復興、そしてバカンスは流行るのか?

気にしていないというのもあるのですが・・・
被災地への国の支援の姿が徐々におぼろげなものになってきているような気がします。まあ、報道を通じて眺めているので、見えなくなって来ているのかもしれませんがね。

なんとなく、原発を盾にして、あまり本気で復興支援をしていないのか?なんって気になるわけです。ときどき首相官邸ホームページなども見ますが、あまり復興に関するアクションが無いようで・・・一応、復興に向けたアクションのスタンスは・・・

復興アクションは、私たちは普段の暮らしの中で今できることを無理せずやるという誰でも参加できる取り組みです。あなたは今、震災の影響で、無駄に買い占めてしまったり、デマや風評に惑わされて買うのをやめたり、必要以上に自粛した暮らしをしていませんか?被災地のこと、生活物資やエネルギーのことをみんなで考えながら、きちんと暮らしを楽しめば、それはきっと、日本の元気になります。被災地復興の原動力になります。ショッピングや旅行、外食などは、我慢しすぎず楽しみませんか。笑顔を忘れずに暮らせば、日本の経済はきっと、元気に動いていくはずです。私たちが力を合わせれば、夏に予想されている電力不足も、必ず乗り切れるはずです。少しでもいい、小さなことでもいい。一人ひとりが被災地のためにという思いを胸に復興アクションに動き出すことが、被災地の復興に、日本経済の元気に、この国の大きな元気につながります。

という文言にまとめられています。つまり何なんだ?まさか、政府もこのスタンスでやってるのかな?なんってふと思うのです。ちょっと、文句を付け足して書き直してみると・・・いや、書き出しの部分に「復興アクションは、政府も含めて私たちは普段の暮らしの中で今できることを無理せずやる・・・」とすれば、なんとなくそんな感じなのかな?なんって思われるわけです。

普段はばら撒きが好きなんですが、どうして、広範囲のばら撒きが必要なときに、ばら撒きを行えないのか?まあ、わが国の政府もこの調子だと10月ごろには資金ショートのうわさもありますから、こちらのほうが問題なのかもしれません。

しかし、ずいぶんと政府は経済不安の種を撒いてくれるものだと・・・株式・債券市場などはどれだけ、政府の風評被害にあっているやら?まあ、政府の流す風評も利用してお金儲けをするのが真の投資家なのでしょうが・・・

東日本大震災復興構想会議も会議の内容が進展していないような?阪神淡路の際に検討され実施されたことなどはあまり参考になっていないのか?毎回、同じような話をしているような?堂々巡りが好きなんでしょう。

なんだか、現地は自活せよ!って感じなのでしょうか?まあ、宮城県もそろそろ人夫の受け入れ準備が整い始め、関東一円から復興作業に当たる人たちが動き出したといううわさもあるし・・・原発の方へも人夫を出すとか・・・

とにかく、動いているのだが・・・国としてどのように早く復旧させるかの知恵は無いような?そんな感じですね・・・

さて、株価はどうなっているかな?報道にちゃんと反応していますね。そろそろ、原発関連はすべて折込済みとして、5年先の東電の配当が復活する状況が見えてくると良いのですが・・・会社自体の存続が不安定ですからね。政府が余計なことを言わなければ5年満期以降、安定して配当がもらえるという安心感があれば、有り金叩いて、東電株を買いこんで老後に備えられるのに・・・60円配当の株が通常価格1500のところ、350円ですから・・・4分の1・・・4倍の株が買えます!絶対に国債より安い・・・まさか、政府はそれを狙っているとか?まあ、経済に影響をあまり与えないように、市場が閉まった後での発とかしてるのかもしれませんが・・・困ったものです。

十分に東電の株価を引き下げ、将来の値上がりを狙って、国債と株式のやり取りをして儲けを狙う・・・これって、南海会社の例の泡沫事件のパターンと同じでは?なんってふと思ったり・・・

具体的には、復興国債を大量に発行して、こいつを東電株へシフトさせ、東電を潰せば債権は消滅・・・逆に東電が健全になれば、東電の利益が国に流れ込むようになる・・・金が無ければ、政策で電力料金を上げれば金は入ってくる・・・

国も利益が上がる現業部門を持ちたいと強く願っているのかな?

私だって、海岸で遊んでいるだけでなく、遊びながら金の入ってくる現業部門を!というわけで、ラーメン屋に出資するわけですから・・・大差ないな?まあ、額が違うし・・・マネーゲームのようなパターンとそうでないの違いはあるが・・・

さて、今度は海水の注入と再臨界論議ですね。なんだか不思議な話です。そもそも、再臨界が起こる条件は?中性子が飛び出して、新たな中性子を叩き出し続けるというやつですね。こいつを止めるために制御棒に中性子を吸収させ連鎖反応を止める・・・しかし、瞬時に止まるわけではなく、ちゃんと分裂していくというわけです。ただ、連鎖反応を維持できるほどの中性子は発生しないので、臨界には達しない・・・しかし、勝手に核分裂が起こって、それなりにエネルギーが発生しているというわけです。

たとえば、ベクレル博士の撮った鍵の写真・・・瀝青ウラン鉱と写真乾板の間に鍵があって、それを現像したら・・・というやつです。あの瀝青ウラン鉱も勝手に核分裂を起こしてエネルギーを発生していたというわけです。再臨界の論議も良いのですが、何のため?

なんだか、国会中継をラジオで聞いていますが、どうも要領を得ませんね。まあ、そのことは・・・どうでも良くないですが・・・現実問題として、夏の電力はどうなるのか?私の予想では、各企業は25%程度の節電目標を達成するが、現実には昼間電力が不足するのではないかと思われます。たぶん、発電能力を持つ企業は、昼間電力の購入規制をクリアーすべく電力設備を持っているだけでしょうから、この発電装置を夜間も稼動させることで、企業としての努力目標を達成するはずです。

そうなると、依然として昼間電力は不足し、場合によっては、電力消費に発電が追いつかず・・・電圧低下・・・そして、モーターの過負荷により、モーターは停止・・・その際大電流が流れるので、変電所の制御装置が働いて・・・大停電かな?発電機のシンクロを取るのに手間取れば・・・数日間は暗黒になるのでは?何しろ、冷房装置は電気モーターを動力としていますから・・・ある瞬間、3倍程度の電力を吸い込んで動きを止める・・・ということになりますからね。

結局のところ、昼間電力の不足分をどのように手に入れるのか?もしくは節約させるのか?そこに問題があるということでしょう。強制力があるのは・・・やはり、計画停電ですかね。

江戸時代のように、夏は暑いので休みというのも良いかもしれません。今年から1ヶ月のバカンスとか流行ると良いと思うのですが・・・無理だよな・・・フランスのように、5週間のバカンスの権利・・・欲しいと思いますが、5週間も休んだら・・・机がなくなるよな・・・
(2011.5.25)

inserted by FC2 system