香取神宮をうろうろ(112)
 香取志 (46) 神事に関して、奉幣・・・

 映画ゼロ・グラビティってやつを例によってネットで見ました。これは基本的に言葉が理解できなくてもOKですが・・・体がついつい堅くなってしまう・・・疲れる映画です。映像は・・・現実に近いとは思いますが・・・荒唐無稽とも言えますね。国際宇宙ステーションのサイズから、飛んでくる宇宙飛行士の速度を概算したりすると・・・こりゃ、ぶつかったら死ぬぞ…という速度で動いて、見事にぶつかりますからね。人間の体など脆いものですから・・・久しぶりに、見入ってしまいました・・・ラストシーン・・・猛獣にでも食べられてしまうのでは・・・なんって余計な事を考えてしまいましたが、一応は無事に地上にたどりつくわけです。かなりの辺境のような感じ・・あの湖はどこ・・・なんってね。ふと、文明世界に戻る方が大変な場所って、この世界にはまだありそうな気がしますね。言葉が通じなくて、どこから来たのか?空を指さしたら・・・余計な事ばかり考えてしまいます。あの湖・・・どこかで見たような・・・猿の惑星かね?

 ただ、宇宙から再突入の際に見えた湖はどこかね?かなり大きな湖でしたが・・・雲を抜けたあたりでちらりと見えたのは火口湖のような感じのものでしたね。ちょっと映像から場所を特定することは困難ですね。・・・特殊効果ってのが、これからの低製作費映画の主流になって行くのか・・・ふとね。

 上層雲を抜けたところでちらりと出てくる地上の風景は左のようなものですが・・・高度は10kmを割ってるのでしょうが・・・

 さらに降下して、下層雲を抜けた所が右のようなものです。特徴的な地形がありますが、ちょっとこれでは特定できなさそうです。

 ・・・ただ、この映画のようなケスラーシンドロームってありえそうでありえないような・・・何しろ、一定の軌道で周回している物ですから、破片といえども、基本的には元の軌道をから大きく逸れそうもない気がしてね・・・それと、国際宇宙ステーションの飛行する、およそ400km上空の空間は広大ですから・・・ちょっと、軌道がそれたら、簡単には追いつかれたりはしない・・・破片が追って来るあたりは、ほとんどホラー映画の世界・・・逃げても逃げても追って来る・・・そういえば・・・宇宙船の中にお化けも出たし・・・車を盗み、他人の家に侵入し・・・壊しながら逃げて行くという感じ・・・

 見終わって・・・ゴミ女の恐怖か?なんって・・・逃げても逃げてもゴミが追って来る・・・近くの人は、そのゴミに押しつぶされて消えて行く・・・最後はゴミは燃やされ自由の身になる・・・何を見ているやら・・・しかし、映像の美しい映画でした・・・1991年の映画、アトランティスを見たくなりましたね。LDが手元にあるはず・・・近頃、映画ばかり見ている・・・

 さて、香取志 27コマ 続きと行きましょう。

奉幣
国史に某社に奉幣するなどと沢山見られるのは、何であっても、その時、神に供える物をすべていう事である。吾が神宮では酒食魚鳥何であっても、供え奉って、大宮司大禰宜神官等、白和幣を手々に取持って、左右左と揺らして奉るを奉幣と云う。これもその時供え奉る物すべてに関係する言葉である。しかし、奉幣と云えば、ただ幣を振ることだけであると間違って覚えている人も多いので詳しく云うのである。神代紀に、天児屋命、天香山の真坂樹を掘ってとか、粟の国忌部の遠祖天日鷲つくる木綿をかけて、忌部の首の遠祖太玉命に執り行わせて厚く称え祈り祭ったというのに倣っているのである。九十余度の神事はこのような事なのである。


 奉幣か・・・歴史上様々な神社に奉幣が行われた記録があるけど・・・奉幣ってのは、神社じゃなかった、神に様々な物を進上するものですね。普通に・・・神に奉納する神饌以外のすべての物ですかね。ああ、供え奉る際に、神職が、白和幣シラニギテを左右に揺らすので、この所作を奉幣というのではないと言いたいようです・・・何か持ってこい!と言ってるみたいな?罰あたりな人間はこれだからいけない・・・白和幣か・・・これってカジノキやコウゾの繊維から作った布を榊にかけたもののようですね。青和幣は麻の繊維から作った布を使ったものだとか・・・日本書紀の神代紀の引用がありますが・・・省略されている部分は何か?・・・天岩屋戸の前に天太玉命などの神々が集まって、天岩戸の前に天香具山の榊を植え、上の枝に八坂瓊の五百箇の御統を掛け、中の枝に八咫鏡を掛け、下の枝に白和幣・青和幣を掛けて、みんなで祀った話ですが・・・御統みすまる・・・ビーズの首輪や腕輪の類ですね。そして、鏡を省略している・・・まあ、神職の手にするものの話ですから、こんなものまでつけて振るわけにはいかない・・・となると・・・少し違ったものを引き合いに出しているような?

 ・・・玉串は紙垂;シデや木綿;ユウをつけた榊の枝でですね。これは神への象徴的な捧げものなのでしょう。しかし・・・神霊の依代が玉串であるとするなら・・・祭祀に先立って、清浄とされる空間を作り、そこに依代を置き神卸をすることになるのですかね?多分、神社が常設の建物ではなく、単なる場所であった時、祈りをささげる際の、神の依代として神がそこにいることを示すためのものと考えるのが無難ですかね。日本書紀の記述からすると・・・祀るに当たって、木を植えて、それに飾り付けるわけですから・・・神籬ですよね・・・香取神宮で、それらしいものは何ですかね?そういえば・・・蓬莱台ってのがありましたね。

 この蓬莱台何なのか良くわかりません・・・現在は12月の賀詞祭で供えられるようですが・・・賀詞祭は、大饗祭が滞りなく斎行されたことを言祝ぐ祭事とのこと・・・かつては元三の1月7日の賀詞祭に蓬莱嶋台は出されたようです・・・どうやら、現在は元三の行事が大饗祭の方に包摂されてしまっているということのようです。ただ、大饗祭の際の嶋台は2つ出されていたようです。庭上の東に相撲祭・西に大饗祭とが置かれるとか・・・なんとなく、大御扉が開かれるときに、この蓬莱嶋台が出されるような感じですから・・・社殿の無かった時代に遡る神籬の形なのかもしれません・・・蓬莱てのが気になりますが・・・道教の説く神仙境の名称ですから・・・この蓬莱嶋台は・・・なんとなく側高神社の髭撫祭のものが古い形を残しているような感じです。

 蓬莱台はどうやら亀をかたどった台の上に作られるようですね。そして、梅と竹が植えられ、まわりに串に刺した鮒や牛蒡や大根が12串ずつ刺されているようです。側高の側高神社の髭撫祭では鮒や鮭の串ですね。これを数取に使っているようです。そして、左の図の右下に・・・松葉は木槿を削って作るような事が書かれています。ちょっと、判読が困難・・・ふと、この蓬莱嶋台を眺めていて、類似品とは言い難いと思いますが・・・似た考古遺物を思い出しました・・・古墳から出てくる石枕とそれの付属品と思われる立花です。なんとなくね・・・私の頭の妄想の中での類似ですから・・・儀式用のものを飾ることというただそれだけの事なんですが・・・まわりに立てまわすとかそう言った発想がね。

 無理やり関連を作りだそうとすると、この嶋台から、道教や仏教的な影響を排除した残りの部分がつなぐことができるかというものですね。鶴亀というと・・・能の鶴亀しか思い浮かばない・・・唐の新春の皇帝の長寿を寿ぐやつ・・・多分、長寿の象徴としての鶴亀は中華帝国からのものでしょう。松竹梅も、歳寒三友からでしょうから、中国産・・・残るは丸い台座とその周りに立てられた串ですから・・・・古墳から発掘される石枕そのもの・・・まったく、何を妄想しているやら・・・でも、これが神籬の原型であると考えても良さそうです・・・神籬は竹とか灌木で囲まれた空間を意味するようですからね。しかも、食べ物で囲ってあって居心地が良さそうですから・・・神様を留めておくための装置と考えると・・・石枕のまわりの立花も魂が逃げ去らないようにするための装置・・・埋葬する際は立花の効果が無かった、もしくは、立花の役割は終わったとして、抜いて埋葬ですかね?だから立花は石枕に刺さったまま発掘される例が無いとか・・・

 もうひとつ気になるのは、この立花にネズミの齧った跡が見られることがあるというやつですね。歯の伸びたネズミが齧るものとして滑石は不適だよね・・・この立花には食べ物が付いていたと考えるのが適当でしょう。殯の際にネズミがちょろちょろなんって変ですから・・・遺体の鼻が食べられたりしたら大変でしょうから・・・ネズミに齧らせるためのものが付けられていたとか?石製の刀子もネズミの齧った跡があったりしますから・・・これも食べ物に刺した状態とか、食べ物が付着した状態であったのではないかと思うわけです。なんとなく、鮭の切り身など細長く切って盛りつけていますから・・・こういったものを立花に巻いていたとか・・・

 ネズミの駆除は難しいですからね・・・奴らは直ぐに入り込んで・・・食べ物があればウジャウジャ増え、色々なものを齧りますからね。ネズミの食害の例として、右の写真を挙げておきましょう・・・ネズミに切られたVGAケーブル・・・口当たりが良かったのでしょう・・・肉を思わせるような歯触りの中にコリコリとした細い銅線、銅や錫が微妙な味を感じさせ、なんとなく良かったのでは?・・・しかし、私にとっては、ひどい話です。

 ただ、数匹のネズミの駆除は比較的簡単ですね。コンビニ袋に穀類を入れてネズミの居そうな場所に置いておくと・・・そのうちカサコソ音がして袋に入ります。足音高く駆けつけると・・・袋の中にじっとしているネズミが発見できます。口を掴んで閉じて床や壁に叩きつければ処分終了・・・野蛮だな・・・とにかく、袋の鼠になってくれるのであります・・・

 とにかく、殯の時は、ネズミや・・・日本ではいませんが虎とか、朝鮮半島では大変だったような・・・長期間の殯ではどうしていたのか?気になりますね・・・まさか、遺体を置く台は1本足で、その上に平らな台を置いたとか・・・足の細いテーブルは鼠除けの台と考えても良さそうな気がしますが・・・なんとなくネズミ返しからの連想ですが・・・ネズミ対策は非常に厄介だと思いますが・・・ネズミには食べやすい餌を与えて遺体を守る方が楽なのでは?なんって・・・まさか、ネズミに齧られたら葬るとか?そこまで行けば間違いなく死んでいる・・・葬制の中で鼠は現れるのか?というと・・・直ぐに思いつくのは・・・日光東照宮の眠り猫ぐらいですかね?しかし・・・ネコは多分奈良時代あたりから一般的な動物になったのではないかと・・・基本的にはリビアヤマネコか何かの系譜にある生き物ですから・・・とにかく、古くから輸入されていますから、遺跡から骨格が出てきたりもしているようです・・・普通は、経典の鼠害を防ぐために奈良時代に導入とか説明されていますが・・・遺体の鼠害を防ぐための導入なのか?なんってね。禰古と万葉仮名で表されるようですが、その名も輸入されてきたならどこから?中国語は鳴き声からでしょうが・・・ネコはネコとは鳴かない・・・和名抄では禰古万ネコマねぇ・・・禰を鼠とすると・・・古万は・・・わからん・・・駒くらいしか思いつかない・・・・とにかく、かなり昔から輸入されていた・・・そして、ある程度は定着していたから日本独自の名前としての禰古万が与えられていて・・・やがて唐猫が入ったり・・・あちゃ、鼠はこのあたりにしましょう。蓬莱嶋台は神籬でいいでしょう。星塚とか諸神塚=雨乞塚などの塚の周りに垣があるパターンとの類似性ですけどね。蓬莱嶋台は・・・神社の箱庭と考えれば良さそうな・・・神社が常設のものとなる前の仮設のものという位置付けと、私の当面の妄想解釈はOKですね。多分、わざわざ神様を外遷宮させることはないが、大御扉開きを行い、・・・神庭に神様の居場所を作ってあるとか・・・神輿で出るときは公式のお出でましで、蓬莱嶋台は非公式のお出ましの場ですかね。神の臨在を感じるための象徴的なもの・・・この、蓬莱嶋台にも何か情報が出てくるまでの、当座の妄想的納得はこれでよいでしょう。白和幣を振る所作に戻さないと・・・

 香取神宮で榊と紙垂などの組み合わせられたものというと、源太祝年中行事の7月15日の先祖に捧げる左の図のようなものですかね・・・花斗りとか書かれていますね・・・勤行の時の散花、葉数いか程か摘むべきか・・・神仏習合の結果なのか?それとも、仏教以前のものなのか不明ですが・・・五葉+二葉で七葉か?違うな・・・これじゃ七枝ですね・・・・細かな事は良くわかりません・・・葉数とか細かなルールがあるかもしれませんが・・・分かりませんね。

 修祓の際の紙垂のついた棒・・・御幣だか幣束、梵天なんってものもありますね。とにかく、こういったものを振りまわす事にどういった意味があるかですね・・・どうも、はたきの親戚で・・・大麻・大幣・・・祓串・・・用語としてはどれになる?多分・・・大麻かね?伊勢神宮の神札が大麻なんで・・・なかなか使い分けが面倒・・・一般には大麻を左・右・左と振って、大麻に穢が移る・・・そう言えば、大麻のようなものを町内を引き摺り回して川に流してしまうような神事がありましたっけ・・・どうやら、神様に捧げる物は、一度きちんと穢を払って、それから神前に出すということなのか?

 伊勢神宮の神札の大麻は毎年「お祓い箱」に入れられて配布された・・・そして、新しい札の代わりに、古い御札が「お払い箱」にはいって、1年の穢が払われていくという感じでしたっけ・・・その意味では、振りまわす方の大麻の代わりになるものという事なんでしょう・・・小型であれ簡易なものであれ、榊と紙垂れ・・・棒と白いものの組み合わせは大量生産が困難だし、発送の際の荷姿に問題があって・・・簡易で荷姿が美しくなる神札の形の大麻が開発されて、名には大麻が残ったということなのでしょうか?それなら、伊勢神宮の大麻は振りまわす方の大麻の伝統や精神は引き継いでいるという事になるわけなのでしょう・・・お守り札の類が、この伊勢神宮の大麻の系譜を引いているのであれば・・・お守りも1年有効かね?しかし・・・お守り札とか身代わり札とか、紐で首に下げるやつは・・・仏教系?陰陽道系?・・・それとも量産されるようになったのは、幕府の公共事業などで大量に使われた人足札が現れてからかね?・・・身代わり札って・・・流行の発端は成田山だったね・・・戦前の弾よけの身代わり札・・・事の起こりは天保2年3月の成田山の仁王門棟上げ式に際して、その準備で破風に上がっていた江戸神田末広町の大工の辰五郎が落ちたが、腰に結び付けた成田山の焼印のある鑑札が2つに折れて気絶しただけで済んだ・・・それで身替札と成田山の焼印の入った札を欲しがり・・・それが、商品化したのか・・・近代デジタルライブラリー - 成田山感応記 39コマふむ、興味深い・・・成田山の身替札は職人札からのものであるのか・・・神札やお守りとか、その内容を余り気にしていませんでしたが、その性格は様々なようですね。

 それならば、大麻を振って穢を除いて神前に供える・神前に出る・・・奉幣の際には、この大麻による穢を払う儀式がある。だからと言って、大麻による穢を払う儀式そのものが、奉幣ではないという事を言いたいようですね。なんだ・・・奉幣、奉幣とは神に神饌以外のものを捧げる事を云う。奉幣する際には、大麻によって奉幣する物の穢を払ってから神にささげることになっている。この穢を払う所作を奉幣と誤ってはいけない・・・こう書いてくれれば、別に考えることもなかったのに・・・なるほどで終わるのになぁ・・・まあ、ネズミやネコに関しても、ちょっと調査を続けましょう・・・まあ、ネズミというのは供物が上げられると・・・おんちょろちょろ出て来られ候・・・となるのでしょうから、人間とネズミの供物をめぐっての争いは昔からあったに違いないと、人間側の助っ人にネコが現れるのはいつなのか?気になるものです。近代デジタルライブラリー - 御伽草子. 後 猫の草紙 65コマ 興味深いものです。江戸時代でもネコは貴重品で、養蚕関連では猫の絵を掲げてネズミの害を防ぐような事までやっているようですけど・・・

 まさかとは思いますが・・・葬祭儀礼でこの大麻が使われていたとか?虫やネズミなどを遺体から払うために・・・払子などは虫を払うためのものですが・・・本屋では邪魔のものを遠ざけるために、はたきが現れるようですが・・・まさか、ネズミはついていませんという印か?もし・・・ネズミ対策が為された台というものがあって、一旦、別の台の上でネズミを払ってから据えるのであれば・・・手順として正しいような気がします。八脚・八脚案・神饌台などと呼ばれるテーブルは、ネズミが上がれないような工夫があるのか?ちょっと気になります。ふと、竪穴式住居なんってものは、ネズミの巣としても良かったのでは?食べられるものは壺にでも入れてしっかりと蓋をしておかなければ、間違いなく食べられてしまう・・・天井から吊った藁のベンケイに挿した串刺しの干魚とか・・・あんなのものは狙われないのかね?気になります。対ネズミ箪笥の鼠入らずなどが現れるのはいつの時代なのか?猫いらずは黄燐を主成分にした殺鼠剤でしたっけ?明治の中ごろの・・・石見銀山は江戸時代の砒素系の殺鼠剤・・・

 ネズミはどこにでもいますからね・・・近頃は国や自治体がネズミ状態で・・・庶民の蓄えを齧り取ろうと虎視眈眈・・・そんな気がします。地方の様子は・・・2月3月は悲惨な感じです。理由は・・・確定申告ですかね。申告すれば、その分の納税ですから・・・しかも、田舎では未だに納税組合なんってのがありますから・・・積み立てを行う納税組合ではなく、国や自治体の御先棒を担ぐ組織で、地に根付いた組織ですから、逃れることは困難なようです・・・積み立てる代わりにどこかで借金を拵えて支払うようなパターンもあるとか・・・これで、4月の消費税の値上げ・・・結構厳しい状況が表面化するのではないかと・・・滞納の延滞利息もかなり高率の14.6%・・・これじゃ家を取られる人が結構出てくるような感じです。地方自治体の納税対策室なんってのは、近頃では公売業務が中心になっているのではないかと・・・ちょっと気になります・・・知り合いの不動産屋の所に行くと・・・公売物件があるが・・・って誘われますが・・・平成24年度差押処分状況、平成25年1月末現在で234件の差押を行っていて不動産101、預貯金63、保険20、給与等40、過払金3、その他7とのこと、4千8百万円余りを差押充当したようです。この市で、不動産公売にかかったのは6件で、その前に完納したのは4人、つまり2人はお金が無くてか?家を売られたという事のようです。こりゃ、なるべく借り物で生活して、差し押さえられる物が無いような生活が理想かね?税の申告なんって・・・年末調整と還付申告ばかりなので・・・私には税を払うという概念が実感として欠落している・・・給与所得者というのはその様に慣らされているのかね?なんとなく、農業ってのが人気が無いのは酷税が見える立場にいるからなのか?気になる部分ですね。確かに・・・収穫期に現金が入る・・・不作であれば・・・気候や季節要因が大きいか・・・そうなると、農業会社で定収型に再編するしかなさそうな?自衛隊の代わりに、国営農場でも作って失業対策を行うとか・・・

 しかし、ネズミ対策って・・・絶対厄介ですね・・・近代デジタルライブラリー - 野鼠駆除とチブス菌 何と、野ネズミに対して細菌戦を挑んでいますね。こいつは興味深い・・・何、野ネズミの他に、モルモット、ハト、ニワトリ、サル及び我が人間にも感染すると・・・普通感染してから20時間を経過して病症が現れ、軽ければ発熱吐瀉腹痛下痢などを起こし、重きは死に至らしめることがある・・・結構危険な細菌ではないかと、こいつを団子にしてばらまくというわけですね。現在はこんな乱暴な事はしないようですね。近代デジタルライブラリー - 学理応用野鼠駆除法 この本は興味深いですね。野鼠の繁殖の原因に言及がありますね。

 どうやら、明治になって、物流が盛んになり肥料として大豆粕・油粕・鰊粕などネズミが好む物を使うようになった。もともと野鼠のすみかである場所が開墾されて耕地に変わった・・・洪水でネズミが上流から流されてきて繁殖するとか色々な条件が並べられています。興味深いのは・・・貧民が道路脇の個人の土地でない所にあるネズミの穴を掘り返して、ネズミの貯蔵した穀物を12月の末ごろから、およそ1ヶ月で1石5斗程も掘りだしているとか・・・これって結構な量では?おむすびころりんは、ネズミから簒奪してお金持ちになる話かね?ちょっと気になります。ネズミ浄土とか・・・ネズミ穴を狙う爺さんが、ネズミに小さな団子を与えてその後をついて行くと・・・ネズミの米蔵があり、それを掘りだすと効率よく商売になるとか?ネズミに貰った・・・どうも、ネズミ浄土系の昔話はこの事をモチーフとしているのか?人間は、やがてチフス菌の団子を与えて、ネズミを全滅させることまで考えるようになるのか・・・ネズミ浄土の話は妙に納得してしまいました。ん!妄想研究の新たな成果ですね・・・この本で扱われている細菌がペストであるとかだと・・・まさに、細菌戦の様相を示してきますね。そして、ヒ素などのかなりの量が使われたみたいです。ヒ素などの保管場所の跡地はどうなっているのか?ちょっと気になります。ヒ素は元素なのでね。

 しかし・・・記述された明治期のネズミの害は凄まじいものがありますね。ほとんど、生物化学兵器を使ったネズミとの戦争みたいな感じですね。こいつは知らなかった・・・市町村史にも著されているのを見たことが無かった・・・見ていたかもしれないけど記憶に残っていないですね。明治大正期には様々な化学物質が大量に撒かれた事が分かりますね・・・そう言えば、ラジウム肥料とかも市販されていましたっけ・・・かなりの放射能を持ったラジウム鉱滓を肥料として使うというやつですね。あちこちの農林関係の試験場などで試され、それなりの効果があったような?ラジウムの半減期は1600年ですから、未だにかなりの残留放射能を帯びているはずというか・・・100年ぐらいでは変わるわけないか・・・田畑から収奪するネズミ、そのネズミの上前を撥ねる人間・・・興味深い・・・なんとなく、昔の浮浪者の類ってのはこういったネズミの上前を撥ねることで生活していたのかね?そして、国を挙げてのネズミの撲滅運動の結果、食べ物の求める先が無くなって業態の変更ということになるか?河原者の類は土手に巣くうネズミなどの巣を略奪の対象としていたのか?こういったものは普通の歴史書には現れませんね・・・明治大正期の警察系の記録かね?それとも、興味本位の赤新聞系の記述・・・梅原北明君なんかが集めて出版していましたっけ・・・日本の基層文化を研究するには、かなり妄想的でないといけないような感じです。あ〜、またネズミつながりでまたやっちまいました・・・このあたりで切るとするか・・・

2014.03.08

  

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