的の船が攻撃された!さあ、戦争だ!ってやれますからね。どうしても、戦争をやりたければ、紛争地帯に民間人を入れるための制度を作りだした方が早い・・・邦人保護!って叫べますから・・・

―― 武力紛争の状況に応じて各国が共同して掃海活動を行うことになるであろうが、現行の憲法解釈では、我が国は停戦協定が正式に署名される等により機雷が「遺棄機雷」と評価されるようになるまで掃海活動に参加できない。そのような現状は改める必要がある。

 ふ〜ん・・・拾得物として、善意の管理者を装って丁寧に回収して、持ち主の所に返すという素敵な事業は?放置されて邪魔だし、係留索が切れたら危険だから・・・国連あたりが、機雷に関する国際法を整備して機雷は敷設と同時に遺棄されたされたものにするとかすればOKなのでは?そうすれば遺棄機雷回収業者とか生まれるかも?戦争海域に出かけて回収して、整備して別の国に売るとか・・・駄目かね?浮遊機雷は1時間ぐらいで遺棄機雷になるはず・・・結局のところは、国際法で対処すべきもので、自衛隊を出さないで済ませる方法を考える方が、積極的な平和貢献になるような?銃を突きつけての平和は好ましいとは思えないのでね。

 自動掃海システムとか良いのではないかと・・・ロボット掃海艇とか、人間と違って機械なら貸し出せるでしょうから・・・自動兵器の開発の隠れ蓑に使ったら?オムニ・コンシューマ・プロダクツのような会社でも作って・・・原子炉の解体から掃海・地雷の撤去・・・果ては部屋のゴミ拾いロボットに至るまで、解体・回収・処分のロボット開発を行うというのは?これなら需要があるのでは?そういった技術的な開発で国際貢献ができるのではないかと・・・

 日本の生きる道は・・・戦争ではなく、平和のための国際法の整備と、実施のための機材とマニュアルの整備ではないのかと思いますが・・・戦争は殺人と破壊とそれに伴う悲しみしか生みませんし、それに投資するよりは、補助艦艇の行う事を整備する方が何倍も利益になって返ってくるような気がします。どうやら、我が国は本気で戦争がしたいらしい・・・困ったものだ。

 しかし、本気の戦争のためのインフラ整備ってのは、新たな産業を生み出す事ができそうな気がします。原発からウサギ小屋まで解体・リサイクルとか・・・掃海・地雷除去・・・すべて自動化・・・ロボット産業の育成・・・未だ評価が定まっていない自律型の完全自動兵器を開発しちゃうとか・・・多分、ハイテク産業の育成としては手っ取り早いのではないかと?

 でも、完璧な完全自律型の自動兵器を作ると、その兵器は・・・最高指揮官を狙う事になるのでは?ゴキブリぐらいの大きさで、どこへでも入り込んで、指揮官の口や耳や鼻から入って脳みそを食い荒らすとか・・・こういった自動兵器は対抗策があまりないから厳しいのでは?大きな自動兵器は標的になりやすいから・・・暗殺ロボット制限条約とか・・・

 やはり、平和でそういった恐怖がない世界が良いですね・・・ある朝、戦争を準備していた総理大臣が脳を食い荒らされて死体となって発見された・・・大きな軍備より、そういった小型化された兵器の方が恐ろしいような気がします。ホラー映画の世界かね・・・こういった自動兵器が開発され、安価なものになると・・・ちょっと、戦争の概念が変わってしまう・・・こがね虫ぐらいの大きさで秒速100mぐらいで飛び回る20g程度の自律誘導兵器とか・・・敵兵を見つけると体当り・・・自爆兵器ね。こんなのを首相官邸のあたりで一掴みばらまいて・・・起動するとか・・・人の気配で覚醒、顔を識別して・・・目標と違ったら再び休止・・・目標が現れるまでじっと待って・・・敵を識別して攻撃するとかするようになるとね。戦争の意味が変わる・・・地雷よりも厄介・・・

 こんな兵器だと・・・高潔で平和を愛する人間でなければ、攻撃目標として有効な地位につく事はできなくなる・・・マイクロマシンによる戦争なんってちょっと恐ろしい気がしてきましたね。生物化学兵器並の恐怖が生まれますから、禁止になるのではないかと思われますがね。早めに研究開発を行い、対抗兵器を考えないといけないものですかね。

 こんな兵器が現れた世界で首相なんって、私などは絶対にできないですね。脳みそを食い荒らされたり、突如飛んでくる高速の鉄小金虫とか・・・言い知れぬ恐怖の中に暮らさないといけなくなりますからね。平和な世の中を作る枠組みを考える方が良さそうです。・・・それでも、戦争をしたくてしかたがないのか?・・・なんとなく、最高指揮官は自分の命を敵の的としてさらす事は無いと信じている節がありそうです。兵隊などいくら死んでも良い。死は私の所に大きな名誉を運んで来るとでも思ったいるのか?・・・どうしても戦争がしたいのかね?・・・続きは次回!

2014.05.20

  

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