現在をうろうろ(1122)
日本貧窮者経済新聞
 エルマウサミット首脳宣言は・・・?(26)

 さて、前回の続きですが・・・

 気候資金の流れは既に高いレベルにある。我々は,我々が,公的及び民間資金源からより多くの資金を提供し,動員するため,また我々及び他の主体が1,000億米ドルの目標を達成するための道を着実に歩んでいること及びパリでの成果における資金供与の交渉に積極的に関与する用意があることを示すための努力を続ける。我々は,気候資金を提供し,各国の低炭素経済への移行を助ける国際開発金融機関(MDBs)の潜在力を認識する。我々は,MDBsに対して,この目標を達成するための各国主導のプログラムを支援するため,バランス・シートと他のパートナーを動員する能力を最大限可能な範囲で使うことを要請する。我々は,長期気候資金に関するバックグラウンド・レポートを公表した議長国に感謝し,COP21を見据え,全ての関連するフォーラムにおける更なる意見交換を呼びかける。

 前回の続きですね・・・3年間で1000億ドルを集める話ですかね・・・国際開発金融機関か・・・世界銀行はじめとした・・アフリカ開発銀行 (AfDB)・アジア開発銀行 (ADB)・欧州復興開発銀行 (EBRD)・米州開発銀行グループ (IADB)・・・こういった機関ですね。パリでの成果における資金供与の交渉に積極的に関与するときたか・・・この手の銀行が国々に拠出を呼びかけてくる・・・なんだか、金持ちの義務というのは厄介ですね・・・G7だと、わが国の名目GDPによる按分だと14%程度になるようですね。そのために・・・3年間で1000億ドルというやつで・・・ああ、GDPをドル建てで計算すると近頃の円安のためにGDPはかなり落ちているのか・・・なんだかよくわからない・・・金というやつはどんな風に評価すればよいのか?

 いずれにせよ・・・国際開発金融機関が、寄付を募りにやってくることになるのでしょう・・・日本は出資する金があるのかね?どうも、この手の大国の義務に関しては・・・ディケンズのクリスマス・キャロルを思い浮かべてしまいます・・・クリスマスイブに寄付を募る人たち・・・無駄なものとしてはねのけるスクルージ君・・・無駄な人口は死んでしまえ!監獄や施設があるだろう!・・・結局は、過去の行い、現在の行い・・・そして未来・・・このクリスマスの精霊による脅迫?によって改心・・・金持ちの義務を遂行し、それ以上のことをして、立派な人格者になるお話・・・日本は快く出資するのだろうか?

 アジア開発銀行?・・・もしかして・・・平成27年5月21日 第21回国際交流会議「アジアの未来」晩餐会 安倍内閣総理大臣スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ これかね?

 ADBは、このほど融資能力を5割増やし、さらなる増資も検討しています。とりわけ、民間セクターへの貸付を拡大しようとしています。日本は、この決断を、大いに歓迎します。
 さらに、融資にとどまることなく、民間セクターへの出資も拡大すべきです。JICAが、ADBと協力して、民間のインフラ・プロジェクトへの出融資を行う、新たな仕組みを設けます。ADBの民間向け出資能力は、従来の3倍に増える予定です。
 日本政府も、民間とパートナーシップを組んでインフラ整備を進めるアジア各国への支援を拡大します。今後5年間で4兆円を超える支援を行ってまいります。
 日本は、こうした新たなイニシアティブをスタートします。ADBと連携しながら、5年間で、総額約1100億ドル、13兆円規模の、イノベーティブなインフラ資金を、アジアに提供してまいります。


 アジア開発銀行に対して出資の拡大・・・残りはODAですかね・・・どうやら、金持ちの義務を、このような形で果たすことになるようですね。報道では、中国が主導するアジアインフラ開発銀行に対抗するためとかやっていましたが・・・こちらへの投資ということのようですね。義務としての投資・・・

 かなり大きな金が動くが・・・まさか、日本の石炭火力発電施設の輸出計画を頓挫させるためかね?どうも、ざっとしか日本の輸出プラントを見ていないので・・・とにかく、わが国の右翼の軍国主義者の安倍晋三君は、石炭火力発電施設の輸出に言及することが多くてね・・・これしかないみたいな感じですから。そして、世界は、基本的に石炭火力発電を容認しない方向へ向かっている・・・そして、瀝青炭などは石炭化学工業の原料物質という感じが強いですからね。中国では、単に燃やすための燃料炭と原料炭で分けているような感じです。日本は・・・基本的に燃やすだけでしょうから・・・?製鉄原料などに使っていますね。酸化鉄の還元・・・しかし、高炉では北朝鮮に産出するような無煙炭での操業が困難でしたっけ・・・

 北朝鮮は、無煙炭を製鉄業に使わなければならなくて・・・日本の戦前の技術で高周波炉やロータリーキルンでの鉄の還元設備を建設していましたね・・・たしか、直接還元法でしたっけ?問題になるのは、還元鉄を上手く利用するにはスクラップ鉄が山ほど必要ですね・・・今では主体鉄とか呼ばれている製鉄法の原型になるもの・・・そうか、空気液化プラントの導入に関して言及があったのは、直接還元法で作られた鉄の改質のための酸素が必要だということですね。北朝鮮の製鋼業も地域的な原料に特化して進展しているということですね・・・日本型の産業はどうも、最新鋭と最高の原料を世界に求めていますから・・・原料の質の低下に弱いのではないかと?気のせいかね・・・

 たぶん、高炉製鉄は徐々に無煙炭を利用したものへ変わっていくのではないかと・・・シドニー・ボーウェン・山西省あたりのものがコースク用に適しているようですが・・・そして、現在日本で稼動しているコークス炉もそろそろ老朽化・・・製鉄法の見直しの時期なのではないかと?いずれにせよ、製鉄所は多量の二酸化炭素を発生させますからね・・・そのうち、水素で還元するようになるのでは?

 日本が、直接投資する形ではなくなるから・・・日本がどんなに石炭火力発電所を輸出したくてもそうは行かなくなる・・・ということかね?となると・・・世界は、国際開発金融機関・・・こいつが、世界の国々産業界での役割を決めていくことになっていくのか?

 そういった、世界全体での計画性というものを考えたときには、まず1番目の課題は・・・当然、通商路の整備となる・・・産物を大きく移動させること無く効率よく利用・・・となると、ユーラシア・アフリカ大陸での鉄道の建設と空港・海港の整備となるわけですね。そして、物流も見込んでの生産の効率化のための・・・インダストリー4.0ということになる。

 確かに、ドイツは中国などへ生産を移転しましたから・・・ドイツ本国で中国の工場群をコントロールするための手法の研究をするのは自明・・・中国の生産設備と南アフリカの生産設備を管理し生産を調整するなどの世界戦略が可能・・・場合によってはパーツの輸送などで生産性を向上させられる。・・・日独の首脳の記者会見の・・・

 阿部首相:日EU・EPAの2015年中の大筋合意や、高効率石炭火力の推進、IT社会の在り方を含む経済社会分野における協力の促進、日本とドイツの中堅、中小企業協力や、女性の活躍促進など、共通の課題での対話を進めていくことで一致いたしました。
 インダストリー4.0を通じて、日本とドイツで第4産業革命を起こしていく、そういう決意であります。

 メルケル首相:日本は、ロボティクスにおいてリードする技術を誇っております。我々は、デジタル化をより一層推進するということで、取組を進めています。これは、インダストリー4.0などにもつながっております

 旧来のものの効率化と小手先の技術の得意な日本・・・デジタル化によって広域での連携による生産体制の構築・・・インダストリー4.0を通じて、日本とドイツで第4産業革命を起こしていく・・・明らかにドイツは違う土俵で戦うことを宣言していますね。われわれは全体を構築する。日本は小手先の業で末端をやりなさい。役割は違うのだから・・・そんな風に聞こえますね。確かに・・・幅広い外交能力を持った人間がたくさんいないと無理ですね。日本にはこの外交分野での人材が基本的に不足している・・・

 文化の異なる人間に対して上質な論を立てられる人材の育成ってのはどうすればよいのかね?

 このコミットメントを達成し,低炭素技術,及び気候変動の影響に対する強じん性の構築に求められる投資を引き出すには,民間部門の資金の動員も極めて重要である。既存の投資障壁を乗り越えるため,高い動員効果を持つ金融モデルが必要である。

 低炭素技術か・・・二酸化炭素を出さないようにする・・・再生可能エネルギーを中心に、新たな鉄などを作り出さないようにする・・・リサイクル、しかし・・・世界が工業化されているとは言いがたく、鉄が不足している所も多々ある・・・鉄道や船舶の建造には不可欠・・・木造の高層建築・・・木造の大型構造物となると、接着技術と表面処理の技術ということになりますね。木材の均質化の技術とか・・・合板とかは違ったもの。農業で産み出される作物以外の部分とか・・・セルロースやリグニンなどの活用かね?植物の光合成による二酸化炭素の同化作用はかなり高いはずですがね・・・

 あれ、いつの間にか強行採決ですね。泣くこと地頭には勝てないという「日本らしい日本」の発露ですね。これで、日本は戦争のできる国になるわけですから・・・どこと戦うのか?当然、戦略があって、その戦略に基づいて戦術が決まっていくことになり、末端ではそれに向けた人殺しの訓練が始まるわけですからね。2015年7月15日がその記念すべき日であることになります。今日から、日本には明確な敵が存在し・・・国益のための戦いが始まるわけです。さあ、どこの国民を殺しに行くことになるのか?どうやら、予防的な軍事行動も取れるようなうわさですから、すでに攻撃目標となる場所は決まっているとしか考えようが無いですね。

 しかし、日本の自衛隊の装備でどこへ戦いに出るのか?現状の海上自衛隊の兵力の3倍ぐらいを持たないと世界をまたにかけた戦いなどできもしないのに・・・こりゃ、早めに法案を成立させて、財政再建でも話し合った方がよいのでは?それから、徴兵制の議論ですね。

 徴兵制の議論は簡単ですね・・・苦役でなく名誉なことであるとすれば憲法違反にならないので、兵役の定義を変えればよいだけの話・・・言葉など再定義すればOK・・・国語辞典に平和・・・戦争の恐怖によって戦いの無い状態に保たれていること・・・とか再定義すればよいわけですからね。何でも言葉を再定義すればよい事になる。強行採決・・・良い事のために力を尽くして決めること・・・とか。

 これからは、右翼の軍国主義者の安倍晋三君の命令で人殺しが行われる世の中になりましたから・・・恐ろしいですね。イスラム国へ、中国へ、北朝鮮へ・・・兵を出す。逆らうものは殺して来い。平和の敵だから容赦するな・・・こんな風になるのでしょう。村に立てこもって抵抗しています。村ごと焼き払え・・・一人も残すな。何でもありですね。どうせ、歯止めなど無いから・・・感情国家日本ですから。

 環境など考えても無意味ですね。人殺しの世の中の始まりですから。石炭火力発電所をたくさん作って2020年に向けての国威発揚・・・軍事力も増強して・・・県では「死亡告知書」でもたくさん用意するのでしょう・・・忠魂碑でも建てるのかね?いずれにせよ・・・戦争を始める準備が着々と整いつつあるということですね。

 防衛省 自衛隊 自衛隊東京地方協力本部 防衛省・自衛隊採用説明会 特設コーナー 中身は知りませんが、どうやら自衛隊の宣伝アニメも作られているようです。軍国日本ですかね?

 どうも、私には妄想癖があって・・・誰かを守るために人殺しができる自分になろうと書いてあるように見えてね。誰かを守れる外交官になろうとか・・・外務省が対抗してアニメでも作ればよいのに・・・

 しかし、昨日までは自衛官は日本を守るために存在していましたが・・・集団的自衛権が認められることになったので・・・人殺し集団へと変貌ですね。誰かを・・・米国を守るために殺されに行く自衛官になろう・・・さまざまなバリエーションが思いつくんですがね・・・米国を守るために人殺しをしに行く自衛官になろう・・・

 立派な若者たちが殺し合いをして・・・殺し、殺されることになる・・・立派な若者を殺さないようにするのが、外交であり、右翼の軍国主義者の安倍晋三君の努めのはずだが、すでに外交の敗北を予見して、その尻拭いのための軍の増強に励んでいるようですね。

 このアニメで、どんな理想を描いて自衛官になろうとするのか?今日からは人殺しのための訓練が始まる。目的を持った外征のためにですかね。まあ、こんなアニメを作るところをみると・・・目くらましの一種で、現実を見せないためのものでしょうね。

 さあ、自衛隊に入って、殺しまくろう!っ手感じですかね?しかし・・・中身を見ないで批判するのも問題かな・・・どうやら、平和を前提とした世界観を修正する必要があるようですね・・・G7で述べられている内容は、すべて、現在の比較的平和な状態を前提としたものですね。どうやら、わが国の政府の考えはまるで違うようです。

2015.07.16

  

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