現在をうろうろ(1145)
日本貧窮者経済新聞
 大東亜戦争の開戦への道(1)

 アメリカが日本で盗聴などによる情報収集をやっていたとか・・・?まあ、日本政府の反応はアメリカ様のやることは正しいとでも思っているのでしょう・・・フランスやドイツは糺していたはずですが・・・ただ気になるのは・・・米国が情報を共有している国々・・・

 情報の共有・・・米国は英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの諜報機関とは情報を共有していますね・・・所謂ファイブ・アイズ・・・米国家安全保障局(NSA)が、少なくとも07年以降、日本政府、内閣府の交換台や官房長官秘書官、財務省、経産省、日銀のほか、三菱商事や三井物産のエネルギー部門、日本銀行、日本企業など35の回線を盗聴・・・どうも、日本は信用がない国ということなのでしょう・・・色々と、不思議がある国の日本・・・エルマウサミット首脳宣言などを眺めている意味が私から失せました・・・これから戦争に向かって転げ落ちていく国になるようですから・・・法的安定性などは国益の下では関係ない。国民の義務としての国防などを強要する議員もいるし・・・この国はどこへ行くのか?・・・というわけで、大東亜戦争の勃発に関しての調査を行なおうと思うわけです。まずは、ちょっと前に調査した奴・・・たぶん一月ほど前のものですね。この頃おかしな事に気づいたんです。それは、東條内閣が開戦のためだけに作られた内閣で、戦争責任を負わせるためだけに作られたらしいことですね。

 内閣は内政に関することを行い、戦争に関しては・・・天皇大権に属するものですから、内閣は開戦に関して責任が無い・・・真珠湾攻撃も東條君が現役の陸軍大臣を兼務していたから知っていただけであることです・・・この事を元にすると・・・

 どうも、右翼の軍国主義者の安倍晋三君が、過去にこだわる理由として考えられる物が1つあります。なかった事にしたいのは何かって考えるとね・・・そもそも、おかしいのは東條内閣のメンバーが変だという事です。このメンバーって・・・単なる満州の片田舎の戦争屋のチームですからね。潤沢な資金によって、この地域を支配するための使い捨てのメンバー・・・ちょっと極端な感じですが・・・昭和11年から辺境に飛ばされていた連中・・・能力はあるのかもしれませんが、中央で活躍する連中ではないと・・・とりあえず言いきって置きます。するとね・・・貴族院の連中が考えた事がかなり明瞭になる・・・何かあったら首にすれば良い・・・としておきましょう。中央で必要とされる人間ではなかった・・・東條内閣のメンバーは・・・何かあったら切り捨てられてしまう連中・・・従って、切り捨てる側がどんな連中かが気になるわけです。

 多分、本気で戦争をするぞ!というものを見せたかっただけの張子の内閣の予定だったのではないかと・・・満州国はそこそこ承認されていたようで、米国あたりが強硬であった・・・ヨーロッパが地の果ての戦争をやるとは思えなかった・・・実際、アメリカが軍の展開能力に自信があったから戦争になってしまった・・・そんな気もします。

 気になるのは、近頃見かけるヨーロッパと中国に関するコメントで・・・もともと欧州首脳にとって中国は物理的に遠く、その膨張政策への関心は薄い・・・これですね。これって・・・そのまま・・・もともと欧州首脳にとって日本は物理的に遠く、その膨張政策への関心は薄い・・・こんな風にしたら?というわけで、1ヶ月ほど前から書き始めた奴をアップロードすることにしました。


 ヨーロッパの列強と日本の間で戦争は起こらない・・・ソ連とは・・・1941年4月25日に発効した日ソ中立条約で戦争を回避・・・問題になるのは米国である事は自明・・・4月以降の貴族院議員の動きが問題ですね。昭和16年;1941年10月18日の戦争用の内閣の成立・・・この間の木戸幸一の腹が見えませんが・・・というわけで、木戸幸一日記が欲しいのですが・・・財布がね。ちょっと買い込むためには株で大もうけをしないと・・・

 一応は米国との交渉がまとまった場合の満州からの撤兵というのがあるようですがね。つまり・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君は・・・日本の満州帝国支配に送り込まれ、さらに、戦争のために作られた内閣の商工大臣である岸信介というのが気に入らないのでは?さらに、気に入らない事は・・・戦後の何か・・・何かありそうなんでね。

 日本にとっては、敗戦が大きな問題であるが・・・日本以外では、単に勝利を喜んでいる人間達の他に、開戦そのものが気に入らない人達がいる事ではないかと・・・だから、侵略戦争の文言に拘る・・・A級戦犯には問われなかったが・・・現実には、満州国の統治のために日本から送り込まれた連中の1人ですからね。

 送り込まれた時の岸信介の肩書きは・・・左のように、実業部総司長 兼任 特許発明局長

 しかし・・・このポジションでは満州帝国の中枢ではない・・・国務院に喰い込まないと・・・と思うのですが・・・それに、日本でのポジションが・・・臨時産業合理局関連のようですからね・・・そうなると、工業規格みたいな奴の策定をやっている・・・外務省にも関連があるが、外務省の下請けみたいな感じですかね?・・・だから、特許発明局のトップという事のようです。

 多分、全体を眺めているよりは、特許発明局が中心だったのではないかと勝手に妄想しています。産業局の全体を眺めて、日本へその動向を報告する役割ではないかと・・・どうも、総司長という役職についての資料が少ないのでね・・・まあ、頑張って満州国の公報を眺めればそれなりに見出せるかもしれませんが・・・政府の要職というわけでもなさそうですね。

 一応・・・・・・実業部は翌年には産業部となったようですから・・・右の図の赤丸のトップのポジションにいたようですね。局と司の関係が良くわかりませんが・・・追々チェックして行く事にしますが・・・どうも、大した役職ではなさそうであるという事です。

 こういったポジションにいた人間をなぜ商工大臣にした?となると・・・多分、使い捨てではないかと・・・

 目的は、本気の戦争準備で米国も引けば、東條内閣はおしまい・・本気の戦争にならないのを前提としたが・・・本気の戦争を東條が律義に始めてしまった・・・外交カードとして作った内閣ではないかと・・・?

 これなら、ちょっと私も納得できる・・・多分Wikiの記述の・・・当時文書課長だった吉野と岸と臨時産業合理局の木戸幸一が重要産業統制法を起案実施したとされる・・・岸信介の回想 1981, p. 13.・・・これを見ていないけどなんとなく変・・・ここへ転出する時には、商工省工務局にいたはず・・・昭和7年は4月には関税調査委員会幹事で工政課長で、5月には鉄関税調査委員会幹事で商工書記官ですね・・・昭和6年は不明・・・昭和10年には商工省工務局長ですね

 分からないのは・・・この満州での地位は・・・栄転なのか左遷なのか・・・?何しろ、新しい官制の中の新しい部署みたいですからね・・・中央と傀儡国家の同じポジションですから・・・左遷かね?別に日本の政府の中枢を担う人物なら中央を離れて田舎へ行かされる事は無い・・・とか考えるわけです。満州国国務院実業部総務司長・・・多分、上から数えても下から数えても同じぐらいの役職でしょう・・・だから、そんなに重要なポストについているような感じではない・・・なんとなく、使いやすかったのでは?使いやすいとするなら・・・報告・連絡・相談をきちんとして勝手なことをしない人間、命令に背くようなことは頑として撥ね退けるような人間・・・手先としてはこういった奴が使いやすい。

 しかし、よくわからない・・・何で、満州という田舎の連中を引っ張り出して戦争を始めたのか?だって・・・昭和11年から14年の関東軍はまだ、ちっちゃな軍隊ですからね・・・巨大化したように見えるのは・・・昭和16年;1941年7月の関東軍特種演習からですからね・・・

 ちょっと分からないのは・・・ 弐キ参スケ とか 満州三角同盟 という言葉はいつ生まれたのか?これが不明・・・この5人が満州で活躍した期間は昭和12・13年ですからね・・・東條英機が満州を去ったのが昭和13年5月陸軍次官で転出、鮎川義介は・・・昭和12年;1937年;年康徳4年12月27日満州重工業開発株式会社法の施行とともに設立された。昭和12年12月から昭和13年5月までの5ヶ月あまりの間が重なる期間・・・となると、これは回顧的に使われている可能性が高いような気がしますね。大した事のなかったが、大きな声で叫びたい・・・なんとなく・・・日本人なら分かるはず・・・

 さて、どうも雑兵のような連中の過去を洗うのはなかなか面倒ですね。そうなると、大駒になった東條英機の過去をチェックするのが良さそうです。軍人は結構調べやすいのでね・・・

 ただね・・・分からないのは東條君の役割なんでね・・・一応、首相になって・・・戦争を指導する事になるが・・・その役割が・・・統帥は天皇にあって、天皇の直轄機関としての大本営という事になるはずですね・・・東條君は首相で陸軍大臣・・・首相になると、陸軍将校分限令によって予備役になるはずですが・・・現役のまま特例で総理大臣になりますね・・・左のやつです。

 大本営会議は、大元帥である天皇は、発言する事は無く、臨席だけはするわけで・・・陸海軍の統帥部長の参謀総長及び軍令部総長、次長の参謀次長及び軍令部次長と、第一部長=作戦部長と作戦課長によって行われます。統帥権は独立しているため、文官はメンバーになれないので、内閣総理大臣や外務大臣などの、政府の人間は蚊帳の外で・・・閣僚であり軍人である陸軍大臣・海軍大臣は発言権は無いものの・・・軍政を行う立場から列席したというわけです。

 したがって・・・東條君は戦争指導ができない立場にいる・・・しかし、戦争指導者とされているわけです。なんだか変な話でしょ?・・・戦争を開始したのは誰なのか?国立公文書館 アジア歴史資料センター 外交資料 日米交渉記録ノ部 開戦前ニ於ケル日米交渉経緯概説 ・・・開戦に関しては、東條君達政府の人間は・・・多分、陸軍大臣と海軍大臣が知っているだけの真珠湾攻撃から始まるわけです・・・だから、東條君達は・・・わけもわからず組閣させられて、組閣が済んだら戦争を命じられた事になるのでしょう・・・?

 なんだか・・・私の理解が間違っているような感じ、学校で習ったのと違うじゃん・・・東條君は戦争を指導していない・・・という事になると・・・?敗戦に当たって、まさに醜の御楯になった?実際に戦争指導をしたのは誰なんだ?


 何しろ、陸軍の統帥部も・・・目次「大本営陸軍統帥記録 昭和16年初〜20年8月」 これに続く史料によると戦争準備は昭和16年9月からという事が書かれています。

 つまり、近衛内閣と重臣たちが決めて、東條君に投げた・・・という事になる。何で投げたか?満州の現状を収拾できるのは・・・という事ですかね?国立公文書館 アジア歴史資料センター 大本営政府連絡会議 昭和16年

 なんだか、調べるとわけが分からなくなる・・・こりゃ木戸幸一日記を買うしか無いかね・・・戦争責任は内閣と統帥部にあるのか?なんだか・・・変な感じ?

 というわけで、木戸幸一日記を買い込むことになったわけです。ただ、木戸幸一日記を買い込む前の予備調査は未だ続きます・・・

2015.08.06

  

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