銀貨と経済と・・・

世界経済はどうなるのか?かなり気にしているんですが・・・なかなかよくわかりません。まず、通貨の価値ってどんなものなのか?そいつも気になるんです。

例のジンバブエの100兆ドルと1ドル紙幣・・・そして、貴金属をベースとした貨幣・・・金貨が欲しいが・・・とりあえず1800年代の米ドル貨を眺めて・・・物の価値というものを考えるわけです。

1ドルのコイン・・・今、日本円で80円弱の威力を持っていますが、銀貨なので、その材質の持つ価値は1000円ちょっとですかね?銀も相場で価格が変動します。その意味では・・・貴金属貨というのは、本位貨幣として発行されたときの価値の化石のようなものかな?なんって思うわけです。

額面とその素材の持つ価値・・・刻印された価値と、常に変動する価値の中で生き続ける価値・・・それとは別個の工業製品としての希少価値・・・芸術性・・・

通貨というのは発行する国のセンスが現れているような?

日本の昔の1円銀貨・・・なかなか素敵なデザインです。この時代、国際通貨としての銀貨全盛時代ですかね?確か、ピース・オブ・エイトってやつでしたか、基本になる通貨は・・・スペインのレアル貨で、その8枚分の価値がある硬貨ですね。

こいつが基準、ですから、世界経済は実用的には銀本位で、銀相場によって裏付けられた価値で動くということになるわけです。

まあ、こんな具合に、銀について考えるわけですが・・・しかし、銀はやはり金の脇役のような気がしますね・・・こんな文章を書きながら・・・実は昔のレーザーカラオケを眺めているんです。

カラオケ・・・そう、ある意味、金と銀の関係のような気がするんです。歌のオリジナルは・・・もちろん、ある歌い手が歌う歌、カラオケは・・・やはり・・・ほどほどかな?レーザーカラオケ・・・DAMなどとは違って・・・1曲に1つの映像・・・安上がりに作られている気がしますが、それなりに努力して映像が作られているのがすごいなぁ〜なんて思うわけです。

こんな歌が流行ったかな?聞いたこともない歌が・・・LDから再生され、その映像が・・・それなりのものであったりするので・・・3から5分のドラマになっているものもありますからね。

しかし・・・役者が・・・やはり二流かな?ぞくっとするほど良い女は出てきませんからね。

まあ、私のところには基本になる東芝のLDカラオケは1から100まではあるはずです・・・いい加減に買い込みましたし、洋楽系のも目に付くと買い込んでいますから・・・かなりの枚数があるわけです。

いま、データ化しながら眺めているのですが、こいつはなかなか名作かな?なんって物もありますから、ちょっと面白く眺めているのであります。

面白いといえますし・・・あとは、こいつは昭和の風俗資料的な使い方もできそうです。何しろ、豊富な映像の集積ですから、しかも庶民的な場所の映像で、すでになくなってしまった、しょぼい町並みなども記録されています。あと、50年ぐらいしたら、意外と高値で映像が取引されるかもしれません?特に、鉄道や青函連絡船などの映像も豊富です。駅舎とか・・・鉄道マニアも楽しめる映像がありますね。

バス停の小屋とか、温泉街であるとか・・・橋や石階段・・・神社・・・灯台・・・祭り・・・ああ、旅行がしたくなる・・・

そして、MIDI音源でないのがよさそうです。通信カラオケのように、音源をケチる必要がないわけですから・・・しかし、近頃の通信カラオケも音は良くなっていますから・・・ただ、間違いなく映像コンテンツとしては面白いものです。

あれあれ、色々なことをやっていると、何を書き始めたのかわからなくなります。お金の話をやっていたんだっけ・・・

1ドル銀貨のほうへ話を戻すか・・・このずっしりとした貴金属の感触って良いものです。ちょっと、まとめ買いでもしたくなりますね。たぶん20枚くらいあれば満足するのかな?なんって・・・

コインに刻まれた図案・・・これも、芸術性が・・・そして、時代性があるのかな?なんってね。身近な100円硬貨の100も数字なんかも、今、改めて見ると時代を感じさせられるような・・・

日本のコインの意匠はなかなかすばらしく思えます。私も、日本人なのかね?なんってふと思うわけです。何しろ、古典的な図柄、伝統というものがにじみ出ていますからね。しかし、それだって、神社仏閣、日本の伝統的な美術品を博物館などで眺め歩いたことがあるからに過ぎないのかもしれません。確かに、現在の広告看板などにも、それを踏襲した意匠が見られますが・・・それでも、基本的に素養があるか、ないかの差は大きいのではないかと思います。

講談本や、古典落語などで得た知識など・・・謡曲の本から・・・歌舞伎やら・・・滑稽本やら・・・

しかし、レーザーカラオケを眺めて、演歌の言葉などを聴いていると・・・あれ?こいつは、今の人間には理解できないのでは?なんってフレーズがあったりもします。

そう、たとえば古語のなすび、現在のなすなんってのもそうなのかな?先日、50代の人が、なすびを買って来いといわれて・・・なすびってなんですか?なんってやっていましたから・・・たぶん、親の小言など聞いたことがない人なんだろうと・・・ふと、思ったりします。

旧式な言葉は、そういったフレーズの中で生きていますから・・・懸賞で生活できるのかな?なんってリアクションも可能ですが・・・言葉というのは厄介です。

九段の母などの歌詞もわかりにくいのでは?上野駅から九段まで・・・今時歩かないって・・・金鵄勲章・・・金色のトンビか・・・トビなど良く見かける鳥のような気がしますが、近頃は見ないな・・・神武東征の話も遠い昔語りかな?
 そう、特徴的な言葉というのも面白いかも?  玄海育ち 太鼓の暴れ打ち・・・これだって、ある事柄を連想させますね。松五郎・・・これも、1970年代あたりまではOK・・・しかし、1990年代になると厳しくなってくるのでしょう。語り伝えるものが少なくなっていきますから。演歌の中では、それなりに命脈を保っているようですが・・・

コインもまた工芸品のようなものです。普通は鑑賞などしませんが・・・それでも、鑑賞の対象になるものでもあるということでしょう。私は・・・福沢先生の肖像を沢山・・・束で拝し奉りたいのですが・・・簡単にはいきません。

あれ?いつの間にかくだらない話が再燃しているようです。枝野大臣が金融機関に対して、東京電力の債権放棄を求めることを示唆した・・・ほんとかね?

こんな馬鹿なことをいう人間がいるなんて・・・私には信じられません・・・債権放棄をさせたら、誰が金を貸すのかね?政府は再び東電を潰すことを考えているのでしょうか?しかし、それも良いかもしれません。そうだな・・・

まず、東電の資金力を強化するためと政府が宣伝をした上で、復興国債を起債して、復興国債で東電株が優先的に買える仕組みを作って、復興国債で東電株を買い支えさせます。そして、国債は抵当として政府が回収する形を作ればよいかな?すると、復興国債を乱発して、東電株が買われれば、東電には自由になるお金が少しは出てくるでしょう。東電株へわが国の赤字国債を換える道をつけて、そこそこ東電株が上がったところで、銀行には東電への債権放棄を促し、東電の信用を失墜させます。そこで、東電を潰しにかかると、国債は国の手にあって、東電は破産、株券は紙くずになっておしまい。

東電を餌にして、わが国の赤字国債を解消するというのは?ただ、こいつをやると投資家のかなりの部分は文無しになりそうなので厄介かも?何しろ、政府がバックにいて、それが国債で東電株・・・資金力が強化されれば、やがて60円配当・・・今なら1万株が350万円、1万株で、1年間に60万円の配当に何年か後にはなる・・・東電は賠償をするために、株式市場からの資金調達をさせなければならない、国債なら、300万円の額面で1万株が手に入る!なんって良いかもしれません。

残念ながら、南海会社泡沫事件の焼き直しですけどね。

しかし、これも、国の再建の手であるとは思うのですが?でも、一つの手段・・・ついでに原発も全て廃止して、1日6時間程度の電力供給なんってのも良いかも?それとも、電化製品を禁止するとか・・・私の海岸の小屋は、省エネ仕様で太陽光発電に依存しています。年間の化石燃料の消費は極小ですが・・・生活を維持はできますが、大掛かりなことは何もできませんね。冷暖房を全廃すれば、それほど電力消費は無いのですが・・・現在の住宅事情からすると無理かな?

どうも、日本人というのはバランス感覚が悪いのかも?ブームとパニックってのが大好きなようです。

そして、政治家も同様・・・いや、さらにバランス感覚が悪いが、バランスをとるのが巧いことで、感情的にまとめているのかもしれません。

ブームか・・・そういえば、私も時々、いや、しばしば、否、いつもそういったブームを抱えていますね。このところはアンティーク、特に銀器ですね。古銭あたりから、銀製品に関心が向いて、コーヒー用のスプーンから始まり、シュガートング、バターナイフと・・・実用品のちょっと高級なやつを漁り始めました。といっても、数千円の安価なものしか興味がないので・・・お財布の兼ね合いですがね。

実用品にはあまりお金をかけないのがポリシーなんですが・・・ステンレスのスプーンと、銀のスプーンの差は?実用に於いての差はありませんが・・・ふと、ソイレントグリーンなんって映画を見たのがいけなかったのかもしれませんが・・・食べ物に敬意を払うことを忘れないために?いや違うな・・・アブサンなんて酒を買い込んだためか?こいつを飲むためには・・・専用のスプーンが必要とか・・・

まあ、色々ときっかけがあっての話なんですが・・・そして、手に入れたシュガートングのホールマークに目が行って・・・店のアナウンスでは1789年か、私のいい加減な知識では1817年製造・・・いずれにせよ、ジョージ3世の課税の刻印があるので、そのあたりの年代の製品です。私の家の中にある、かなり古めの人工物ですかね。最古のものは・・・たぶん縄文土器の破片・・・

しかし・・・200年も前のシュガートング、1700年代に中国からの紅茶の輸入の増大に伴って、上流階層でのお茶の愛好から、この手のシュガートングが作られたのでしょう。茶税の低廉は1785年でしたっけ?自由商人の台頭・・・東インド会社の解体期でしたか・・・産業革命で中産階級が・・・

そういえば、このトングが作られた時代は・・・アメリカの英国からの独立とか・・・興味深い時代だと思うのですが・・・さてさて、ここらでお茶にしましょう。
(2011.10.7)

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