現在をうろうろ(1179)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカ政策の概要は・・・(4)

 さて、アフリカの続きですが、日本は国益ってのを重視しますから、単なる投資というのとは違うような気がしてね。利権の獲得を外交の柱にしていると考えておけば、妄想しやすいようです。とにかく、アフリカの資源や富を日本に運び込むためのシーレーン防衛が重視されている。その結果、派兵を前提とした法案が出てくると考えると簡単かな?なんてね・・・別に、ホルムズ海峡の掃海ではなく・・・単に、富の移転・・・石油つながりだと、まず間違いなく南スーダンの原油をケニア経由で運び出すことを考えている・・・南スーダン北部の油田から、日本までの切れ目のない防衛・・・こいつを考えると、どんなことになるのかを考えてみるのも面白いかも?

 気になるのは日本のODAの仕組みですね・・・なんとなく、官製談合の形式を踏襲している可能性が高い・・・先方に、XXを作ったらどうか?見積もりを出せ、要望書を出せ・・・日本の商社が手を回して、見積書を先方に提示・・・そのまま、日本政府に出すと・・・OK、そして、べらぼうな見積もりが通って・・・介在する商社が丸儲け・・・たぶん、利益の一部を上納してOK・・・問題は、この利益の上納先が不明・・・

 どうせ、詐欺師のような国会議員がいるわけですから・・・迂回して国会議員に流れるのは明らかでしょうね。新株の国会議員枠とか・・・平気で言ってるわけですから、しかも購入していないし、使途不明になって金が消えてるし・・・凄い倫理観ですからね・・・口利屋であると考えていればOKなのでしょう・・・さて、シーレーンの切れ目ない防衛はどんなことを考えているのやら?・・・とにかく続きを・・・

 ヤマハは、さらに進んで、モーリタニア初となる、造船工場の建設を手伝いました。モーリタニア人を日本に送り、造船技術を習得させました。そうしてできた工場から、この2月、「メイド・イン・モーリタニア第一号」となる漁船が、晴れて進水の運びです。
 「一人、ひとり」を大切にする日本企業がアフリカに来ると、本当の意味で、Win-Winの関係ができます。
 受け入れ国に、労働を苦役とみなす価値観がもしあるなら、それは、日本企業と付き合う中で変わります。
 「一人、ひとり」の工夫、努力を尊ぶ労働の場は、喜びの場にさえ、なり得るからです。

 あれ?この造船工場はヤマハの資本で建設されたのではないのか?建設を手伝った?経済ピラミッドの底辺を対象としたビジネスなんでしょうけど・・・基本的には、水産無償援助活用をベースにして、これで経済ピラミッドの底辺にいる連中に、新しいタイプの仕事を提供して、物を売る・・・この物で商売がうまくいけば、より高価な商品を導入することは明らか・・・より高度なものへと・・・いつかはクラウン・・・ヤマハは商売上手ですね。

 結構、海外で白バイを導入させている・・・高性能なヤマハの製品と追いかけっこする連中は、最低でもヤマハの製品が欲しくなる・・・どうやら、初期導入したFRPのカヌー型の船とタコ漁の利益によって、35年を経てやっと5トンの漁船へとたどり着いたということのようですね。ある種の機材商法ですね。これを導入すると・・・XXが実現して儲かる、儲かったら次のステップで、こいつを導入、するとこんなに儲かる・・・良い連鎖なら問題ないですね。夢を売る商法ですから・・・政府がバックに控えているから、さすがに、タコを取れば高く買い取る!この船を導入せよ!蛸壺も出す!・・・タコの買い上げをやらないと悪徳商法・・・

 日本国内では、この手の商法で泣いた人たちが一杯いましたね・・・軍手編み機を買えの内職商法、カブトムシを飼え、タニシだ!と色々と・・・豊かだと、一発儲けて逃げちゃう・・・貧乏人相手だから長い時間をかけて回収することになる、長期の安定のためには外からの資金援助と、商売になる商材が必要で、モーリタニアではタコが大当たりということなのでしょう。私なんか、鹿島にいて鹿島ダコが高くて買えない・・・貧乏は嫌いだ!安いモーリタニア産で・・・しかし、ヨーロッパ人も日本食ブームでタコなどを食べるようになると、日本まで辿り着くのだろうか?気になりますね。

 商人は高く売れるとなると、売り先を変えますからね・・・ざっと、ヤマハのビデオは見ましたが、技術移転ではないような感じが・・・なんとなく、中心となっていたのはFRPのテクニックが中心だったような?FRPの技術自体は、カヌー型の船の導入の際に技術移転がなされている。そして、恐ろしい速度で技術の放散があったようですね。木製のボートをFRPに置き換えたわけですから・・・初期は木のカヌーをFRPで補修した?そして、型を作る技術を学んで、それが放散・・・そこへ、船外機の導入とメンテナンス・・・メンテナンスに関しては政府の助けは無いはずだから・・・期限を切ってするものではないから、ヤマハはここで船外機を売らなければならないわけですね。サービスメカニックの養成と、売るために漁法の伝授・・・当然、サービスメカニックの独立が相次ぐわけですね。技術を習得して自信が持てて、部品供給のルートを見つけたら当然独立・・・部品供給は欧州からでは?まさか、中国やロシアのコピー商品?まあ、船外機の部品は根が共通の技術だから互換性がある・・・

 なら、囲い込みのための純正部品って事になって・・・部品屋を展開しなければならなくなる・・・経済ピラミッドの底辺層を押し上げることで貧困な顧客を裕福な顧客にすることで利益を上げる・・・そのスタートは、政府の無償のODAの利用ということですね。

 ああ、忘れていた・・・ヤマハのビデオで、完全な技術移転でないと思ったのでね・・・FRPの積層のノウハウの移転なんですね。FRPの核心となる技術は・・・やはり、型を作る部分ですね。こいつができなければ、積層職人にしかなれない・・・工場から出ても仕事は・・・修理だけですからね。パーツなどの核心部分を製造できなければ、修理屋の域から出ることはできない。修理屋の域から出さなければ、部品販売網でひとからげに利益を独占できる・・・

 したがって、原則的に現地生産、特に部品下請けメーカーの育成をしてはいけなことになるのかな?従って・・・強力な部品販売網を整備して、部品不足に伴う勝手な現地生産への移行を避ければよい・・・現地の代理店で現地人がメンテナンスを行えるように「日本国内から部品を送ってサポート」する体制を維持しているから、ヤマハは優良企業として君臨できる・・・よい商人ですね。独占と安価な部品の安定供給で、ユーザーも喜ぶ・・・ここまではWin-Winですが、本当はどこの国も工業の威力を知っていますから、自国で生産したいはず・・・設計・生産の技術移転が喉から手が出るほど欲しいのは自明。

 問題は、東南アジアですかね?技術移転が済んで独自の商品を売り出すようになっている・・・商売はきれいごとでは済まない部分がありますからね。

 ふむ・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君ってのは、労働を苦役とみなす価値観はお持ちではない・・・私は、労働は苦役以外の何物でもないと信じていますが・・・確かに、労働の中で遊ぶことも得意ですが・・・サボるのではなくてね。良い労働は、時間がたつと完了するものが好きですね。それで、塾に就職しましたね・・・授業時間が過ぎれば仕事は完了するわけですから。テストやテキストなどの原稿関連の業務は、いかに早く終わらせるか、終ったら、如何に終わっていないふりをするかですかね。これで、自由な時間ってのを捻出することができる・・・。終わったことを悟らせなければ楽ができる。仕事は、如何に早く終わらせるかの手法の練り直しが中心になる・・・日々のイノベーションってやつの準備をしていたわけでね。

 私は、確かに仕事場では充実して楽しんでいましたが・・・他にも色々とやりたいことがあってね・・・しかし、金を稼ぎに出かけなければならなかったので、嫌々仕事へ行っていましたね。行った以上は苦しみたくないですから、人並みに仕事をこなして・・・さっさと帰っていました、というより、夜の9時10時に終わる仕事ですから、さっさと帰るしかない・・・朝は人並みに起きて、やりたいことをしていましたね。でも、なぜか、その時間にも仕事が入ってきてこなすことになったりしますから面倒ですね。

 労働がすべてに優先させられても苦にならない、それが喜びになる人間が欲しいのか・・・だから、平日一家離散政策を推進するのね・・・男も女も年寄りも、邪魔な子供を収容所へ入れて働け!これが「日本らしい日本」の生活だ!という事のようですね。下々の者は、朝早く起きて、汗を流して働け!慶安の御触書が日本らしい日本人の生き方を示しているとか?

 天保年間に日本は大きく変化したみたいな感じですからね・・・それに先立っての御触書・・・権威を敬え!、働け!、贅沢は敵だ!遊びに行くな!で集約できるかね?つまり、天保年間になると、やくざ者が目立つようになります・・・つまり、経済的な自由を体現できる人間が増えてきたために統制が取りにくくなった・・・つまり、自由主義的な社会に、この時期に日本は変容が始まっていると思われるというわけですね。

 たぶん、慶安の御触書は偽書だと思いますね・・・原文らしきものが存在しない、あとででっち上げたものだと・・・逆に言えば1650年代ごろまでは、確実に封建制社会の秩序で動いていたが、その後に自由主義的になり、天保年間には、地頭や代官を敬い、名主や組頭を親のように思って尊敬・・・という状況ではなくなっていったという事でしょう。今の世の中は、総理大臣なんかになっても、その肩書だけでは尊敬されたりしない恐ろしい世の中になっていますからね。苦労して金を使ってなったけど、尊敬されないのでは面白くないでしょうが・・・財政再建はどこへ行った?アベノミクスは失敗じゃないか!この道は何?まさかいつか来た道をまた歩もうとしているのか?大東亜戦争への道かよ?なんってね。

 財政の改革は、もはや議論に時間を割く時ではありません。具体的な、成果を生む時です・・・じゃないかね?財政再建に関しては何か具体的な成果はあったのかね?円安による粉飾的なもの以外は・・・円安で収支が改善されたはずはないのだがね。

 みんなは500ドル稼いでいました。この10%を税金として政府は1ドル80円で徴税します。このため50ドルの税、即ち4000円の税収がありました。今年はみんなは450ドル稼ぎました。この10%を税金として1ドル125円で徴税します。このため45ドル、即ち5625円の税収を得ました・・・政府は以前に比べて1625円即ち13ドル、29%税収がアップしました・・・単に、円の価値がなくなっただけじゃん・・・このための第一の矢と第二の矢で、第三の矢は無いので・・・束ねれば折れないはずの矢が・・・2本しかないので折れそうになっているという事ですね。もう、日本には郵政がもつ預金くらいしか手を付けるものが無いのでは?

2015.08.24

  

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