現在をうろうろ(1294)
日本貧窮者経済新聞
 ロシアの潜水艦建造所は・・・?(1)

 ちょっと、潜水艦繋がりで、ロシアの潜水艦も気になりましてね・・・困ったものです。どうやら、近頃の潜水艦は自動化が進んで乗員の数が減少傾向にあるようです。というわけで、気になるロシアの潜水艦をチェックしようと思うわけです。私は、個々の艦の性能や攻撃力などはあまり興味がなくて、戦略や運用であるとか、その兵器のベースとなる部分の方の関心が強いのでね。基本的に軍隊は飾りのようなものですから、その裏の部分・・・工業力や資本力・・・外交戦略などの方面への興味がね。所詮、軍は使用したら、その時点で負けだね・・・戦争は単なる破壊で、そのあとに荒廃をもたらすわけですから・・・戦勝国にも敗戦国にも良いことはあまりない・・・あるのは死体の山と涙と憎しみに過ぎない・・・それなのに、軍拡・・・戦争への道を歩む偉大なる安倍晋三閣下・・・安倍晋三閣下万歳!世界に冠たる日本 万歳!だから仕方ない。

 さて、ロシアの原潜はどこで作られるか?製造元を見れば、その辺りには修理のために戻ってきている原潜もあるし、そこ国の造船技術の結晶が見らるわけですからね。造船所の所在地はセベドロビンスクという都市の・・・昔は402造船所とかで知られていた場所のようですね。64°34'46.5N 39°48'49.6E - Google マップ それらしき造船所がありますが・・・なんだか、妙な感じですね?

 左のような感じ・・・潜水艦をいじっている場所は四角い水面の上部のアーチ状の屋根のかかっている場所・・・そして、空母もいじっていますね。どこかで見た空母・・・旧ソ連のキエフ級重航空巡洋艦を本気の空母に改装したインド海軍のヴィクラマーディティヤですね。この画像は2013年6月2日のものですから、ちょっと古いですが・・・興味深い。

 あれ?建造用のドックではない?これって浮きドックですね。それに屋根がつけられている・・・ということは、工場内でほぼ作り上げられて進水、そして、ここで艤装という形になるのかね?というわけで、この造船所そのものの運用形態が気になるわけです・・・時間をさかのぼったり進めたり・・・眺めると興味深いことに・・・

 左上で空母が艤装されている部分まで漲水することができるようです。この船台の盤木が並んでいるあたりはその時々に応じて様々にレイアウトされて使われているという感じ・・・

 この造船所はかつての船台による滑走による進水を基本としていたが、乾ドック的な要素も含みつつ、浮きドック及び工場建屋内での陸上建造へと移行してきたということですかね?

 まあ、近頃は屋内での艦艇の建造が行われていますからね・・・北朝鮮の潜水艦建造所も建屋内の船台で建造して海に引き出すパターンですね。北朝鮮を先進工業国とはふつうは考えませんから・・・アメリカ様の新鋭工場だと・・・

 船舶のブロックを海に面していない工場内で組み立てて、左の写真のように置き場に並べて海に面した建屋内で組み立てて進水という感じですかね?

 左の写真のブロックは・・・たぶん、アメリカ海軍の沿海域戦闘艦のインデペンデンス級のものですね。これが、組み立て工場へ運ばれるということのようです。

 組み立て工場は左のようなものなんですが・・・明らかにサイズ的に入らない船を組み立てているようです。そのため、戸口から鼻先が飛び出しているのが確認できますね。

 工場から浮きドックか艀に移して浮かばせるのかね?この工場はAustal;オースタルのモービル造船所ですね・・・オーストラリアの造船メーカーですね。高速船を得意とするメーカーで・・・そういえば、オーストラリアの別な高速艇メーカーのインキャット中国の高速ミサイル艇の設計にもかかわったとか・・・紅稗型ミサイル艇でしたね。この、インキャット系の船舶として、青函航路に投入されていたナッチャンがありましたっけ・・・あの船ナッチャンWorldは・・・今は自衛隊の傭船のようですね・・・軍用輸送の高速艦に化けているのか・・・姉妹船のナッチャンReraは台湾に売られて蘇澳港-花蓮港の航路で働いているようですね。日本にはすでに高速旅客船を運用する力がないのです。困ったものです・・・落ちぶれゆく日本・・・

 インキャットが関係した奴は・・・左のように配備されていますね。左のやつは東海艦隊に配備されているものです。YJ-83対艦ミサイル4基搭載ですから、まあ昔の高速水雷艇のようなものですから・・・現在のイージス艦のような駆逐艦クラスの艦船などを迎撃するにはよさそうな高速艇ですね。こんなのが航空機とともに40ノットぐらいの速度で複数の隊列を組んで突入されると非常に厄介かと思われますね。

 非国民の敗北主義者の私が考えると・・・イージス艦とヘリ空母、揚陸艦から成る艦隊を東シナ海に展開したとすると・・・第一波の対艦弾道ミサイル、それに続く対艦巡航ミサイル・・・であらかた対空ミサイルを使い果たして、残りを航空機攻撃に使うと、ファランクスの20mm高射機関砲で対応するしかないでしょうね・・・

 この時点で、全弾撃ち尽くし・・・ではないかと・・・そこに、この手のやつが掃討戦を挑んでくると、操艦の妙で切り向けるしかなくなるような気がしてね・・・当然、直援の戦闘機を出す余裕があるのなら、対艦ミサイルも空中から飛んでくることになる・・・この、戦闘でイージス艦4隻とミサイル護衛艦4隻、輸送艦3隻、ヘリ空母1隻を失うと、着上陸部隊3000と合わせて5000名ほどの被害が生まれることになりますね。

 残念ながら、中国の格上の攻撃兵器の対艦弾道ミサイルや対艦巡航ミサイルなどがなければ、そこそこ戦えるかもしれませんが・・・残念ながら・・・対艦弾道ミサイルに核弾頭など搭載されたらそれだけで綺麗に消滅することになる。

 戦争は、勝てばよいのですから・・・イージス艦にイージス艦を対抗させるのではなく、単純に格上の兵器を使うことが重要ですからね。格上でしかも安価なものの方が効率的・・・防衛には使い捨て兵器のミサイルが有用ですが、侵攻には人を向かわせなければならないから厄介だということですね。したがって、日本には防衛力はあるが戦地へ向かう力はそもそも存在しないのに、世界に出すつもりでいるから問題なのですがね。・・・じゃなくて・・・ロシアの潜水艦建造所だった・・・

2015.10.21

  

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