エルマウサミット首脳宣言は・・・？(1)

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　エルマウサミット首脳宣言は・・・？(1)

　さて2015　G7エルマウ・サミット首脳宣言（仮訳）｜外務省　これの内容を検討してみる事にします。これが、世界で話題になっている重要な物という事ですね。国際社会は何を問題として、どんな解決手段が考えられるのか？日本はどんな貢献をしなければならないのかを中心に考えるとしましょう・・・我が国の政府は金も無いのに、金を出す事・・・リーダーシップも取れないのに、リーダーシップを取る事などを考えていますからね・・・何をやっているのやら？・・・さて、ざっと眺めるか・・・

　我々G7 首脳は，年一回のサミットのため，2015 年6 月7日及び8 日にエルマウで会合を開催した。我々は，共有された価値と理念に導かれ，現代の複雑で国際的な経済的及び政治的諸課題に対処するために緊密に協働することを決意する。我々は，自由及び民主主義の価値，これらの普遍性，法の支配及び人権の尊重，並びに平和及び安全を促進することにコミットしている。特に世界の多数の危機に鑑み，我々は，G7諸国として，自由，主権及び領土の一体性を堅持するとの我々のコミットメントにおいて一致団結する。

　さて、冒頭の・・・共有された価値と理念に導かれ，現代の複雑で国際的な経済的及び政治的諸課題に対処するために緊密に協働することを決意する。・・・これは何かね？共有された価値と理念の中身が気になりますね。多分、話し合いによって物事を決するという事なんでしょう。あきらめないで・・・何があっても、それでなければ緊密な協力関係が生まれないから。その中での根本になるのは・・・信頼関係となると・・・互いに能力の差はあるものの・・・対等な関係である事なのでしょう。この中から派生して来るものとしての・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君が形式的に好んで使う・・・自由及び民主主義の価値，これらの普遍性，法の支配及び人権の尊重，並びに平和及び安全を促進することが現れて来ると考えます。

　ここで言う自由は・・・対等な関係を維持する上での自らの意志に関しての自由でしょうね。共産主義者だって、自由意思を以て共産主義者を任じているわけですから、右翼の軍国主義者の安倍晋三君の言う自由主義とは意味が違うわけです。

　なんだ・・・、良く分かったよ、自民党の叫ぶ自由主義と自由の差がね・・・自民党の叫ぶ自由というのは、既に色々と制限された自由を掲げての自由主義という事ですね。本来の自由は、何に恥じること無く享有する自由だと思いますからね・・・つまり、世界に自分ひとりしかいないのなら、完全な自由・・・他に人間がいれば、その人間との関係に於いての自由の享有ですからね・・・自民党が考える制約された封建主義的な自由主義とはまるで違ったものであると言えるわけですね。

　法の支配か・・・これが、自由な人間達の間で契約によって生み出された命令というやつですね。人間と人間の関係を調整するために生み出され・・・新しい関係ができるとそこで、話し合いなどが持たれ、大勢の人が納得することで法が形成されます。右翼の軍国主義者の安倍晋三君が叫ぶ・・・「法」・・・これが、分からない・・・国際法は条約、即ち国と国とが話し合って生みだしたルールの集積物ですから・・・「国際法」という法典があるわけでもないのに・・・ルールのまだできていない場所に対してルールが予めあるかの様な使い方をしているのが気に入らないのでね。双方に異論が無い状態になって始めて確定して法的な拘束力が生じる・・・ただ、国家間の取り決めだから、罰則規定は無い・・・何が強制力になるか？それは「信」しかないのでしょうね・・・だから、日本国憲法では・・・諸国民の公正と信義に信頼・・・に立脚する・・・政治道徳の法則は、普遍的なもの・・・であるとしているわけですね。残念ながら、右翼の軍国主義者の安倍晋三君はこの部分が気に入らないわけで・・・これに、権威を持った者と武力という物（アメリカ様）がついていないと安心できないようです。信念が無いから弱い政治屋君達・・・可哀想にと私は思います。ガンディー君のような偉大な人間には、これではなれない・・・暴力によって解決できたかに見えた事は、暴力によって覆されるというだけですね。

　暴力によって為されたものに対して、信義によって成し遂げられたものの方が遥かに長持ちする・・・無理に、暴力で覆し、非難に耐えられれば・・・大抵の場合は、このパターンでの覆しは上手く行かないし、できても直ぐに信義によって修復される事になる・・・自明・・・

　これらの基本にあるのは・・・社会が個人から成り立つことから・・・人権の尊重，並びに平和及び安全・・・である事は明らかですね。組織より人を大切にすべきである・・・一人ひとりの人間が大切な存在であれば、戦争など起きるわけが無い・・・しかし、右翼の軍国主義者の安倍晋三君のような・・・右翼＝体制が大事で人間などその部品に過ぎない、腐った部品は廃棄交換と考えるから戦争になる。そして、人間を大切にしないから、直ぐに体制に反抗するような集団を排除したくなる・・・そこで、大量殺人と恐怖を振り撒くための装置としての軍隊をもちたくなる・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君というのはそういった人間であると見られて良いと・・・平成25年9月25日 2013年ハーマン・カーン賞受賞に際しての安倍内閣総理大臣スピーチ平成25年総理の演説・記者会見など記者会見首相官邸ホームページ　ここで明言していますからね。従って、私はこの名前で呼び続ける事になる・・・もっと、真っ当な人間になって欲しいと思いますから。別に安倍晋三君を嫌っているわけではないですからね。これは明言しておきましょう。どうも、教師をやっていたときの癖が抜けなくてね・・・

　そう、自由，主権及び領土の一体性を堅持、これは重要ですね・・・日本は都合により、1975年のヘルシンキ宣言に関して述べる事ができないのが問題でね。この宣言によって、冷戦構造が解消されたと私は思うのですが・・・国境は1975年の時点で凍結されている・・・このために、中東での争いが絶えないのですが・・・まあ、ウクライナで、国境の変更の仕方に関して前例ができつつあるから・・・どうなる事やら？多分・・・それほど遠くない将来に、中東の再編が行われるのではないかと思われますが・・・米国にとってはあまり面白くないかもしれないですね・・・さて、続きです・・・

　G7は，地球の将来を形成する上で特別な責任を感じている。2015年は，国際協力及び持続可能な開発課題にとって，節目となる年である。パリでの気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）は，世界の気候の保護にとって極めて重要であり，ニューヨークでの国連サミットは，今後にわたる，普遍的で，地球規模で，持続可能な開発アジェンダを設定し，アディスアベバでの第3回開発資金国際会議は，ポスト2015年開発アジェンダの実施を支持する。我々は，野心的な結果のための重要な推進力を提供することを望む。「先を見越して考え，共に行動する。」，これが我々の指針である。

　さて、問題は・・・パリでの気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）は，世界の気候の保護にとって極めて重要・・・こいつですね。日本はより効率の良い石炭火力を発展途上国に援助することで、ここで生じる炭素クレジットを使って、日本国内に石炭火力を作ろうとしているわけですからね。炭素クレジットに関しては原発は含まれない事になているから・・・原発に関しては補助を出してまでの、強力な売り込みは行っていないような感じですね。トルコへの原発の輸出はどうなってるのかね？今度はインドとか言っている・・・

　COP21は・・・どうするのかね？二酸化炭素を深海に捨てるのが手っ取り早そうですが・・・どうせ、日本は省エネ製品の売り込みで誤魔化す可能性が高い気がしますがね。

　広範なエネルギー政策は・・・立案できるのかね？行政は優秀ですが・・・それを回す心棒となる政府が駄目ですからね・・・行政官が政治家のような事をしなければならなくなる・・・そうなると、行政官の優秀なやつを引き抜いて、そいつらに政治家の真似をさせて責任を取らせる体制が優れているとか？

　あ！何んと・・・これって・・・貴族院議員が戦争に関する広範な政策の立案と形式的に強い心棒になれる皇族の総理大臣を擁立・・・政策上、戦争開始を皇族による内閣にしたくないために、これができなくて・・・侵略戦争屋に組閣させてでき上ったのが・・・東條内閣じゃん・・・・軍もある意味官僚だから・・・挙句の果てにコントロールを失い戦争へ突入かな？ちょっと、私の当初の妄想とは違うが・・・貴族院議員連中のコントロールはどうなっていたのか？なぜ、満州あたりの連中にやらせたのやら？なんだか・・・このあたりにからくりが見えると面白そうですね・・・昭和11年頃からの満州の資料の収集をやれば、何かが見えるかも？

　さて・・・余計な事は後回しにして・・・「先を見越して考え，共に行動する。」，これが我々の指針である。・・・過去を蘇らせようとしているのが1人いたみたいなんですが・・・中国打つべし・・・しかし、中国の後ろにはEUが控える事になるのですかね？日本は米国の後押しで戦争へ？・・・これって、世界の望む事ではないと思うのですが？法の支配及び人権の尊重，並びに平和及び安全を促進すると称して、中国を目の敵にする理由が分からない・・・戦争へ進むのかね？

　我々は，本日，主要な世界的課題に対処する役割を果たすために，また，世界で最も喫緊の諸課題に対応するために，保健，女性の能力強化及び気候保護に関する具体的な措置について合意した。さらに，貿易を成長の主要な原動力として促進することに加えてこれらの具体的な措置を実施することは，強固で持続可能かつ均衡ある成長及び雇用創出という我々の重要な目標を達成することを助ける。我々は，他の国々に対して，このアジェンダの追求に参加するよう要請する。

　さて・・・保健，女性の能力強化及び気候保護に関する具体的な措置について合意・・・この内容は後で出てくるだろうし・・・しかしこれが喫緊の諸課題と言う事ですが・・・強固で持続可能かつ均衡ある成長及び雇用創出という我々の重要な目標・・・3本目の矢は飛ばない、ギリシャと同じ状態に日本はなってしまう・・・対外債務が無いから問題ないといっても・・・無制限に国債を発行して、銀行経由で日銀へ吸い上げさせて・・・紙幣を市中にばら撒くのも限界では？今の、見せかけのアベノミクスの第一の矢や第二の矢も・・・実際には、雰囲気を作っているだけですからね・・・だから、東芝の会計上の問題が気になるわけです。さて、具体的な内容へと入っていきましょう・・・

2015.07.01