再生可能なエネルギーか・・・?

再生可能エネルギーへの転換なんって・・・時代を逆行しているような気がします。確かに私は好きですが・・・風力発電や太陽光発電・・・温度差による発電・・・水力など・・・しかし、この再生可能なエネルギーと称しているものだって、元をただせば・・・自然の営みの中での核エネルギーがその根幹になっているのですから。こいつは効率のきわめて悪いエネルギーであることは間違いありません。

太陽が核融合反応によって生み出しているエネルギーを迂遠な方法でケチケチ取り出すというのが、ある意味、再生可能なエネルギーの根幹であるわけですから。

太陽からのエネルギー伝送は、光というやつですね。そしてその伝送されたエネルギーの受容器として、光合成色素や太陽電池パネルや、地べた・・・風力発電の場合、地面に吸収された熱が空気を温め局所的な気圧差を生み出すことで風が生み出され・・・風車を廻す・・・同様に上昇気流が生み出す雲とそれによって起こる降雨によって水が大きな位置エネルギーを得、この水を利用して水車を廻す・・・

なんと原始的なものでしょう・・・バイオマス燃料なんかを使っても大差ないよな・・・植物が収集する光エネルギーを動力として炭水化物を合成し・・・それを人間様は食べる以外にも略奪して・・・燃料にする・・・薪の時代に戻れというわけです。

バイオエタノールとか言うけれども、薪という固体燃料が、家の中で使える木炭へ変わり、さらに上品な透明な液体燃料に変質させるだけじゃん・・・と思うわけです。

様々に物質を変化させますが、高級な燃料に作り変えるには、エネルギーロスが大きいのでは?なんってね。ちょっと考えるだけで、再生可能なエネルギーというやつは非効率の代名詞として使ってもよさそうな気がします。

いっそのこと、何でも燃やせる高能率の炉を作って、そこで草でも燃やして電力を作るということを考えたほうがよさそうな気がします。そもそも、石炭火力なんってものは、大昔の枯れ草の山を燃しているようなものですから・・・ただ、石炭という純粋な炭素に近いものの方が効率が高いというだけの話です。

結局は、燃料の質量対発生するエネルギーの比率の問題に還元できるということなのでしょう。

さて、究極のエネルギーは・・・やはり太陽なんでしょう。太陽放射のわずかに地球に届く分ではなく、太陽そのものが生み出すエネルギーを汲み出す方法があればOKなんでしょう。

太陽の近くまで行って、そこでエネルギーを収集して、そのエネルギーを地球へ転送することができれば・・・しかし、どうやって?導線無しで・・・レーザー光のようなもので、地球へ送るか?

この場合も原子炉並みの破壊の可能性がありますね。たとえば、レーザー光のようなもので直径数mのビームで数GWとか運べたら・・・深い円錐形の受熱部に落とし込んで水冷か、さらに熱を運ぶ能力の高い物質に吸収させてタービンを廻すか?それとも金属を気化させ磁場の中を通して・・・発電かな?

十分高温なら熱電子も利用できるかな?

高密度のエネルギー線はどんな振る舞いをするやら?そういえば、核融合の技術ってこんな感じのものかな・・・高温高圧下で、さらに中性子ビームであぶって過加熱状態のプラズマを作って・・・厄介なのは、この中性子ビームですかね?これによって、強度の高い放射能を帯びた物質が山ほど作られるでしょうから・・・結局のところ、高密度のエネルギーというやつは、物質から様々な素粒子をたたき出して、放射化を引き起こすのかもしれません・・・

結局のところ、太陽だって巨大な放射線源ですが、1億5千万キロメートルという距離と、大気や地球の磁場によって有害な放射線からある程度遮蔽されているという状況ですかね?

その遮蔽のちょっとの漏れの紫外線で、ばっちり日焼けしたり・・・ジェット旅客機で成層圏を飛行すると、ちょっと被曝したり・・・雨が降ると、上空で放射化した物質が雨水に混入して、ちょっと被曝したり・・・太陽の表面でちょっと爆発が起こって・・・フレアとかが発生すると、およそ8分後にフレアから出たX線が大気上層部に到達して、この大気を強く電離させます。その結果、短波帯の電波を吸収する層が形成されて、遠方から発せられる短波放送が聞こえなくなる現象が起こります。デリンジャー現象でしたっけ?

そして、この後1・2日後に、太陽から発したプラズマやらがたどり着いて・・・太陽風だな・・・これの大規模で通常の2倍を超える速度の荷電粒子の嵐にさらされ・・・電離圏嵐という奴に地球は襲われます。

ああ、そういえば、TVがデジタル化されたので、かつてのようなスポラディック Eなんってやつの発生による、TVの混信なんってありましたがどうなるのでしょうか?

そうだ・・・スポラディック Eって地震のときにも発生するとか噂がありましたが・・・今回の巨大地震ではどうだったのやら?それから、植物の葉面電位なども地震予知の可能性について論じられたような記憶が・・・地震でピエゾ電気が発生して・・・その影響で・・・とかそういったやつでしたっけ?ピエゾ電気の研究って・・・キュリー兄弟の研究が基礎だったかな?圧電素子・・・クリスタルイヤホンとか・・・ドイツ海軍の有した音響探知機の心臓部・・・日本では湿気で使えないと断じていた奴が高性能を発揮していたとか・・・水晶やロッシェル塩とか電気石・・・そう電気石、ちょっと前に流行ったトルマリン・・・トルマリンに温度変化を与えると、電気を帯びる性質・・・パイロ電気とかピロ電気って言いましたっけ?これって、ピエゾ電気とは違うかな?まあ、深く追求するのはやめにしましょう。

科学というやつは面白い・・・そうだ、近頃は高感度な計測器が安価になっています。様々な物質に高感度な計測器をつないでみて、その結果を眺めるのも面白いかも?近頃は、身近な全てのものが、ちゃんとよくわかっているに違いないという過信がありますから。かつて、良く調べられて確立された技術となっているアンテナもそういった調べ物をするのに適しているかもしれません。何しろ、この60年ぐらいVHF帯にはTV放送が君臨していて、今は空き地になっているようですから・・・この周波数帯は、何かを調査するには良いかもしれません。受信機は余っていますし・・・アンテナだって二束三文・・・送信機は・・・2チャンネルを出力するアダプターがどこかにあるでしょう・・・まだ、東北地方では放送をしていますから、そういった電波を利用して電離層を調べてみるのも良いかもしれません。昔ならケネリー=ヘビサイド層かな?電離層も近頃は電離圏の一部分について言う用語でしたっけ?

結局のところ、宇宙に目を向ける必要があるようですが、スペースシャトルも終わったし・・・それでも、様々な分野での飛躍が、巨大地震の影響で起こった事象によって活性化されていることは間違いないのでしょう。

科学・・・論理によって世界を見通す技・・・こいつは有効であることはわかります。

私も近頃科学というやつを利用しています。なんと、冷たいカレーラーメン・・・こいつのレシピを完成させるべく、日夜研究・・・いかに低温で滑らかさを保つか?素材についての知識を中心に、レシピを構築中・・・様々な油の融点やら溶解度などのデータ、温度による味覚の変化の様子など、そういったものを考慮して、様々な実験の中で少しずつ最適解を探すという作業・・・

科学というものは、身近なものもあれば・・・巨大プロジェクトの中でしか存在できないものとかも・・・コンピューターらしきものなんかも昔は数十個のトランジスターを駆使して論理回路らしきものを構築したりして遊んだものでしたが・・・今は、ほぼ完全なブラックボックス・・・

とにかく、近頃はブラックボックス全盛時代ではないかと思われます。近頃買ったもので、ブラックボックスではないものは・・・電動アイスクラッシャーとかですかね。このあたりはローテクですから・・・

しかし、技術の進歩は凄いものだと思います。このところ宝石類をいじっていますが・・・といっても、多くは人工なので、きわめて美しい結晶です。天然を超えていますね。ギラギラ輝く1カラットを超えるキュービックジルコニア・・・美しいものです。本物のダイヤモンドですが、カットがpoorな1.5カラットのダイヤモンドなど・・・ガラスのかけらのように見えますね。

マシンカットの威力か・・・とため息をつきつつ・・・しかし、人工の大きなルビーやサファイヤ・・・等級は落ちますが天然のエメラルドやアクアマリンの大粒の石を眺めていると天然と人の手による美の結晶がね・・・少しは原石もあるので、原石からのメタモルフォーゼがね。やはり、天工と人工の技の結晶なのかな?なんって・・・

しかし、天然石は不完全なインクルージョンの山ほど入っているが、透き通っているやつは面白いですね。ルーペで拡大して眺めていると、その中に一つの世界が感じられます。人工のきわめて優秀な均質な結晶の中にはそういったものはありませんからね。

しかし、宝石もまたブラックボックスかな?だって、合成のものと、天然の優秀な結晶を眺めてもその差が私にはわかりません。ある程度本気で学ぶつもりの時もありまして・・・とにかく、比重を調べたり、舐めてみたって人工物と天然物の差はわかりません。基本的な物理特性は変わりませんから・・・ただ、結晶の成長の様子の痕跡である程度区別がつくようですが・・・

私には区別がつきませんから・・・美しければよいのです。そして、インクルージョンこいつもまた好きなんです。天然のものには人のあまり好まないものを好み、人工のものには最高のものを望みかな?
(2011.08.19)

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