現在をうろうろ(1284)
日本貧窮者経済新聞
 シリアでは何が起こっているのやら・・・?(3)

 さて、砂漠での攻防ってのはどんなものなのやら?気になりますね・・・ある領域を確保し続けるためにしなければならない戦略ってのを私は知らないので・・・最新の戦車戦はどんな具合に行われるのやら?ロンメルの時代は・・・基本的には、戦車や対戦車砲の実力に関しては、伯仲ですから・・・正面攻撃ではうまくいかないので、攻撃側は陽動作戦と迂回による奇襲になるわけですね。長い戦線は守り切れない・・・したがって、拠点防衛のパターンになる。拠点の連なりで侵攻を阻止するしかない・・・

 しかし、拠点を確保し続けることは・・・補給が続けられるかの問題になるわけですね。堅塁も補給が無ければ維持できない・・・航空兵力による補給なども行わなければならない・・・ということですね。ロンメルの時代は、連合軍の箱形の陣地・・・四周を防衛する陣地に因って防戦を行うわけですね。機動力のある機甲団と対峙するのはこの手しかないでしょうね。機甲団は歩兵では対抗しえないわけですから・・・

 しかし、堅塁も迂回されてしまえば意味はない・・・迂回するには莫大な燃料が必要になる・・・これまた、補給の問題になるわけです。日本は補給なんかちっとも考えないし、人的なものもまるで考慮しないで作戦計画を立てますから・・・戦車戦のようなものは・・・戦車用の壕を掘り、対戦車壕を作り・・・物資の集積を行い・・・こういった事を敵と対峙しながらやるわけですから・・・たぶんこういった事態には、日本の指揮官はすぐに、お腹が痛くなったりと始まるはずです。じっと、我慢して勝つための努力をして待つ・・・いや、時に待ってもらう事が出来ない・・・すぐに飽きて、準備不足でも突撃!この道しかない!かな・・・地方創生は痴呆早世に終わって、今度は一億総活躍社会?なんだかわからんね・・・スローガンと看板だけの中身のない世界・・・

 人的な要素に関して考慮しないというやつは、オーストラリアへの潜水艦の売り込みでも現れていますからね・・・現有6隻各45名の乗員・・・一線兵力270名、予定は8から12艦に対して・・・ドイツは1艦乗員33名の潜水艦、対する日本は65名の潜水艦・・・導入できるのはどちら?簡単な兵員計算・・・270÷8=33.75 兵員数から、ドイツの艦しか導入できない。それでも、日本の潜水艦は優秀!だから、世界一!だからと身勝手に売れると信じているようですけどね。

 あれあれ?いつの間にかフランスもオーストラリアへの潜水艦の売り込みを強化しているようですね・・・日本経済新聞 電子版 [FT]独仏、日本より優勢か 白熱する豪の潜水艦受注合戦  日経も弱気な記事を載せています・・・安倍晋三首相と親密な関係にあったアボット氏の退任・・・個人的に親密であることって、基本的に世界では通用しないということのようですね。単に、親密であると宣伝していただけ?

 そういえば、日本って・・・それほど親しくない、いや、ほとんど関係なくてもハッタリ的に親しいんだ!とかやって自らの偉大さを表現しようとする傾向が強いようですからね・・・

 いずれにせよ、フランスのTKMSが参入してきますね。ここの、潜水艦部門も古いですね・・・トゥーロンの造船所なんかルイ13世の時代ですからね、リシュリュー枢機卿の発案・・・三銃士の時代ですね。1624年に計画され、トゥーロンを母港とするレパント艦隊を建設することになります・・・フランスにはほかにも潜水艦建造ドックが・・・ブレストにもありますね。ここも同様の経緯で置かれるようになるわけです・・・対英戦のための備え・・・

 左のドックが潜水艦関連で使われているトゥーロンのものですね。43°07'26.4N 5°54'47.6E - Google マップ ここにあります。地中海艦隊の潜水艦を建造・修理の中心のようです。

 そして、ブレストには大西洋艦隊の潜水艦を建造・修理を行う造船所があるようです。48°22'42.2N 4°30'12.3W - Google マップ と48°22'37.0N 4°29'48.2W - Google マップ この2つの造船ドックが潜水艦用のものと思われます。造船所の全体像は右のようなものですね。なんだか、日本の造船所は貧乏くさく見えるのがね・・・建物の統一感が無くて・・・文化の違いかね?

 あれ?しまった・・・シリアだった・・・さて、シリア シリア ・・・砂漠での戦車戦に興味を持ったのは・・・35°19'16.4N 40°02'40.2E - Google マップ このあたりに広がる軍事基地らしきものを眺めていてなんです。

 この軍事基地はかなりの広がりを持っていて、周囲は土手が作られています。そして、ところどころに堡が作られていて・・・左のようなやつですね。雰囲気は、万里の長城という感じですかね?

 こういった土塁を延々と約9km工兵隊は作って維持しているような感じです。南スーダンでの自衛隊の活動の側溝と道路の整備より大仕事のような感じですね。

 まあ、本気の戦争というか内乱を戦っているわけですから、工兵隊も必死ですね。高い技能を持つ必要がありますね・・・自衛隊もケニア辺りで現地の工兵を指導しているとか、国連で偉大なる安倍晋三閣下は演説していましたが・・・どれくらいの技能を新たに付与できるのか?考えさせられる部分がね・・・だって、ここの築城だって基本的にはソ連以来のロシアの技術の系譜にあるわけでしょうからね。

 日本も重機が随分と普及し進歩したものです・・・戦車を運用する国って、基本的に重機の運用をしてるはずなんだが・・・アフリカで日本の自衛隊が重機の扱いを教えている国々はイギリスからの技術導入ですが・・・戦車陣を構築するなどの技術の伝習は無かったのかね?道づくりも分からないらしくて、日本の自衛隊が教練をしている・・・?私でも、ユンボやブルドーザーは動かせますが・・・?

 どうやら、ISILとシリア政府の境界は右のような検問所が境のようですね。35°24'17.7N 40°03'33.5E - Google マップ 2014年9月23日の時点では車の行き来があるようですから、完全な無法状態での戦闘が行われているという雰囲気ではないですね。ただし、明確な行政的な区分が存在していることになりますね。

 あれ?違った・・・道をラッカの方へたどると、右の写真と同じような場所がありますね。そして、さらに進むと道路に土塁が作られて交通が微妙に遮断されています。

 写真からすると、道路が閉鎖されて、住居の方を迂回す道がつき、それをさらに封鎖したら、写真上側の迂回路がつけられ、こいつは開かれた状態で・・・

 上の検問所が、右の写真の右下で、もう1か所検問所があり、右の写真左上のところまで道路がつながっていて、土塁で切断されているということのようですね。

なんとなく、右の写真の集落がどちらの陣営に属するかの問題なのか?詳細は不明です・・・街の名はアイヤッシュとありますが・・・

 どうやら、アイヤッシュの街はシリア政府側ではないようですね。最初の検問所の周囲の道路を見ると、左のように、検問所の先の道は壕と土塁によって切断されていますからね。したがって、検問所がこの位置まで後退してきたと考えれば良いようです。

 この様子からすると、交通は完全に切断されていないことになりますが、1年も経てば状況はどうだか・・・?

 この、シリア政府の孤立しているように見える街の西側はこれで確認できたことになりますね。この場所の南には軍の演習地なのか、陣地なのか?不明ですが・・・その類のものが広がっています。

2015.10.14

  

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