現在をうろうろ(1160)
日本貧窮者経済新聞
 フルートが増殖中・・・洋銀・銀・金の音は?

 まったく・・・私も、困ったこので・・・実は、やっちまいました・・・ムラマツのスタンダード・・・資金のあてが付くとこれだから。オークションだと・・・待ったなし・・・困るねえ・・・

 フルートの音って・・・どうやら基本的に頭部管が支配しているような感じですね。原理的に考えても・・・気柱共鳴ですから・・・もう、絶対に1万円以上のフルートは買わないぞ・・・いや、5000円以下で買うぞ・・・と思うわけです。

 左がムラマツの数世代前のラインナップと現行機種1本です。歌口の形状が微妙に違う・・・ヘッドジョイントの形状も微妙に違いますね。一応、左からM-85、M-95、M-120、M-180、スタンダード、9Kですね。

 どれも、非常に息に対する反応が良くて、素敵なフルートですね。反応のちょっと悪いのは9Kですかね。たぶん、目指している音が違うということになるのではないかと・・・中古のムラマツ・フルートの値崩れが起こりませんように・・・まったく、貧乏なのにこんなフルートが揃って・・・我ながら馬鹿みたいですが・・・一応、1本を除いてジャンク品ですから・・・高価なゴミを買いこんで喜んでいる・・・スタンダードはさすがに、スタンダードと名乗らなくても分かりますから、オークションの標準的な価格です。ただ・・・Eメカ付きだから、ちょっと安く買えたかな?あとの4本はムラマツのジャンク品の標準的な・・・ちょっと、低めのものですね。

 しかし、ムラマツのEメカ付きは珍しいですね・・・EX・GXで2.8万円、DSで6.5万円のオプション・・・いずれにせよ・・・銀色のが5本でEXの新品1本分ですかね。

 現状ではぱっと目には普通に手入れの良いフルートに見えるものになっています。つまり・・・標準的なムラマツの中古の値段で出せる・・・もう、売ることばかり考えていますね。貧乏だから仕方ない・・・知的好奇心を満足させるための買い物かな?質草としても優秀ですね・・・まあ、歌口の形状に違いがあって、さらに頭部管の形状も違いがありますからね・・・スタンダードを見た瞬間・・・あれ?この頭部管細いって感じましたから・・・M-180より細いんですね・・・上手く作り分けているという感じですかね。やはり、朝から吹き比べて・・・起抜けは音にならないですが、1時間もすると体が起きて来る・・・楽器演奏は体育の競技のようなものですね・・・

 結局は、モデル毎の音があるが、銀の音とか、キイが銀だからとか比較することはできないことだけは確認しましたね。そもそも、キイの材質で音が変わるのは私には理解できない・・・鍋に座布団でも押し込んで裏返して手で鍋を押えて鍋を叩いても・・・金属の音がするのか?なんってね・・・この状況で鳴りの良い金属なんかあるわけない・・・分かっていても、総銀の魅力がね・・・ただね。オークションで見てくれのしょぼい安い奴を買い込みますから・・・なんで、ここまで汚いの?なんって思いますからね・・・つまり、忘れ去られて廃棄するのに忍びなくて・・・リサイクルショップへ・・・このパターンのようです。

 どうも、気になるのは・・・フルートを朝から晩まで練習する環境ってのは・・・一般的ではないような?私の場合は・・・遊び場は問題なく1日中音を出していられます・・・サックスなども1日中吹いていても大丈夫・・・苦情は来ない・・・自宅は無理・・・だから、私にとってはこの遊び場が重要なんですけどね。

 学校で練習しているのがメイン・・・従って、家では練習しない・・・学校を卒業すると・・・楽器は仕舞い込まれたままになる・・・従って、手入れの悪い・・・実は、きれいな楽器がリサイクルショップ経由でオークションに安く流れてくる・・・という図式になっているような感じですね。

 で・・・早朝から吹いていたのは、広い河の岸辺:悲しみの水辺:The Water Is Wide・・・こんな色々な題名を持つ同じ曲・・・カラオケのDAMだと、悲しみの水辺が英語版ですね・・・日本語より英語の方が歌いやすいかね?この曲だと、ムラマツの音の立ち上がりの良さを殺したくなる・・・息の吹き込みを押さえて・・・

 ムラマツの音ってのは特に大きいわけじゃないですが・・・右の図のAの時間が短いようですね。従って印象的な音になる・・・一般に音が暗いといわれるが、低音の厚みがそれ程無いから・・・弱い音はビブラートをかけて厚みを出すことにすればOK・・・ムラマツは反応が良い楽器なので、ビブラートがかけやすいようですね。

 ミヤザワとかイタリア製のフルートも吹くと・・・低音部の厚みが違いますからね・・・この2本は音の傾向が似ています・・・つまり、ヨーロッパ的なテイストとアメリカ的なテイストと分かれてくるわけですかね。

 そして、ガーシュウィンのサマー・タイム・・・これは、ムラマツのM-95や120が圧倒的に良い感じになりますね。ガーシュウィンのフルート曲の楽譜を注文してありますから、こいつが来るとM-95や120がたぶん大活躍ではないかと・・・9Kは真に良いフルートで・・・何を吹いても無難にまとめてくれますね。こいつの欠点は、しまうのに時間がかかることですかね。金と銀の合成物・・・さらに鉄までありますから・・・きれいに拭き上げて・・・しばらく乾かして置かないといけないと思うのでね・・・ガーゼを巻いた棒を突っ込んでおしまいとはならないのでね。

 いえね・・・9Kなど私は絶対に買わない・・・金があっても買わない!私のところにこの9Kを送り込んでくれた兄貴に感謝・・・貧乏性なんでね。たぶん、店頭でもゴールドのフルートなど手にすることは無いでしょうから・・・貧乏性なんで・・・というより、たくさんあるのがすきなのでね。1本に絞るなんってできない!これが本音ですね。だから、フルートが増殖中・・・そして、同時に・・・色々な曲の第一主題の断片ばかり吹くことになりますね・・・従って、どの曲も通して練習することはまず無い・・・従って、発表会などには無縁なのでね。従って・・・フルート教室などには入りたくない・・・音を楽しんでいるだけなので・・・フルートの数が自ずと増えてしまう。分かっているけど、やめられない・・・病気ですね。

 それと・・・近頃、フルートを磨くのが大好き・・・というより、磨かないと触りたくもないような奴ばかりを買い込んでいますからね・・・貧乏なのにたくさん欲しいから、この道しかないのでね。

 まあ、銀や銅系の金属扱いは・・・昔々・・・彫金工房でのアルバイトが役に立っていますね。基本的にバフ掛け専門でしたから・・・ムラマツのM-180などの洋銀のキイは厄介ですね・・・どれも劣化がひどい・・・金属の組成の問題だと思いますが金属の結晶に斑があって・・・汗でかなり酸化すると・・・金属の結晶が浮かび上がってくる・・・右の奴ですね。

 右の写真と同じ個体のものですが・・・右の状態まで酸化が進むと一皮剥いてやらないときれいになりませんね。

 バフだけでは光らない・・・従って、私だと2000番ぐらいの耐水ペーパーを見えるところだけかけて軽く磨けば・・・左のようにカメラも映るぐらいにきれいになるわけです。一部分が汚くなると・・・買い換えたくなる・・・金属は扱い方次第ということですね。

 まあ・・・金属研磨ってのは、普通は行ないませんからね・・・特にフルート磨きなんて・・・実際、調整が狂ったりもしますから・・・要再調整になることが多いですね・・・本気できれいにしようとすると・・・事実上のオーバーホール・・・

 足管部は分解しやすいし、比較的磨きやすい・・・頭部管などを磨くと結局全体を磨くことになりますね。私は研磨剤に・・・酸化セリウムの研磨剤ですね・・・以前は光学用の研磨剤として重要なものでしたが・・・色々なものに使われていますね。光学用のものは・・・粒度が良く揃っていますね。たぶん、それよりちょっと粒度にばらつきのあるものなどが・・・車用のコンパウンドで売られていますね・・・これでも、金属を研磨するのはOKですね。ただ・・・あまり強く磨けないですが・・・コンパウンドの基材がプラスチック研磨用のようですからね。研削力が弱い・・・メッキされたものはこの手のもので磨いてもそれ程問題はないですが・・・いずれにせよ、メッキ層が薄いと下地が出てきますから・・・総銀でメッキされていないものならば・・・傷などが無ければ新品同様になりますね。

 しかし・・下地には傷がありますから・・・微妙に新品との違いが出ますが・・・下地をきちんと調整して研磨すれば・・・新品と変わらなくなりますね。私が買い込むようなものは・・・どうも、本気の研磨が必要なものが多くてね・・・ピカールなども悪くないですね・・・これの研磨剤以外の成分は・・・においからすると・・・チオグリコール酸アンモニウムですかね・・・こいつだって悪くないですが・・・タンポのスキンに触れさせないほうが良さそうですね。アルカリだから・・・たんぱく質を侵す可能性がありそうですから・・・これは未確認ですけどね・・・試す気もしませんがね。

 いずれにせよ・・・最後の仕上げは・・・光陽社のニューサンライト・・・こいつが入手しやすいのでね。まあ、扱い方次第ですね。しかし・・・オークションに、何でこんな立派なフルートが山ほど現れてくるのやら?よほど、日本ではフルートが余っている?美しい銀製品・・・洋銀だって磨けば光る・・・

 洋銀が耐久性において銀に劣るとはそれ程思えませんが・・・確かに、銀に比べれば表面が荒れやすいですが・・・取り扱い次第でしょうね。多分・・・私のところのフルートは・・・私の気まぐれがなければ・・・私より長生きすることは間違いないですね。何しろ、K.MURAMATSU1952の刻印のあるフルートはすでに私より年寄りですが・・・現状では現役復帰ですから・・・そして、ほぼ毎日手にとっていますからね・・・私のところでは、フルートに休みは無しなんで・・・

2015.08.15

  

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