エルマウサミット首脳宣言は・・・？(25)

現在をうろうろ（1121）

　エルマウサミット首脳宣言は・・・？(25)

　さて、続きですが・・・ちゃんと、右翼の軍国主義者の安倍晋三君は話を聞いてきたのかね？どうもちゃんと聞いてこなかったのか？まあ、こういった宣言が出ていますから、後は外務省が関連省庁へ回せば、それなりに片付いて行くのでしょうがね・・・しかし、ここでの内容は、日本のエネルギー行政への関係が強いし・・・炭素クレジット関連の外交に関しても大きな影響がある部分ですね。どんな具合に日本は対応するのやら？

　我々は，この目標に留意し，最新のIPCCの結果を考慮しつつ，今世紀中の世界経済の脱炭素化のため，世界全体の温室効果ガス排出の大幅な削減が必要であることを強調する。それに応じて，我々は世界全体での対応によってのみこの課題に対処できることを認識しつつ，世界全体の温室効果ガス排出削減目標に向けた共通のビジョンとして，2050年までに2010年比で最新のIPCC提案の40％から70％の幅の上方の削減とすることをUNFCCCの全締約国と共有することを支持する。我々は，2050年までにエネルギー部門の変革を図ることにより，革新的な技術の開発と導入を含め，長期的にグローバルな低炭素経済を実現するために自らの役割を果たすことにコミットするとともに，全ての国に対して我々のこの試みに参加することを招請する。このため，我々はまた，長期的な各国の低炭素戦略を策定することにコミットする。

　IPCCねぇ・・・気候変動に関する政府間パネルとして知られるものですね。気候変動については・・・私は、人的要因ってのは大して大きくないような気がしてね・・・やはり、お日様の機嫌次第ではないかと・・・かつて、縄文海進などを引き起こしているわけでしたから・・・当時ムー大陸に高度な文明があって・・・化石燃料を大量に消費し・・・とかは無いと思いますからね。火山から出る温室効果ガスは莫大なものだと思いますが・・・宮沢賢治のグスコーブドリの伝記などを思い起こしてしまうのでね・・・近代デジタルライブラリー - グスコーブドリの伝記童話　あとで読むかな・・・

　ただ、観測結果からすると、温暖化は間違いなく起こっているわけですから、これが厄介ですね。気象庁 Japan Meteorological Agency　IPCC（気候変動に関する政府間パネル）　こういったものを見ると確実に温暖化が進んでいる・・・当面の対策としては、緑色植物に不人気な政策ですね。空気中の二酸化炭素濃度を下げるための試みということになりますね。二酸化炭素を分解するには莫大なエネルギーが必要ですから・・・二酸化炭素を出さないための政策を取らなければならないということになります。行うべきことは・・・化石燃料を使わないことになるわけですね。使ったら二酸化炭素は回収して、深海や地中に貯蔵ということになりそうです。深海に押し込むと、海水の圧力でドライアイス状態で貯蔵できるとのこと・・・これが安上がりなのではないかと・・・このあたりは政策の問題ですからどうするのやら？ということですね。こういった科学技術系のものは「この道しかない！」とかで、推進すべきことなんでしょうが・・・どうも、この方面での具体的指導性が無いのが問題ですね・・・

　いずれにせよ、日本のエネルギー政策は全然進展していないようですし・・・

　さて、この戦略の中で日本はどうするのかね？2020年までに石炭火力発電所を作りまくるしかない・・・炭素クレジットはどうする？チームマイナス6でしたっけ？・・・結果は、チーム・マイナス・・・とは上手くいかなくてチーム・プラス6ぐらいになったような感じですが？

　まあ、右翼の軍国主義者の安倍晋三君は、自分の約束じゃないとか言い出すのではないかと・・・国の信頼を蔑ろにするのかね？やったのはぼくじゃない！どうせ、弱虫は逃げ回るに決まっている・・・そういえば・・・なにやら山口県宇部市に建設予定の石炭火力発電所を建設させないとか？どうやら2015年6月12日、望月大臣が大阪ガスとJ-POWER、宇部興産の3社が山口県宇部市で進める石炭火力発電所建設計画について、「現段階で、是認しがたい」という意見書を宮沢洋一経済産業大臣に提出したということですね。

　たぶん、2020年までに日本はたくさんの石炭火力発電所を作らないと・・・オリンピックの開会式でブラックアウトが起こる・・・国の威信を賭けた場で・・・真っ暗・・・嘲笑の種になりますね。東京での開催に関しては、立候補した時点で電力の問題が表れていましたからね。結局、原発の再稼動の可能性が低いままなので・・・オリンピックに間に合わせるために多くの石炭火力発電所が建設されることになるようです。つまり・・・東日本に石炭火力発電所を造らなければならない至上命令に対して・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君の票田の隣の山口県第三区の宇部市の火力発電所の建設はNO！ということに決まったということではないかと・・・これで、山口県での生産活動は、現有の発電所の出力で頭打ちになることが決定ですね。これが、山口県第四区の話だったら通ったのかね？・・・環境を盾に反対運動を行えばよいのか・・・

　いずれにせよ・・・7月の末から9月の頭までは・・・大口需要者は電力会社と特別な契約を結んで電力不足に対して協力しているようです。買電を減らすことで電力料金を下げる・・・浮いた金で、ガスタービンと天然ガスで昼間に発電してもちょっと利益が残るという方式ですね。報道が、この手の裏技を報道していないのが不思議なんですが・・・東京オリンピックは、この電力需要が莫大になる期間に開催される・・・電力が不足するのは自明・・・昔のTV受像機に比べると近頃のTVは消費電力が少ないですが・・・間違いなくエアコン＋TV・・・その他の電力消費はオリンピック開催期間中は凄い事になると思われます。

　そんなわけで・・・東日本に新設の石炭火力発電所を集中するために、山口県などが産業の根幹である電力需要を無視されることになるわけですね・・・中央政府の意向では・・・まさか、すでに終わっている地域として認定されているのか？産業拡大調整区域とか・・・工業を動かす発電所は産業の発展の根幹なんですからね。

　まさか、山口県にはオリンピックテレビ観戦禁止令とか出るとか？節電せよ！とかね・・・地方には昼間開催される競技の中継が無いとか・・・夜のダイジェストを見よ！とかね・・・可能性が高そうだから困るね。・・・続きは・・・

　G7は，全てのG7メンバーによるポスト2020年削減目標の公表又は原案と，約束草案（INDC）の提出を歓迎し，全ての国に対して，COP21に十分先立ち提出することを要請する。我々は，有意義な緩和行動と実施の透明性の文脈で，2020年までに，官民双方の幅広い資金源から年間1,000億米ドルを共同で動員するとの，コペンハーゲン合意に対する我々の強いコミットメントを再確認する。

　あれ・・・2020年までに1000億米ドルを集めるって？日本の分担金はいくらぐらいになる？名目GDPで按分すると・・・140億ドル近い・・・1兆7千億円ほどになるのでは・・・借金大国の日本はこんな金額を集められるのかね？かなり厳しいのでは・・・官民双方の幅広い資金源からといってますが・・・そういえば、強くしなやか・・・国土強靭化基本法とか・・・そんな名前の法律の中で、国は金を出さない・・・民間資金を活用するって不思議な文言が入っていましたっけ・・・しかし、この分担金はどうするのかね？

　中国に対抗するために、中国の周辺国を歴訪して・・・金をずいぶんとばら撒いてきましたが・・・この大口の資金はどこから引き出すのか？米ドルですからね・・・コペンハーゲン合意か・・・このときは・・・3年間で1.6兆円でしたっけ・・・ああ、どうやら私の計算は合ってるのかね？とりあえず2年間で1000億ドルで1.6兆円・・・今度は毎年1000億ドルで・・・毎年日本は1.7兆円・・・粉飾的GDPはやめたらよいのでは・・・東芝のまねをして、GDPを引き下げるとか・・・でも、借金の額の表示が分母をGDPであらわしているわけですから、そうは行かないのか・・・ギリシャの借金より日本の借金が大きいのでは？・・・ギリシャのGDPは千葉とか埼玉県の産み出す GDPと同じくらいですからね・・・たった38兆円が払えなくて呻吟している・・・日本なんか・・・1000兆円の大台ですからね・・・借金の桁が違いすぎますからね・・・よく日本国債を買う人がいるものだ・・・私は、国債はとっくの昔に処分・・・二度と買うものか！・・・非国民なんで・・・損をするために買う気は無い！断言・・・毎年２％の物価上昇の中で、あの金利で？

　しかも、この数年で円がどれだけ安くなった・・・？「日本らしい日本」では・・・借金は強盗してまで返すなんってのもありますしね・・・最近は徐々に変化してきましたが・・・自民党は日本らしい日本を作りたいようですから・・・金に関しては同じパターンを取るかもしれませんが・・・なんとなくね・・・財政再建の代わりに戦争法案を国会で議論していますからね・・・どうせ、強行採決と国民世論の渦の中で夏を越して、財政再建など先送りなんでしょう・・・

　財政再建が急務で、さすがに国債を発行して、市中銀行が買って、日銀が買い込んで紙幣を発行するという・・・どう見ても迂回融資みたいなことで市場が回り続けるとも思えないし、現実には破綻寸前の状況の綱渡りのような感じですが・・・戦争をする話なんかしている場合ではないかと？日本の財政の構造改革をしないとどうなることになるやら？ギリシャのようになるのは見えているんですが・・・

　地方の再生のためにかなりの金をばら撒いて、それでGDPを押し上げましたが・・・これって、将来の金を使ったわけですから・・・単に借金を積み上げることで粉飾的な政策にしか見えないが・・・現実に何か産業が活発になるのならよいのですが・・・

　山口県宇部市に建設予定の石炭火力発電所が環境省からストップがかかったのも・・・結局は、存在しているが稼動していない原発が50基もあるためですからね・・・震災の直前まで普通に動いていたものが、馬鹿な政治屋が票を目当てなのか？恐怖に駆られてなのか・・・原発を止めてしまったというだけの馬鹿な話・・・大体、ベントって言葉だけ覚えて出かけて、専門家が必死に作業している中で・・・指導力を発揮した？馬鹿じゃない？ただの素人の爺に何が出来る？

　空の上から水を撒くとか・・・ありえないじゃん・・・無知な素人の見せ掛けだけの指導力・・・日本には真の指導者など現れないでしょうね。・・・

　というより、自分でもきっとわけのわからないことを言っているから、国民が理解していなくても当たり前、理解していないことが理解されていることは自明なので・・・理解していることになる？・・・自分でもわからなくなったが、これって論理として成り立っているのか？

　たぶん、この程度の理解なのではないかと・・・しかし、2020年に向けて金のかかるプロジェクトが山ほどあって・・・世界は環境だとかで金を山ほど集めて投資をしようとしているし・・・日本のいい加減な外交で乗り切れるのかね？

　なんだか、右翼の軍国主義者の安倍晋三君の外交は・・・金包みを持って歩くような外交ですからね。そして、何かを言うためには譲歩しなければならないと信じているようですから・・・だから、譲歩は金包みということになるのかね？日本的外交といえばそれまでですが・・・ウクライナに右翼の軍国主義者の安倍晋三君のちょっと前に行ったカナダの首相は金包みは置いていかなかったが・・・手ぶらではいけない小心者はどこへ行っても金を毟られるということですかね？

2015.07.16