ネット上を眺めていると・・・

 インターネットの上の情報が、ちょっと違った展開をしているような?というより、インターネットで発信できるものの質が変わったという気がします。1993年ごろのPC環境ではさすがに、切手ぐらいの大きさの画面にわずかに動く動画が限界だったような?数年で、かなり画質のよい全画面表示って言ってもVGAでフルムービーのゲームソフトが現れたりしたような・・・

 前世紀の末ごろには、音楽がインターネットである程度流れ・・・ほとんどはMIDIかPSGでしたっけ・・・量子化された音楽のデータだって結構重かったか・・・CDなどは70分程度で600Mか・・・そう、メガなんってすごい情報量だった時代がありましたね。フロッピーディスクの全盛時代は・・・そうコンピュータもメインメモリーに4Mも乗っているとすごくてCPUも486なんってやつを使うようになって、CDドライブの値段がこなれてきて・・・Windows3.1英語版をずいぶんと使った気がします。しばらくしたら日本語版のWindows3.1が出て、この頃にはコンピュータの自作にはまって・・・3台ぐらいのPCを使っていましたね。

 1台には日本語版が出なかったWindows3.11つまり、ネットワーク対応のWindowsを入れていましたっけ。そしてMacも・・・色々とハードウエアが面白い時代でした。PCはCPUが86のディスクトップ、186搭載のポータブルや286や386のディスクトップなどを使っていましたね。そして、ペンティアム・・・バグ在りのが安かったので、使ったり・・・ペンティアムIIも色々と・・・このあたりまででしたね。ハードウエアがそこそこいじれたのは・・・この後は、ベンチマークなどをしなくなって・・・

 実用品としてのコンピュータになったような感じです。仕事でPCを本気で使うようになったからなのでしょう。仕事で使うとなると安定が重要でしたからね。

 さて、どうも動画が氾濫していて・・・著作権が有効な映画が山ほど・・・YouTubeをはじめとする動画投稿サイトは無法状態?なんって感じです。スペイン語字幕の入った映画が結構ありますね。というわけで、かなり気合を入れてスペイン語を勉強したいな・・・なんって思うわけです。The Eddie Duchin Storyは日本では愛情物語、スペイン語ではMelodia Imortal です。映画自体は英語音声で、スペイン語字幕・・・

 とにかく最新の技術を利用して、学ぶことをしないと、豊かな生活は無理ということのようです。豊かな生活・・・そりゃ、実際に使う金に比べて大きな対価を得ることができる状態と考えますから、言語にしろ技術にしろ、より高度なものを手に入れれば豊かな生活が約束されるはずですね。

 映画三昧、読書三昧の生活は良いものです。こういったことも、幸いなことに結構、先進的な技術について知っているとか、ある程度外国語がわかる、インターネットの上には翻訳サイトもある・・・そういったものを利用してのものですから、こいつもある種の技術と言えるでしょう。人任せにしなければ、ある程度、自らの技術の向上は見られるはずです。

 さて、報道を眺めていると、わが国の将来は定まった感があります。エネルギー政策として、原子力を放棄することが決定したようです。結果は?多分、国が変わるのではないかと思います。

 現在の日本を支える電力の価格はどうなることやら?それでなくても、人件費が高く、国内生産が厳しいのに、この上電力が高騰したら?多分、零細企業は廃業、大手は生産拠点を海外に、国内には失業者があふれ・・・年金や生活保護などの破綻でしょうね。石炭・原油価格は結構変動しますから・・・そして、石炭・石油資源は有限で・・・危機が叫ばれたら?国際紛争が起こったら?

 高速増殖炉をそういう事態になったところで再び開発のための研究をしても・・・間に合わないでしょうね。保険会社じゃないですが、状況は年々悪くなっていきます。ここで、安心のために保険に入りましょう!

 技術の保険って・・・どうなるか分からなくても、とにかく開発を続けて行くというのが、保険に相当するのでは?何もしなければ、新しい技術は得られないし、目的の技術がうまくいかなくても、派生した技術が育っていくこともあります。何もせず、廃止・・・低能な人間の常套句ではないかと思うのですがね。

 営々として築かれてきた技術、これを放棄するのか・・・まあ、私にはあまり関係ないかな?エネルギー=富と考えていますが、エネルギーなしの生活もそれほど苦にはなりませんから。どうせ、私ももうじき隠居ですから・・・高機能な携帯電話と、それを駆動する電力は、太陽光パネルで無理なく得られますし、ちょっと大きめのモニターぐらいなら何とかなるでしょう。

 冷蔵庫なし、エアコンなし、電気料金が上がれば、上下水道代も上昇するでしょう・・・雨水の利用は実証試験済みだし、下水は自家処理に変えればよいし・・・これも、実証試験済み・・・TVもラジオもインターネットで十分ですし・・・

 上昇する電気料金に対抗して、生活の中で電気の使用をゼロに近づければOK、電気料金の1万円がゼロになれば、付随する耐久消費財の種類も減らせます。DMなどの紙を燃料にして暖を取るとか・・・

 そう、電力会社から電気を購入せずに、太陽光パネルとバッテリーを使ったシステムで、照明と携帯の充電と、ノートPCが駆動できて、ネットワークに接続するためのものと、扇風機なら・・・バッテリーを3年に1度の交換で、25年使用とすれば・・・

 25年間の必要経費は・・・30万円程度かな?現在だと、月に1万円ほどの電気代ですから3年ほどでできちゃう?もちろん、自分で設置し自分で管理するのなら・・・食生活も変わるでしょうね・・・

 冷蔵庫なしなら基本的に食品は、乾燥・塩蔵でしょうね。飯を炊くのには薪か?隠居すれば可能ですね。今度実験しなきゃ!飯を3合炊くのに段ボールならどれくらい必要か?野菜はサラダか酢漬け、塩漬け、油漬け・・・肉や魚も干物か塩蔵の類にして・・・

 とか、どうも妙なことを考えてしまいます。まあ、極端に考えると何か見えてくる時がありますからね。しかし、エネルギーは富の根源にあると思うのですが・・・だから、乾燥、塩蔵なんって旧式なことをしないで済むのですがね。こいつを放棄してどうするのやら?自然エネルギーか・・・核分裂って自然エネルギーだと思うのだが・・・別段人間が解放しなくても、石ころの中で勝手に分裂していると思うのだが・・・それをちょっと取りまとめて大々的にやっているだけだし・・・

 核融合なんか・・・毎日、その恩恵を受けているのですが・・・太陽は巨大な核融合反応炉ですし、遮蔽は1億5千万キロの距離と、地球磁場と大気ですけど・・・

 まあ、人間の領域とはずいぶんとかけ離れた自然現象だというだけなのですがね。人類はそういった自然の神秘を1つずつ自らのものへと飼いならして来たのに・・・まあ、日本が放棄したって世界中には元気の良い国が沢山ありますから、そのうち大きく引き離されてしまうのでしょう。

 大きく引き離されて初めて気付いて追いかけはじめる。それでも良いのでしょうが・・・産業基盤がなければ追いつくことは困難・・・そのために、日夜研究開発に努めなければならない・・・継続は力なり!なのでしょうけどね。撤退するのは簡単、そして口当たりの良いものです。何かをすると反発されるから、事勿れで何もしないか、意図してしない・・・

 
 そういえば、大規模災害を引き起こす可能性がある人工物ってありますね。それはダム・・・まあ、近頃は技術が進歩してダムが崩壊することなど無くなったようですが・・・それでも、時々起るようですが・・・危険度は?2000人ほどの死者が出るパターンが多そうですね。

 イギリス空軍は、ドイツの産業に影響を与えるために、ダムを爆撃によって破壊するなどやっていました。ドイツは、それなりにダムもきちんと防衛していたようです。テロ対策などで簡単に近づけないような措置を取っている国もあるようです。日本は・・・観光地化されていますから、警備は・・・??って感じですかね。

 日本は平和なんですね。そういえば、昔の立派な橋には衛舎があり、橋番がいたりとかしたようですが・・・まあ、ダムには管理棟があったりしますから、まるで警備がされていないわけではないのでしょう。テロ対策は気になりますね。

 危険なんって、どこにでもあるわけですからね。危機管理がきちんとできていて、想定外が無いように準備を重ねることの方が重要なのだと思うのですが・・・まあ、日本ではそういった考えはマイナーなのかもしれません。しかし、技術を廃止に持っていこうなんって考えは一般大衆にあるのか?政治家が想定する仮想の大衆の、虚構の意見をでっち上げて、一部の頭の弱いが行動的な人間が煽られて大衆行動と称するものをやっているのか?なんって・・・ふと思ってしまいます。

 日本文化というのはどういったものなのか?ちょっと気になります。このところ、ネット上の映画などを眺めていますが、日本のお家芸のアニメというのは、本当に世界中に流れているということが実感できます。さまざまな言語の字幕のついたものが流れていますから・・・

 そこで、ちょっと気になったのが・・・描かれている世界の社会構造・・・気付いたのは「ミスター味っ子」・・・味皇グループとかその他のグループとの対立抗争事件がえがかれると・・・その組織形態は、やくざ社会と変わらないような構成・・・ちょっと気になって、そういった面で社会構造を眺めると、どうもどれも封建的な匂いのする社会が構築されているような感じ・・・軍事的なものはまさにそのパターンなので違和感がないけれども、料理というものをテーマに扱ったものでも、その社会はやくざ組織と変わらない・・・中華一番ってアニメでもほぼ同じ社会が構築されているし・・・

 まあ、単純でわかりやすい社会秩序なので、子供向けにはわかりやすいのですが・・・長い時間をかけて封建秩序を破壊し、現在の市民社会を作り出していった人々に精神汚染をするのではないかとちょっと気になるのです。ひとつ間違うと、ナチスの唱えた政策に近いものが口当たり良くばらまかれているような?

 こういった、思想的なものは・・・核兵器より危険なのかもしれないような?核兵器そのものは危険であるとか善悪などは関係なく存在していますが、これを手にする人間の質によって変わります。どんな技術であれ、それが危険であるか危険でないかは、それを扱う人間次第・・・

 ナイフは危険であるからこの世の中からなくそう!ナイフが無いと・・・食生活がきわめて貧弱に野蛮な感じになっちゃうし・・・危険なものはなく、危険な人間がいるだけ・・・そう考えると、日本のお家芸のアニメのほとんどは、あまり良いものとは思えねくなってしまいます。

 そう、見かけは極めて精緻で美しいものですが、思想的な面でね・・・日本は、あまり文化のリーダーシップを取れるほどには発達していないのか?なんってね。ふと思うわけです。

(2012.09.15)

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