現在をうろうろ(1177)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカ政策の概要は・・・(3)

 すごいね・・・日本企業は、自由主義的な考え方を排除して、全体主義的な精神をアフリカに植え付けようとしていることに高い評価が集まっているのか?全体主義的倫理観に右翼の軍国主義者の安倍晋三君は感動したわけですね・・・右翼で軍国主義者だから当然か・・・しかし、日本の自由・民主主義のリーダーでもあるが・・・目指しているものは、「日本らしい日本」の滅私奉公の精神?・・・全体の利益は個人の利益に優先し、個人の私生活をも積極性が足りなければ、強制的に全体に従属させるというのが、日本の自由・民主主義であるということかね?

 例の出資法違反の詐欺師の国会議員は、国民に国のために死ね!とやっていますからね。誰も、政府のために死にに行きたい人間はいない・・・当然でしょ!他人の金を集めても、公約通りに株を買って、儲けさせることもできない奴が・・・立派な口をたたけるのが、日本の不思議ですね。目的のために金を集めて、目的の通りに買えばよいものを・・・まさか、票も同じ論理で集めているのかね?目的のために票を集めて、掲げた目的の通りに動かないことを信条として、立場を利用して私利私欲に走るのが、「日本らしい日本」の政治屋なのか・・・これなら、納得!・・・さて続きは・・・

 皆さんに、ご理解いただきたいのは、日本企業がアフリカにやってくるとき、このような、経営の思想を、必ず一緒に持ってくる、ということです。
 「一人、ひとり」に力をつけてもらい、創造を引き出そうとする思想です。
 例えば、漁船につける船外機を売るとします。漁師の漁撈指導まで、普通はやりません。でも、行動半径を広げることを可能にする漁法を漁師に伝授したとすると、回り道でも、船外機の売れ行きはむしろ安定するでしょう。


 このような経営の思想を一緒に持ってくる・・・余計な「日本らしい日本」の押し売りかね?でも、独裁者に近い連中にはありがたい話ですね。自由主義的な考えを持たれると、独裁制は崩れますからね・・・個々人の可処分所得が増え、個々人の能力が増して、その能力で食えるようになると・・・お前さんの言うことをきかなくても、俺は一人でやっていける!こんな所、おさらばだ!と言えるのが自由ですからね・・・これでは、独裁的な権威を持つ者にはありがたくないわけです。

 したがって、まずは・・・滅私奉公の精神を注入して、精神的な自立もさせないように洗脳したら、「一人、ひとり」に力をつけてもらい、創造を引き出そうとする思想が実現できる、自分一人では何もできない、会社に属していなければ、この社会に属していなければ私は無力である!と信じさせたところで、教育が始まる・・・独り立ちできる力がついても、自ら創造できるようになっても・・・その個人の持つ実力を会社や社会のために引き出させる・・・しかし、独立は不可!

 漁船の話か・・・靴を履かない地方へ靴を売りに行く話の焼き直しだね・・・裸足の国に靴を売りに行くには靴の効能を説明しなければ売れるわけない・・・

 まあ、漁船とGPSの組み合わせで、海賊を始めた漁師ってのもいますが・・・航法が分からなくてもOKとなれば行動半径は飛躍的に広がる。組み合わせによるイノベーションまで引き起こすのですからね。アフリカはすごい!

 右のような母船式の漁業を始めて、低速だが航続力のある母船に高速艇を引かせることで、飛躍的に広範囲に展開できるようになった海賊たち・・・技術の進歩は目覚ましく・・・母船式海賊業を始めるわけです。モデルは、母船式の捕鯨ではないかと思いますがね。右の船団は漁船団なのか?それとも海賊船団なのか?判断は困難・・・この場所の近くには・・・なぜか、海賊のうわさを聞くようになってから急速に発展した集落がありますからね・・・果たしてどうなのやら?ソマリアの海賊が頑張ると、日本のジブチの自衛隊基地の撤収は先送りになっていくでしょうからね。

 まさか、母船式海賊を日本企業が教えたのではあるまいか?なんってね・・・GPSを使って航行して、獲物が見つかったら、母船はGPSに登録された会合地点へ退避、キャッチャーボートは海賊行為を行い拿捕した船とともに、会合地点へ向かい母船と合流・・・特殊な航法は要しない。あとは、キャッチャーボートに日本製の高性能の船外機を搭載するように仕向ければOK!ジブチの自衛隊基地は存続・・・と、日本がテロ支援国家になっているとか?まさかね・・・でも、このジブチの海賊は・・・振興集落の建物の様子からすると、エチオピアのチャモ湖の漁師と不動産開発業者と結びついて、ソマリアへ進出したような感じですからね。

 日本の会社は、そういう売り方をします。カスタマー「一人、ひとり」に、技術をわがものとする、真のエンパワーメントを、自ら図ってもらおうとする思想です。これは、ヤマハ発動機が、モーリタニアで実際にやった方法でした。

 ヤマハのモーリタニアに関しては・・・笑顔ひろげる、感動つくる。- Moving You YAMAHA MOTOR モーリタニアって・・・タコ漁でしたっけ?このビデオにも、タコツボのような奴がちらりと出てきますね。日本へのタコ輸出が漁業の方向性を決めたということですかね?

 左の船が35年前のODAで5隻入れた漁船ですね。現在も現役・・・丈夫な船・・・過去のODAに関しては外務省 [ODA] 広報・資料 ODAメールマガジン 第222号(モーリタニア,ツバル) ここの記述からすると・・・

 砂漠がその国土の大半を覆い木材を産出しない当地に導入されたFRP(強化プラスチック製)カヌー型漁船,その後安価な現地製造も始まりカヌー漁船は瞬く間に集落の漁民に普及した。 技術協力で日本のタコ壺漁業も導入され,取った蛸は仲買いによって高価に取引され日本に向かう。漁村の日常生活に変化が生まれた。

 小型のFRPのカヌー型の漁船でのタコ漁が導入されたということですね。そして、今、より大型の漁船が望まれるようになったということですね。一応FRPの技術は存在していて、安価な小型のカヌー型の船は作れる・・・そこへより大型船の技術導入というわけですね。

 ふむ・・・Embassy of Mauritania in Tokyo (Economy-Prospection)・・・大型船に必要性はどうやら、漁業資源保護との関係があるようです。The fishery is very active in Mauritania. States regulations help to prevent overexploitation and fraud, enforce a two-month protective closure and intensify patrols of coastal areas and the marine zone.The new fisheries code adopted in 2000 emphasizes sustainable development of the commercial fishery, expansion of artisanal fisheries, reorganization and modernization of the Mauritanian fleet and development of processed product exports.Mauritania has signed bilateral fishery agreement with Algeria, Japan, Morocco, Russia, Senegal, Tunisia and the European Union.The potential for export development in this sector lies in the expansion of expansion of artisanal and coastal fisheries.

 ふむ・・・ロシア漁船の古い奴がちらっとヤマハの動画に写っていましたね。どうやらロシアも絡んでいる・・・そして、漁業資源保護のために政府の規制があって・・・カヌー型の船では行けない海域への漁場の拡大を図っているということのようですね。現在の漁場は・・・・先の外務省の広報資料によれば・・・

 西アフリカ沖北緯20度,北のカナリア寒流と南のギニア暖流のぶつかる外洋,大きなうねりと早い潮流,三角波の危険な海面,手漕ぎでくりだす木製カヌーでの漁業は既に遠い昔となった。

 ということで・・・西アフリカ沖ってのは・・・モロッコの領内のサハラ・アラブ民主共和国って、日本が認めていない国家の沖合の漁業ですね。どうも、中国もこのサハラ・アラブ民主共和国を承認していないようですね。そうなると・・・中国も基本的に1975年のヘルシンキ宣言に沿っているようですね。モーリタニアは、このサハラ・アラブ民主共和国を1984年2月2日に承認していて・・・なんだか微妙ですね。

 ふむ。サハラ・アラブ民主共和国をアルジェリアも承認している・・・サハラ・アラブ民主共和国の指導部はポリサリオ戦線で、この本部はアルジェリアにある・・・?

 そして、サハラ・アラブ共和国は・・・Western sahara walls moroccan map-en - 砂の壁 - Wikipedia によれば、モーリタニアの国境付近を実効支配しているようですね。したがって・・・ヤマハの工場があるヌアジブは微妙な場所にある・・・モロッコの唐辛子、モーリタニアのタコ・・・この2つが紛争の場所にあるのか・・・

 モロッコの輸入はスペイン・フランス・中国・米国・・・か、中国製の衣類が浸透しているようです。モーリタニアの情報はジェトロにはなさそうで・・・外務省情報では輸出入ともに主要貿易相手国は中国がトップ、輸出は日本は中国・イタリアに次いで3位・・・タコの威力か?

 どうやら、西部アフリカも中国が幅を利かせている・・・

2015.08.23

  

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