インターネット上には映画がいっぱい!

 近頃、インターネット上の動画やネット放送局の類をチェックしています。すると、驚くほど沢山の動画があるし・・・基本的には50年以上前のものが多いですが・・・私の興味の対象は、写真の草創期から、昭和30年代ぐらいですから非常に興味深い資料が山ほどあることになります。まあ、近年のものも興味がないわけではないのですが、自分が生きてきた時代のものはあまり面白くない・・・というより、興味の幅をそこまで広げられないという時間の制約ですかね。

 しかし、この5年ほどの間に資料の充実の度合いは驚くほどです。プロジェクト・グーテンベルクなどで驚いていたりしましたけど・・・ネット上には読み切れない量の本があり、記録映画などもそうですね。YouTubeなどにもさまざまな映画があって、うれしくなります。しかも、フルバージョンですからね。

 先日、YouTubeでないところで「意思の勝利」を見つけて、だらだらと見たり、久々に錆びついたドイツ語でヒトラーなどの演説を聞き・・・色々と考えるというわけです。

 今日は、なんとなく戦艦ポチョムキンなども見たいと思い、アレクサンドロ・ネフスキーなども久々に見たくなったりと・・・ヒトラーつながりでローゼンベルクなどの動画も見た気なったりと、なかなか忙しいものです。アーカイブをあさっていたら、アメリカの宣伝映画で、日系人の強制収容のやつがあったり・・・公民化教育のために集めたような内容になっていた・・・

 なんだか、久々にナレーションの魔術というものが気になったというわけです。この日本人の強制移住というか強制収容の宣伝映画はナレーションでどうにでもなるような?そんな気がするというわけです。

 アメリカの宣伝映画はなかなか良くできていて・・・使われている単語もかなり制限されているようで、私のろくでもない英語力でもかなりまともに聞きとることができて、非常に楽しめました。

 馬鹿みたいに朝の7時前から、2時間ほどの中断をはさんで夜の7時まで10時間ぐらい眺めていました。これでも、第二次世界大戦前後の動画で日本に関連するものの全てを見終えるわけにはいきませんでした。そして、少しは仕事をしたくなって、ちょいと考え込んでいるというわけなんです。

 何かを考えるために資料を集める作業というのは、私の学生時代には非常に困難で・・・図書館のネットワークも充実していなかったし・・・ワープロだって・・・ああ、今の学生はどんなに楽になっているのだろうと思うわけです。獨文和訳など簡単じゃん!OCRで原文を読みこんで、翻訳ソフト一発!これで終わりますからね。そして、数回読みあげて・・・いや、読み上げソフトで読ませて聞いて読めばOKじゃん・・・言語は耳から入ると楽勝ですからね。

 さすがに半日英語のナレーションを聞いていると、英語に慣れるような気がしますね。少し、日常会話の教育的なものでも聞けばよいのかもしれません。しかし、今更、英語だドイツ語だと外国語修業をする気は・・・でも、フランス語とロシア語はちょっとだけでも読めるようになると・・・思うのですが・・・

 中国語は、漢文の素養で読む分には何とかなり、繁体でも簡体でもいつの間にか気にならなくなりますが・・・言葉の壁というのは不思議なものです。しかし、本を読みながら、音楽を聴いたり映画を見たり・・・同じコンピュータの上で、仕事の原稿を書いたり・・・インターネットにつながったPC・・・PCって言えないか、パーソナルコンピュータといっても、数台のコンピュータがつながってネットワークを構成して、さらにそれがインターネットにつながっているのですから・・・ネットワーク端末ですからね。

 今は、ドイツの音楽専門ネットTVで音楽を別のPCで流していますが・・・そして国会図書館の蔵書を読みながら、ときどき駄文を綴り、時には本気の原稿を書き・・・インターネットの新しい利用法を考えたり・・・全く何をやっているのやら?

 古い時代のものに興味の中心があるのなら、事実上、DVDを買うとか本を買うとかというのはしなくても良いような・・・そういった状況・・・色々とやっているうちにポチョムキンやアレクサンドロ・ネフスキーなどのダウンロードも済んだし・・・PSP用の映像でも作って持ち歩くか・・・こんなことばかり考えているというわけです。

 著作権の甘い中国のサイトを眺めていると、ネット上でさまざまな拾い物ができるような感じです。中国系の情報収集能力の高さは驚くべきものがありますね。検索で出てこない代物だって丁寧に探すと出てきますし・・・ふと、Googleはかなり検索語に対してフィルターがかかっているのでは?なんって思える時がありますからね。

 翻訳されて検索される場合、日本語を中心に検索なのか?英文で検索すると接続している地域を重点に翻訳されて検索なのか?ちょっと、検索のコツをつかまないといけないようです。

 ちょっとYouTubeでfull movie の後に映画の名前を適当に入れると・・・結構出てきますね。古い映画の他に、お勧めにはどこかの国で発売されたDVDやTV番組などと思われるものからのものが・・・ぞろぞろと、日本のアニメなどは結構出てきますね。エヴァンゲリオンの劇場版とか・・・なぜか字幕がどこぞの国の言葉になっていたり・・・困った・・・字幕を読もうとしてしまう・・・なぜか字幕に目が反応してしまい絵がみられない・・・しかしHD版のものが多くて・・・ますますDVDとか買わなくなりそうです。

 リアルプレーヤーなどでダウンロードできるのが素敵!まあ、動画収集用に2Tの外付けのハードディスクを買い込んで正解だったかも?久々のPC関連の投資ですからね。しかし・・・いつの間にかこんな状態になっているのやら?検索の技があれば・・・色々なことを実現できるような気が・・・

 著作権を保護するには・・・多くの言語を駆使して検索し、モグラたたき状態になるということを意味するのでしょう。どうやら、世界に冠たる日本のアニメ制作者は・・・著作権保護のために活動しているようには思えないという感じです。傾向からすると、スペイン語圏に、不心得者が多いような?日本映画のスペイン語の題名が分かれば・・・などとすぐに考えてしまいます。

 スペイン語版か・・・日本語をスペイン語に翻訳するのは簡単だが・・・こんなのを始めるとスペイン語も覚えたくなりますね。どうしたものか・・・ロシア語を覚えたいが・・・Googleの翻訳が良いかも?とりあえず日本語の単語をロシア語であるとかその他の言語に翻訳させ、発音させることを重ねれば、なんとなく読めるようになるかも?

 いや、こいつに頼って検索語を作り出して行きそうな感じです。要は手抜きして何とかするというのが私のモットーですから・・・しかし・・・色々な手段があることが分かってきます。しかし・・・これだけ恵まれた環境があるのだから・・・このような環境の中で育つ子供たちにはどのような未来が開かれるのか?気になります。

 利用して賢くなるもの、利用しないで普通に生きるものの差は・・・昔とはちょっと違いますから・・・やはり、二級の市民が生まれる可能性は高いような?

 知識というのは、目的があって、それを実現する手段を持てば芋づる式に手に入るのですから・・・やはり、数ヶ国語を使いこなし、インターネット上にどのような情報がどんな形で存在するのかの、おぼろげでも良いですから、その形が見えれば・・・ということなのでしょう。知らないことは見つからないし、見当もつかないわけですから。

 ああ、利用するものにとっては図書館などは力を得るための手段になり、宝庫でもあるわけです。しかし・・・ああ、世界中の言語が使いこなせれば・・・まあ、それほど力まなくても、すでに機械翻訳の範囲は広くなっていて、Googleの翻訳も60ヶ国語を越えるようになりましたから・・・やはり、コンピュータとインターネットの使いこなしが知識の扉を開くための鍵なのでしょう。

 しかし・・・インターネットの利用法を教えるスクールはなさそうな?しかし、こういったものを教えるためのカリキュラムはどんな風なものになるのか?タイプ練習や、検索エンジンの使い方だけではないですから・・・知識を積み上げるための思考法の練習というものですかね・・・語句からの連想・・・同義語の訓練?確かに、名詞の書き換えが基本になるのか・・・

 とにかく、探し方次第で最新の映画もあることが判明しました・・・なんだか、ファイル交換ソフトが一世を風靡した時のような感じです。こまめにダウンロードしないと消えちゃうかも?こりゃ、寝る時間を削らねば・・・

(2012.08.27)

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