エルマウサミットの裏舞台だって・・・？(2)

現在をうろうろ（1091）

　エルマウサミットの裏舞台だって・・・？(2)

　さて、前回の続きですね。【エルマウサミットの舞台裏（下）】「学級崩壊」変えたシンゾー流　メルケル首相「シンゾーの発言で締めくくろう」（1-3ページ） - 産経ニュース　はあ？っていう感じのタイトルがついている・・・学級崩壊？G7との関連は？

「サミット冒頭に基調発言をしてほしい」
　安倍晋三首相は、ドイツ・エルマウ城で開かれた主要国首脳会議（サミット、Ｇ７）に先立ち、議長のメルケル首相からこう打診を受けていた。

　凄いね、メルケル首相の気配り・・・敬服します。最初に話をしなければ、最後まで話ができるわけないじゃん・・・学級の先生や、指名された人とか・・・G７サミットはそれぞれの役割が最初から決まっている会談じゃないから・・・残念ながら、昨年来私も報道を気合を入れて見ているけど、外交能力以前に普通の会話もかなり困難ですからね？まさか、アスペルガーの気でもあるのかね？なんって・・・とにかく、G7のメンバーは右翼の軍国主義者の安倍晋三君を除いては、火の様な弁舌で相手を焼き尽くすぐらいの力を持った超人たちですからね・・・原稿に頼っての話ではまるで相手にならない・・・

　与えられたテーマは、（１）サミットでＧ７首脳が一堂に会する意義（２）アベノミクスの現状（３）経済分野での中国への向き合い方－の３点。「セッション１」の討議の冒頭、米国のオバマ大統領が世界のマクロ経済状況を短く語った後、安倍首相がこの３つのテーマについて長めに発言する段取りだった。

　ふむ、こんな風な事までのお膳立てがあったのか・・・メルケル首相の温かい心遣い・・・さすがだね。オバマ大統領が口火を切って・・・世界のマクロ経済状況・・・一応行われた事は、セッション1 ：世界経済，成長，G7の価値観　という事のようですね。何と、アベノミクスの現状報告で吊るし上げを食う可能性が高いじゃん・・・これって、恐怖だね。そして、経済分野での中国への向きあい方を隣国として分かりやすく説明する事を要求された・・・質問が出たら答えられんじゃん！そして、サミットで集まることの意義＝G7の価値観という事ですね。日程ではちゃんと組まれていて、出番があるように調整されていたわけですね。

　ただ、事前におおよそのシナリオがある通常の首脳会談とは違い、各国首脳の発言次第で展開が大きく変わるのがサミットだ。

　だから、心やさしいメルケル首相が根回しをしたわけですね。おもてなしの精神を存分に発揮して・・・表無しの心＝裏心じゃなくて・・・だって、追いつめると直ぐに、逃げ出して、名誉ある退場とか言って・・・切れて戦争を叫ぶから・・・

　サミットは世界の主要国の国益が直接ぶつかり合う場であり、「各国首脳が議論の流れを無視して割り込み、言いたいことだけ言うのはざら。次の発言者がそれに反論せず、また違う主張をしたりする」（日本政府高官）という。今回も出だしから、誰も議論をまとめようとしない「学級崩壊」（同）のような事態が起きてしまった。

　馬鹿みたい・・・何で学級崩壊なのかね？事前におおよそのシナリオがある通常の首脳会談とは違い・・・と書いておいてどうしてこういった話にすり替えるかね？国の威信をかけた論客が集う場ですからね・・・まあ、只の原稿読みの右翼の軍国主義者の安倍晋三君では太刀打ちできないから・・・基調演説を・・・華を持たせようとしたのだが・・・そうはいかないわけですかね。学級崩壊って言う事だから・・・先生：晋三君が話します・・・え？嘘！なんで、俺が話すよ！いや私が！俺が！・・・とやられて、ぽかんとしていた事を表現する言葉として非常に的確な気がしますが・・・心の中で・・・何で？僕の番のはずだけど・・・みんな何を言ってるの？ぼく、わかんない・・・可哀想な晋三君でした・・・こんな情景が思い浮かぶような表現ですね。素晴らしい・・・崩壊している学級に入ってしまったわけですから・・・郷に入っては郷に従え・・・議長がいないわけですから、誰も助けてくれないとか？しかし・・・この状況を「学級崩壊」の四文字で示すとは・・・この記事を書いた人のセンスは秀逸だね！

　この記事は・・・まさか、右翼の軍国主義者の安倍晋三君を揶揄しているのかね？

　欧州首脳を中心に「今後ユーロはどうなる」といった議論が延々と続き、安倍首相に基調発言の順番が回ってくるまでに約２０分がかかった。安倍首相は、自由や民主主義、法の支配といった価値観をＧ７で共有することの重要性を説きつつアベノミクスの実績を紹介し、最後に中国の問題点を指摘するというシナリオを描いていたが、全てをしゃべっていては発言が間延びしてしまう。

　順番など無い中で・・・20分間じっと我慢の子か・・・誰かが、ハッと気づいて・・・この子喋っていない、どうしたの？・・・自由や民主主義、法の支配なんかの話は聞いてもらえない・・・だって、共産国なんっていないですからね。どうせ受けない、当たり前の事ですから・・・また、自由の意味もわからず話をすると思われていると思いますね。ギリシャのデフォルトの話でユーロを語っているわけですから・・・借金の山を何とかする話もしにくくなっている・・・お前の所も危ないんじゃないか？なんって振られる可能性があるかな？でも・・・追いつめると、名誉ある退場とか言って逃げて、挙句の果てに戦争を叫ぶから・・・2014年5月の訪欧とは違った感じになったと思いますがね・・・それで、中国か・・・

　というより・・・自由な発言の場なんだから・・・全てをしゃべっていては発言が間延びしてしまう・・・原稿を読んだら間延びするのは当然・・・多分、2014年11月の日中首脳会談でもやらかしたために、習国家主席は不機嫌だったのかね？

「戦略を変えよう」
　安倍首相は方針を転換し、基調発言では中国問題は取り上げず、ギリシャ債務問題を意識して「日本経済がデフレから脱却することで世界経済に貢献する」という話で打ち切った。

　ふむ、自由・民主主義・法の支配を持ちださなかったのは良かったですね。ギリシャとユーロで盛り上がっているのに・・・そこで、さすがにその話はできない・・・まさか、わざと、日本の借金の返済計画へと話を向けるためにかね？デフレから脱却するための3本目の矢は・・・アメリカ様の投資があれば何とかなるとかやったのかね？日本らしい他力本願・・・しかし、ギリシャも自ら賃金カット年金減額とかできないから問題になっている・・・国民投票で・・・そう言えば、日本も事実上国民投票で有権者に消費税の増税を決めさせましたね。ひどい話です・・・既に８％も紙幣の価値が貶められている。さらに２％も紙幣の価値が貶められる・・・

　もともと欧州首脳にとって中国は物理的に遠く、その膨張政策への関心は薄い。夜のワーキングディナーで中国による南シナ海の岩礁埋め立て問題が取り上げられることは決まっており、首相周辺は「首相はそちらで中国経済の話もしようと切り替えたのだ」とみていた。

　中国経済の膨張には物凄い関心がありるんじゃないかね？そして、国境を接しているわけではないから・・・領土に関しては直接の利害関係に無い・・・領土に関しては基本的に内政だから・・・内政面に関する発言は控える事になっているから、公式発表はめったに見られない

　・・・軍事力に関しては深い研究が行われている・・・日本とは違って、馬鹿にしないで事実の積み上げをしっかりやっていますからね。日本への関心は極めて低いようですがね・・・GoogleのニュースでUK版とかに設定してjapanとかChinaで検索すればその国の日本・中国の何に関心があるかが分かりますね・・・これをやると・・・かなり、がっかりするのでね。日本観が分かりますね・・・情けない話ですが・・・

　ところが、安倍首相がアベノミクスを詳細に説明したことで各国首脳が自国の成長戦略の話をし始め、経済成長にあたっての腐敗対策の重要性の話題から、自然に中国へとテーマが移っていったのだった。

　ヨーロッパの国々は自国の成長戦略のためにアジアインフラ投資銀行に参加したわけですからね・・・中国と鉄道で結ばれるのは非常に大きな事ですからね・・・アメリカの海上支配の裏道が開こうとしているわけですから・・・2014年の12月には、中国からスペインまでの路線が伸びたわけですから・・・ドイツ・中国間の直行貨物列車などは既にあるわけですからね。中国からの航路を考えれば分かる事ですが・・・上海から南シナ海・インド洋・紅海・地中海・大西洋・バルト海・・・2ヶ月近い航海、途中で陸揚げして鉄道で少し早くなる・・・時速120kmの鉄道と、時速36ｋｍ程の船では・・・かかる時間が違うのだよ・・・1編成で中型貨物船ぐらいの輸送能力がある・・・ヨーロッパがどれだけ中国に設備投資をしているのか？BMWの工場など新しいく立派な物ができつつある・・・日経が中国へのヨーロッパの投資などをあまり扱っていないのが問題ですね。日本経済に大きな影響を与えるのに・・・どうも、嘘ではないが、報道しないことで嘘をついていますからね・・・

　米国とカナダがアジアインフラ投資銀行に引かれないのは・・・基本的に自分たちの所とは関係ない投資だから・・・さらに、中国に大きな顔をさせたくは無いし、追従するなんって面白くない・・・わざわざ大きな分担金を払う必要はないと踏んだのでしょうね。日本は？金が無いだけかね？

　ギリシャへの中国投資もかなりの事をやっていますね・・・EUが投げたから・・・中国が拾うと面白いのだが・・・

　日本の借金の返済話を避けてくれたのでは・・・機嫌が悪くなると、お子ちゃまになる晋三君の事を思って・・・あ！そうか・・・なぜ、宿舎ではなく別のホテルを取ったのか・・・取り巻き連中を近くに置くためじゃないかね？さびしくて仕方ないから・・・ただ、取り巻き連中もあまり役に立たないのでは・・・ホワイトハウスの晩餐会のメニューをきちんと見ていなかったようですから・・・ミニコンサートについて、メニューに書かれていたのに、見落としていた・・・前日には廻っていたはずなのに・・・一旦切るか・・・

2015.06.30