現在をうろうろ(78)

 国家戦略特区って何だ?

 経済特区関連の書類を眺めましたが、あまり心躍るようなものは無いですね。具体性にかけていて、イメージしにくいというか・・・支援するから頑張れとしか書いていないような感じです。何か、コアになる公共事業でもあればとっかかりがありますが・・・残念ながらそういったものは無いんですね。読み方が悪いのかもしれませんが・・・心躍るものがあれば、向こうから目に入ってくるのでね・・・

 農水産業の6次化なんって言ってもピンとこない・・・一応知識はありますが・・・1次+2次+3次=6次産業という計算だというわけですが・・・農水産業の中間搾取を無くした農家が儲かる丸儲け戦略とかの方が気合が入るような気がします。

 ただ、こいつは岩盤規制に穴をあけるのがもの凄く大変な気がします。残念ながら、出荷組合とか色々あるし・・・出荷奨励金でつながった連鎖もあるようだし・・・農家が生産したものの流れってのは、実は鎖が付いていて、市場へとずるずると引き抜かれていくことになっていたと思います。当然、そういった利権があって・・・こういった利権を破壊するのは極めて困難です。多分、農協を解体するのに等しくなるのではなんって・・・それだったら、完全に新規に農家を作ってしまう方が簡単なような気がします。農家というか・・・農業システムの創出ですかね。それぐらいしかないのでは?モデル事業・・・多分、農業特区に指定された地区の農業委員会はそう簡単には動かないと思うので・・・やるなら、土地所有権と耕作権の分離で、耕作権を収用して再分配するとか、莚旗覚悟でやるしかないでしょうね。ただ、耕作放棄地がかなりあれば、耕作権を収用して再分配する事も可能とは思いますがね。替地は困難だし、土地境界の変更も難しい・・・香取神宮文書など眺めていると平安末期から明治初頭まで同じことをやってる・・・口分田以来の耕作地があったり・・・

 ただ、そのモデルが優秀で、多くの人が納得するようになれば問題ないですが・・・最初は駄目ですね。利益になることが実感できなければ・・・何しろ、政府のやることは一通り反対しておかないと危ないですから。権利関係の変更は利益になるとは限らないという一般原則があると、私は妄想していますから・・・

 とにかくモデル事業ですから・・・5年を単位として行う事にします。どこぞの五カ年計画と同じでね。5年なら人間は待てるし、権利関係を白紙に戻して現状回復も可能です・・・まずは、研究所が欲しいですね。予算はちょっと大きめに・・・実際の支出とは別に・・・本気を示すには必要ですね。箱は大きめなのが良いですね。連合大学院を利用したいですね・・・研究者を集めるには様々な地域で・・・微妙に浮いていて動きやすい人材として・・・学部生も送り込みたいですね。実習と称して只働きをさせられますから・・・経営学や法学系の人材養成もしたいですね。とりあえず、若者を300人ほど送りこんで、開かれた大学を作ってしまう・・・当面は15年ほどの計画で良いと思います。

 研究は、傾斜地での機械化農法かな?もちろん、平地も自動化するとかね・・・ついでに、地域再生学部とか得体のしれない学部を設立するとか・・・日本に1か所しか無い学部で・・・役所に優先的に入れるような枠組み・・・地域再生学士を市に1人とかやれば・・・公務員を目指す学生は集まってくるのでは?200人ほどの募集で・・・800人の学部・・・予算の分捕り方とかホントらしく見える事業計画書の書き方とか・・・これも含めれば教授陣も入れれば1500人ほど元気な人間を抛りこめるかも・・・人口29000の市に1500人の若者を入れられればそれだけでかなりの成功では?

 多分、オバマ君だと・・・東南アジアからの優秀な人材とか引き抜いてきそうな気がします。若者が多いですからね・・・これで、人さらい計画は良いでしょう。

 1500人で経済効果はどのくらいになるかね?1人当たり月の仕送り10万円のとして・・・15000万円の金が流入するか?いや・・・このうち3万円程度は家賃で、国が毟って・・・再投資か・・・地元に落ちるのは月に1億円程度かね?養父市の歳入は180億程か・・12億程の金が落ちれば・・・ずいぶんと違うような・・・市民税と固定資産税で歳入は10億程度ですから・・・悪くないのでは?一人当たり補助金を月5万円程度出しても、国庫補助金をからの流用なら・・・地元に落として行くはずですから・・・商業にも多少の活力が湧いてきそうな・・・食費が2.5万円として3750万円の売り上げ・・・800万円の粗利としてずいぶんと違うのではないかと・・・何と、大学誘致って儲かるんだ・・・昔々、私鉄が大学誘致に走ったのが分かるよ・・・五島君などは上手いものだ・・・慶應大学に何人学生がいる?

 基本構想は阪急電鉄の・・・都会のデパート、末端の娯楽施設構想でしょうが・・・阪急デパートと宝塚を結ぶ鉄道・・・沿線は繁栄しないわけがない!電鉄会社は電気事業も行い、宅地開発もしましたからね・・・さらに大学を置けば、金を使うことしか能がない若者が地域経済を活性化する!素晴らしい構想をパクっただけですがね。

 日本に唯一の特殊な学部を置き、それが公務員への就職につながるのであれば・・・学閥が作れますから・・・学閥はそれが大きな勢力になるようでは邪魔になりますが職員の1%程度の少数派なら・・・横のつながりの方が強くなります。上手くいけば、学閥のネットワークで市の行政が横でつながる・・・だから地域再生学部で・・・こいつは中央省庁との交渉実習をさせておけば次の時代の中央と地方の懸橋となってくれそうな気がするのでね。地方の学閥のネットワークで中央の担当官をいじめるなんってのも面白そうです。

 私が夢見る人材は・・・ジョージ・ヘールなんです。長い間世界最大の望遠鏡であったパロマーの大望遠鏡を作る資金をロックフェラー財団から引っ張り出した人物です。多くの人に夢を見させ、それで、当時の技術の限界を遥かに超えた大望遠鏡を生み出した・・・これくらいの事ができる人間を養成する事ができればね・・・ああ、人さらい及び予算強奪計画になっちゃった。まあいいか・・・妄想としては面白かったから・・・

2014.05.05

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 産経ニュース検索 世界読解














inserted by FC2 system