現在をうろうろ(1236)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカの利権と自衛隊と・・・? (18)

 日本の偉大な総合商社様のアフリカでの活動は1922年に東洋綿花がエジプト綿の買い付けを行うことにより開始されたようです。そして、それ以来の事のようです・・・ああ、あった・・・ACCELERATING GROWTH IN AFRICA -アフリカでの挑戦- 豊田通商 さて、ここに、アフリカでのビジネスの難しさの気配を読み取ることができますね。

 2001年には英国商社からケニアなど7ヵ国のトヨタ自動車代理店を買収するなど、政情不安を危惧した他社の撤退が相次いだ時代においても、英語圏である東アフリカ・南アフリカを中心に着実に展開地域を拡大してきました。

 こんな具合にね・・・どうやら、英語圏をターゲットにしているらしいですね。政情不安であっても、英国は逃げ出したが、日本の偉大な総合商社様は逃げたりしないようですね。

 しかし、外務省の渡航情報からすると、かなり危ない地域が多いようですね。この赤い地域で活動する気なのかね?まあ、偉大なる安倍晋三閣下が指揮を執る自衛隊が平和をもたらしてくれることになるのでしょう。

 しかし、問題は・・・ケニアの中でも地域によって治安が違う、そして・・・資源の争奪戦が激しさを増しているということですかね。

 さて豊田通商のケニヤでの事業としては・・・ケニア初、国内肥料事業に関する取り組みを合意 豊田通商 これにちょっと興味がありますね。食糧増産のカギになるものです。合成肥料製造ですから、化学工業を興すことになりますね。高度な技術導入をするのか?それとも安価にまとめるかですが・・・私なんかだと、安価に始められるやつですかね?北朝鮮でいう主体肥料の石灰窒素とかね・・・肥料であり農薬でもある素敵な肥料・・・扱いについてちょっと教育の必要な奴ですが・・・

 ただ、現在・・・ケニアの農業で輸入に頼っている肥料が何なのか?それにもよるということですね。外務省 ケニアに対する無償資金協力(貧困農民支援)に関する書簡の交換について 外務省のビジョンとしては・・・今回の供与品目は肥料であるが、供与する予定の肥料は、ケニアにて広く普及しているものであり、その活用によるトウモロコシ等の生産性の向上や農民の収入増加が期待される。・・・ということですね、具体的に何なのやら?トウモロコシやマイロですかね?このあたりなら、適当にやってもOKな尿素かね?

 なんだか・・・偉大な日本政府や偉大な商社様のアフリカ感は・・・貧乏くさい話ばかり出てきますが・・・ケニアの首都ナイロビを眺めているとかなりびっくり、空港周辺に工場群がありますね。コカ・コーラやネッスル、韓国企業も進出しているし、アスペン系の製薬会社、イギリスのタバコ会社、ブリヂストンとも資本関係のあるタイヤメーカー、イギリスの大手セキュリティーサービス会社、紙加工品の工場やハンドクリームで有名なニベアのBeiersdorfとか、ケニアにも繊維会社から大きくなり、電力や鉄鋼、ポリエステルなどを扱う企業があるようですね。この会社はインドへも進出している・・・資本関係はどうなっているのやら?植民地時代と変わらないのかね?

 Crown Paints Distributor-H.Young & Co E.A Ltd ここが、どうやらパイプラインの請負をやっているところのようですね。ナイロビからモンバサまでのパイプラインや空港の消火設備の配管などを請け負っているようです。鉱工業関連のインフラ整備を手広くやっている会社のようですね。地熱発電の配管もここのようです。H Young & Co (EA) 国営企業ではなさそうですね。

 こういった企業が道路を作っているのに・・・自衛隊が隣国の工兵たちの指導をするってのもやや解せませんが・・・単に、十分な予算がつけられないから問題なだけなのでしょう・・・

 しかし・・・大規模開発ってのは計画が重要ですからね。金さえあればできるが、金がないところでの大規模開発は・・・借金と上りと・・・資金繰りの問題ですからね。気になるのは日本の借款って、ちゃんと元が取れているかどうかが気になりますね。いつの間にか、無償援助に代わっているのではないかと・・・

 あ!豊田通商の中古車屋がありますね・・・・1°19'16.9S 36°50'06.7E - Google マップ ここですね。Used Cars Sell Buy Service - Toyotsu Auto Mart Kenya Ltd. (TAMK) なかなか良いお値段がついていますね・・・100万円以下の車はそれほどないですね・・・50万円以下は皆無・・・他に中古車屋は無いかね?・・・New & Used Cars For Sale In Kenya - Cheki ここの方が低価格帯からありますね。Kenya Car Imports Used Vehicle Dealership in Nairobi, Kenya ナイロビにも何軒かの中古車屋があるようですね。

 どうやら、ナイロビには一般的な製造業や輸入業者は一通りありそうな感じですね。まあ、一国の首都ですから・・・あれ?面白い・・・1°08'28.8S 36°55'01.8E - Google マップ 切り花のバラの栽培園ですね・・・かなり大規模、そして、屋根に文字が入っている工場がありますね・・・1°09'07.1S 36°57'23.4E - Google マップ これは、どうやらトタン屋根の波板とかを製造している会社のようです。

 他には・・・これって、もしかしたら風力発電機の置き場?1°14'23.1S 36°59'28.3E - Google マップ アフリカ最大級の風力発電事業、8億7,000万ドルで締結 道路の系統性からすると、これ関連のものですかね?

 LTWPプロジェクト資金は、株式、メザニン債、シニア債の混合により調達される。開発にはケニアとオランダの投資家による合弁企業があたり、デンマークの大手風力発電機ヴェスタスがタービン365基を供給し、スペイン政府が電力網をつなぐ428キロの送電線建設資金への融資を行うことも合意された。電力は、ケニア政府が大部分の株を所有するケニア電力・電灯会社(KPLC)に売却される予定で、20年間の電力購入契約が締結されている。

 こんなことが書かれていますから、デンマークの大手風力発電機ヴェスタスか・・・そういえば、三菱重工はここと合弁会社を作っていますね・・・三菱重工|洋上風力発電設備専業の新合弁会社を設立br -三菱重工業とヴェスタス社 しかし、三菱重工は自社開発した風力発電機があって、日本のトップブランドではなかったかね? 三菱重工|プロジェクトMHI 「風力発電プロジェクト」 洋上発電ね・・・

 ケニアでは、様々なプロジェクトが進行中のようですね。ナイロビを見て、ケニアの産業基盤はなんとなく見えてきましたね。合成肥料工場はどこに作るのかね?すっかり、これを忘れていました。

 窒素肥料系のものだと・・・水素と空気中の窒素との合成ですから・・・水素源を何にするかの問題ですね・・・近頃は、天然ガスですかね?中国や北朝鮮などは安価に石炭スタートですね。ケニアの石炭はナイロビの東の鉱区が中国に割り当てられたとか?情報を収集中ですが・・・鉄道などの輸送インフラの問題もあるし・・・ケニア東部にも炭田があるとか・・・?偉大なる安倍晋三閣下はどのような構想を描いているのやら?どうもよくわからない・・・ケニアから南スーダンに入るのは非常に困難ですからね・・・自衛隊はウガンダのエンテベ空港へロシアの大型機をチャーターして資材を運び、ここから南スーダンの首都ジュバまでトレーラーで輸送していますからね・・・まあ、私などには見当もつかない凄い構想があるのでしょう・・・安倍晋三閣下万歳!世界に冠たる日本 万歳!

2015.09.21

  

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