現在をうろうろ(41)

 日中間の事件報道がなんだかおかしい・・・?

 どうも、中国よりも日本の方がなんとなく変なことが多いような気がしてきました・・・こんなことを考えると、昔なら、お前は赤か?なんって言われたし・・・今も非国民扱いされそうな気がします・・・中国に差し押さえられた商船三井の船に関するものですが・・・どうやら、戦時賠償ではなく契約不履行に伴うもののようです。ただ、気になるのは商業債務の履行は・・履行遅滞・履行不能・完全不履行・・・消滅時効は・・・分からん・・・一応、中華人民共和国だって法治国家で、自国の法に基づいての裁判が厳正に行われたはずだと思うのですが・・・どうやら、あちらの報道ではそんな感じ・・・そして、判決に基づいて・・・都合良く差押を強行したような感じです。商船三井は、示談交渉中だったのに・・・差し押さえられた!ってびっくり・・・という事のようです。

 まあ、政治的な意図は無いわけ無いですが・・・何やらおかしな感じで皆で騒いでいるような感じです・・・結果は・・・上海海事法院は4月24日に商船三井は、賠償金とその金利などを支払い、義務を履行したとして、差し押さえを解除する決定を下すわけです・・・世の中は、多分道理で動いているはずなのでね・・・しかし、なぜか日本の報道は道理を越えて報道する事が多いような気がします。

 無理が通って道理が引っ込むというのが基本的な体質なのか・・・騒いだ後で、話題としないことで・・・忘れてもらうというパターンが多そうな気がします。

 しかし、政府の公式見解は既に出ているような感じですね・・・日本維新の会の中田宏氏の答弁で・・・遺憾だ。中国側が適切な対応をとるよう強く求めている・・・と述べ・・・大切なことは、法の順守、法の精神をしっかりと尊んでいくことだ・・・とやっているようです。まあ、どんな風にも取れそうな発言ですね。前後関係が分かりませんが報道ではこんな具合ですね。

 妄想を膨らませるには、議事録を・・・今は未だこの議事録は閲覧できないので何とも言えませんが、そのうちチェックしてみないとね。

 ただ・・・気になるのは、何故こんな昔の話を蒸し返してくるか?急に忘れたく無くなってしまった理由・・・喧嘩するネタを探し始めている・・・そりゃ、理由は簡単でしょうね。日本のやり方が変だ、今のうちに何か手を打たないと大変なことになるという恐怖感でしょうね。その恐怖感を日本は中国に与えてしまったと考えるべきではないかと・・・過去の謝罪の話ではなく、現在行っている事ですね。一番簡単なのが、日本は戦争を放棄したはずだったのが大声で再軍備と戦争ができる枠組みを模索し始めた、さらに、軍神を生産するために靖国神社で何か準備している・・・戦争を行うための同盟国を作ろうと、武器輸出を開始しようとしている・・・

 武器の輸出って、基本的には軍事同盟の始まりですからね。敵には武器は売らない・・・日本も、良質で安価な中国製の武器でも購入したらどうかね?別にアメリカ製に拘る必要はないですから・・・日本の商社は中国製の武器を扱ってもいいのでは?なんてね・・・別に敵国ってわけでもないですから・・・確かアメリカは殲撃五型を購入したんじゃなかったっけ?実験用か何かで・・・

 いずれにせよ・・・人の嫌がることをやると、古い話を蒸し返してくるというのはどこでも共通ということなのかもしれないと思うわけです。基本的に信義則は比較的普遍で、それを忘れて行動すると、色々と出てきちゃうということなのだと思われます。今回のものが表に出てきてしまった原因は何か?・・・自明ですが・・・このままだと、日本はアジアの嫌われものになってしまうのではないかと・・・別に好かれる必要はない!アメリカの後ろ盾があれば・・・なんって上手くいかないのではないかと・・・なんとなく・・・

 ちょっと、アメリカの世論を見過ぎて、アメリカの手先のような思考になってきているのか?日本ではリベラルな考えを持つと・・・非国民と言われそうなんで、かなり怖いですね。たとえ、妄想であっても言われてしまうような・・・それが怖い・・・しかしなんで、現在でも人権・自由・平等・平和といったものを守ろうというと、それを反対するものがいるのかね?他人の人権・自由・平等・平和を守ることは、自らの権利である人権・自由・平等・平和を守ることであると信じていますからね。こういったものって双務契約でしょうからね。

 ただ、歴史が教えるところによると・・・人権・自由・平等・平和を大切にしない人間って、どの時代にも、どの国にもいるんです。残念なことに・・・何のために人の人権・自由・平等・平和を制限するか・・・大抵の場合は、自己にとって都合の良い環境を作るためです。おまえの人権・自由・平等・平和だって、俺の方が優先する!おまえには人権・自由・平等・平和など無いのだ!さあ、戦争だ、お前はあの国の国民の人権・自由・平等・平和を奪うことで、おまえの人権・自由・平等・平和を少しだけ得ることができる。戦え!ってね。

 私は、政治家とは違って、友達が多い方が良いと思っていますし、その方が楽に生きることができる事も知っています。だから他人の人権・自由・平等・平和を尊重します。尊重すれば、自らの人権・自由・平等・平和も尊重されるのでね。政治屋は、基本的には権力闘争の中に生きていますから自分の陣営を強化する方向へと走ります。従って・・・敵を作ることが仕事なんで・・・自分の対立する陣営の人権・自由・平等・平和を無視するわけです。無視すれば無視するほど、人権・自由・平等・平和の敵になればなるほど強固な基盤を作り出せるようです。

2014.04.25

  

関係ないが興味深いもの
 今回は特になし














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