現在をうろうろ(132)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その6

 さて、次の事例は何かな?アメリカに恩を着せることで、戦争に巻き込もうという枠組みかね?日本もアメリカ防衛の尖兵として戦います!ってか・・・

A事例2:米国が武力攻撃を受けた場合の対米支援 ―― 米国も外部からの侵害に無傷ではあり得ない。例えば、2001年の米国同時多発テロ事件では、民間航空機がハイジャックされ、米国の経済、軍事を象徴する建物に相次いで突入する自爆テロが行われ、日本人を含む約三千人の犠牲者が出た。仮に米国が弾道ミサイルによる奇襲といった武力攻撃を受け、その後、攻撃国に対して他の同盟国と共に自衛権を行使している状況において、現行の憲法解釈では、我が国が直接攻撃されたわけではないので我が国ができることに大きな制約がある。

 同時多発テロの場合は・・・テロ・・・これって、警察の守備範囲では?装備の関係で警察で対処できなければ・・・警察主導で自衛隊の投入ですかね?これは・・・北朝鮮が核ミサイルを飛ばすとなると・・・日本あたりを飛ぶから・・・日本に落ちるかもしれないと迎撃しちゃえば終わりでは?何しろ、どこへ行くか分からないものだから・・・日本が迎撃できる範囲は、こんごうクラスのイージス艦に限られるから、その迎撃範囲は半径100km以内では?だから、それほど気にする必要は無いような気がしますが・・・この間の北朝鮮のロケットに対する警戒と同じレベルで良いような?あのときは・・・弾道ミサイル等に対する破壊措置命令・・・が出ていましたね。北朝鮮が合衆国にミサイル攻撃をするとなると・・・攻撃目標はどうなるかね?合衆国を狙うとすると・・・そうそう、大韓航空機事件の際の航空路の遥か上をミサイルが飛ぶことになるから、日本が迎撃できるのは高度100kmほどですから、朝鮮半島にかなり近づかなければならないような気がします。軌道速度に近い所まで加速するから・・・高度100km到達するのは・・・この高度で秒速8000m/秒弱で地球の裏側まで楽に届くから・・・垂直に飛ばしたら・・・発射から多分3分以内で迎撃しないと射程を越えるのでは?計算はあってるかな?2.6分ぐらい?小学生でも計算できる方法での推測値ですが・・・丁寧な旅人算はしてないので・・・加速度一定で・・・まあ、そんなものでしょう。その後は、イージス艦のレーダーで追跡できて・・・と言っても・・・基本は発射は、韓国のレーダーか北アメリカ航空宇宙防衛司令部からの情報で、その情報が到達して1分程度で迎撃ミサイルを発射しなければならない・・・従って・・・無理ですね。人間の判断の余地のない時間・・・仮に米国が弾道ミサイルによる奇襲といった武力攻撃を受けるというのは・・・日本の先送りの文化では、合衆国に到達した後での話・・・経路はロシア・アラスカ・カナダ・・・となるから、一番迎撃の可能性が高いのはコラ半島でのロシア、そして北米・・・およそ1時間後・・・の迎撃ですから・・・北朝鮮のミサイルは、日本の判断速度を明らかに超えているので・・・論外でしょう。これだけの即応体制が布けるとは思えない。

 本気でやるなら、予備機をふくめて8基の早期警戒衛星と司令部、イージス艦を12隻ぐらい必要とするのでは?今の国家予算ではこんな無駄なものを作って、維持運用する事は困難では?それなら・・・光速の迎撃システムでも開発する方が良さそうですね・・・レーザー兵器や荷電粒子砲とかですかね?しかし・・・予想される出力を考えると、電力が厳しいですかね?余剰な電力など日本に存在しない・・・

 高性能の迎撃ミサイルが製造できるとして・・・秒速8kmほどのものを秒速12kmで捕捉する事を考えて・・・北朝鮮から合衆国まで8000kmから10000kmほどかな・・・あれ?大圏航路を考えると・・・北米を狙うICBMは我が国が迎撃する事は困難では?もし、中国や北朝鮮からのミサイル防衛で、米国に貢献するためには・・・樺太をロシアから分捕ってからの話のようです。

 ハワイやグアムの話をしてるのかね?

 なんとなく、日本がアメリカのICBM防衛に組み込まれていない理由が地勢的に理解できたのでOKですね。北朝鮮のICBMの北米への心配は、ロシア・アラスカ・カナダの領域ですね。従って、合衆国は我が国へはミサイル防衛をあまり期待していないと考えて良さそうです。北海道から迎撃ミサイルと打ち上げると、ロシア方面に飛ばす事になるので、ロシアとの防共協定が必要になるのではないかと思惟されますね。

 どうやら、何が何でも戦争がしたいのか?

 日本が北朝鮮のICBMを迎撃する必要があるのは・・・どうやらオーストラリアの東海岸を狙うものだけのようです。オーストラリアと北朝鮮の間での関係が悪くなれば、自動的に、日豪間の航路への影響が出てくるのではないかと・・・その意味では、日豪間の潜水艦に関する協定などは有意義なものとも考えられますが・・・

 日本が、北米のミサイル防衛に寄与できるとは思えないので・・・この事例も何が何でも軍備を拡張して、戦争をしたくてしょうがないという夢をかなえるためのもののような気がします。

―― 我が国を攻撃しようと考える国は、米国が日米安全保障条約上の義務に基づき反撃する可能性が高いと考えるからこそ思いとどまる面が大きい。その米国が攻撃を受けているのに、必要な場合にも我が国が十分に対応できないということであれば、米国の同盟国、日本に対する信頼は失われ、日米同盟に甚大な影響が及ぶおそれがある。日米同盟が揺らげば我が国の存立自体に影響を与えることになる。

 米国の御役に立ちたいのであれば・・・北アメリカ航空宇宙防衛司令部のようなものを組織しなければならないことになりますかね?そして、地勢的に考えると、合衆国は期待していないと考えて良いのでは?期待されたら、軌道上に8個ぐらいの人工衛星と、それなりの責任のとれる分析スタッフを置いて、判断は自動化しなければならない・・・余計な事をすると・・・あと始末が大変になる・・・

―― 我が国は、我が国近傍の国家から米国が弾道ミサイルによる奇襲といった武力攻撃を受けた場合、米国防衛のための米軍の軍事行動に自衛隊が参加することはおろか、例えば、事例1で述べたように、攻撃国に武器を供給するために航行している船舶の強制的な停船・立入検査や必要な場合の我が国への回航でさえも、現行の憲法解釈では「武力の行使」に当たり得るとして実施できない。船舶の検査等は、陸上の戦闘のような活動とは明らかに異なる一方で、攻撃国への武器の移転を阻む洋上における重要な活動であり、こうしたことを実施できるようにすべきである。また、場合によっては米国以外の国々とも連携する必要があり、こうした国々をも支援することができるようにすべきである。

 米国がミサイル攻撃を受ける場合の日本の貢献は・・・地勢的に困難・・・まさか、メルカトル図法の地図でミサイル戦略を考えたのかね?なんとなく、前提が間違っているから・・・前提をゆがめて戦争準備をしようとすると、こいつは侵略軍を創設しているように思われるのではないかと・・・

 そして、攻撃国に武器を供給するために航行している船舶の強制的な停船・立入検査や必要な場合の我が国への回航は自衛隊の仕事ではなく、海上保安庁の仕事でしょうに・・・司法権を持った海上保安官の職務ではないかと?この辺の取り違えを故意に行っているとなると・・・戦争の準備をして・・・まさか、どこぞの国へ侵攻しようとしているとか?そもそも北朝鮮を海洋封鎖する事は意味があるか?となると・・・意味は無いと思われますが・・・北朝鮮と中国・ロシアは鉄道や道路でつながっていますから・・・まさか、中国と戦争したいのかね?中国は武器の原材料を自給できるが日本はできない・・・本気で戦ったら?絶対に勝ち目がない・・・一人十殺・・・これでも足りない。日本の生きる道は、軍備ではなく外交だと信じますが・・・それでも、どうやら本気で戦争がしたいらしい・・・

2014.05.20

  

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