原発後の日本は・・・?

このところ、ラーメン屋を始めようという仲間がいるので、その準備に追われています。初期投資を最小にして、どの程度の店が作れるのか?こいつにチャレンジしているようなものかな?

まあ、経理関係の知識が無いわけではないですが、利益の分配なども考えないといけないのでなかなか面倒といえば面倒。でも、自分たちの店ですから気合が入ります。問題は、商品、どんな味にするか?

とにかく、経済活動というのは様々な条件が組み合わさって成り立ちますからね。その条件を1つ1つ吟味して、最良のものを見出す作業をしなければなりません。とにかく固定費を安く、仕入れを安く、大きな付加価値をつけて高く売れば利鞘が稼げるのですから、基本的な部分ではどんな商売でもかわりません。

そして、私は何を準備するか?やはり、知恵ぐらいのものなので・・・料理だって、そりゃ毎日作っていますから・・・それなりに、ただし、プロの料理人と違うのは、その日の気分で味付けが微妙に変わることですかね?

店で出すには、その日の気分で味が変わるようでは良くないのですが、自分用ですから・・・しかし、このところ、材料を量ってそれなりに自分の味を安定して出すことも研究しています。

まあ、この自分の味というのが世間に受ければよいのでしょうが、そうは簡単にいかないかもしれませんが・・・少なくとも、様々な香辛料に精通していますからね。自分用だと、普通ではありえないような香辛料の取り合わせをしたりもしますからね。

料理ではチャレンジは比較的簡単ですから・・・数口で食べられるものを作れば、どんなにひどい味付けであっても、それほど無駄になりませんからね。

店は、客さえ入ってくれれば、それなりの材料を使って旨いものを出せますが、客が来なくて仕入れたものに損が出続けると仕入れに余裕が無くなって、質を下げるしかなくなります。店が繁盛するには・・・利益ベースではなく、どれだけ客が回転するかということであると言ってもよさそうです。

客を集め。毎日飽きさせないためには?という命題が存在するわけです。人口が稠密な地域では、ラーメン屋は比較的安定して存続し続けますが・・・田舎では・・・いかに飽きさせないか?魅力的で在り続けるにはどうすべきか?それが問われます。とにかく、お金がうまく回るようになれば店はやっていけますからね!

あれ?報道は妙なものを流しています。読売新聞 5月17日(火)18時33分配信によれば・・・

東京証券取引所の斉藤惇社長は17日の定例記者会見で、枝野官房長官が金融機関に東京電力向け融資の一部債権放棄を求める趣旨の発言をしたことについて、「金融機関も株式会社なのだから、(債権放棄をしたら)次から貸さなくなる。そうなったら、国が貸すのか」と批判した。

 その上で、枝野氏の発言は「どういう立場で言っているのか分からない。(東電は)政府が持っている会社ではない」と苦言を呈した。

 金融機関の立場についても、「株主や関係者が納得する説明をしなければ(債権放棄は)できない。統制国家ではないのだから、(枝野氏は)周りとしっかり討議してから話すべきだ」と指摘した。

どうやら、政府は東電を潰すつもりなんでしょうか?それとも、信用不安を煽ろうとしているのでしょうか?間違いなく、社債の信用は地に落ちるでしょう・・・株価も無理だね・・・

そうなると、東電は資金ショートから破産・・・破産したらどうなる?燃料油の買い付けができないし、保有する資産も消費するわけに行かないでしょうから、東電管内は暗黒の世界に閉ざされる?そして、首都機能が失われれば・・・因果関係は明白ですから・・・当然政府の無能もばれる・・・電力がなければ東証は取引停止・・・提携すべき大証が中心に・・・大阪は再び商業の中心に返り咲けるかも?

事実上の徳政令を出そうと考えている政府か・・・世も末なのかも知れません。

というより、現政権は、わが国の所有者であると考えているのでは?政府が金を出すこと、政府が金を借りることを信じられないほど嫌がっています。様々な言い訳をしつつ・・・現実問題として、政府はわが国の資本の象徴であり、かなりの信用をそれから得ているので、国債などによっての資金調達能力があるといえるでしょう。

かつて、国家によって重商主義的な政策がなされていました。まあ、重商主義って言葉は誤解を招く気がしますが・・・アダム・スミスの批判などに見られるように・・・まあ、大切なのは取引の安定と取引の活性化のはずなんですが、残念ながらわが国の政府の言い方では、安定=金を動かさないこと・・・なんとなくそんな感じです。

金というのは流通してこそ価値があるものだということなのに・・・経済というのは、ものすごい速度で金が回る事が大切であるということなのにね。

箪笥に在る金は金ですが、経済の中では、箪笥から出てこそ金として働くのですから・・・徐々に東証株価指数が下がっています。流通している通貨量は変わらなくても、取引が緩慢になりつつある、金が箪笥に移行しつつある・・・そんな前兆です。

そういえば、政府は非現実的なことをずいぶんと叫んでいるような気がします。電力が安定して供給できないのにもかかわらず、原発を止める・・・電力利用者には自粛を・・・ひたすらこれだもの・・・

電力って、そう簡単に節電できないということがわかっているのかな?大工場では、受電の上限と、これを超えたときのペナルティーがありますから。突発的な需要のために、大型自家発電装置を持つ工場があります。たとえば・・・穀物を扱っている業者などがそうかな?船で大量の穀物を運び、それをサイロに入れるために、掃除機のお化けで吸い上げる際の電力とかね。

これだって、一応ペナルティーを避けるための手段であって、いざとなると買電で吸い上げたりするようです。理由は・・・港の使用料が高いからかな?とにかく、様々な要因があるのでいくつかの選択肢の中の1つとしての電力の調達先と考えられます。

個人のレベルで節電が可能なのは・・・電力が安定して供給されているが、高価であるとか何らかの要件がなければならないでしょう。10%以上の節電となると・・・安定供給されないのであれば、電気が来ているときに頑張って使うことになると思うのですが・・・

とにかく、私などの一般人の電力の調達先は東電一社で、代替エネルギーは・・・頑張れば、プリウスの中古でも買って来て、こいつを都市ガスかLPガス仕様に改造して動かすというやつですかね。こいつの発電機の容量は大きいし、バッテリーもコントローラーもすでに装備していますからね。もちろんガソリンでも良いですが・・・書類の上で公道を走れない車にガソリンを入れるのが面倒なので・・・もちろん、テンプラナンバーという奥の手も無いわけではないですがね。

しかし、大規模停電になると、都市ガスの供給も危うくなるでしょうから、プロパンしか選択肢はなくなるかな?

とにかく、普段乗りに使って、家にいるときは、自宅の送電系統の一部に化けてくれるようなつくりなら良いのですが、車というやつは外に電源を出すことを拒むつくりになっていますからね。

さて・・・こういった簡易な方法での発電の可能性が考えられるのは、これが非常のものであるという認識です。どうやら、わが国の政府は東電の資金調達能力を奪って、その上、保有財産に手をつけられない状況に追い込もうとしているようにしか見えません。東電に債権者が押し寄せ、差し押さえが起こり・・・設備にも差し押さえが行われ・・・

東電の財産は電柱や電線なども含まれるでしょうから・・・発電設備も、送電設備も・・・ああ、もう少し、破産法を真面目に学べばよかった・・・少なくとも燃料油や石炭などは仮処分の対象になるでしょうから・・・裁判所が判断を下すまでの間は、発電もできなくなるかな?まあ、裁判所は使用を許可すると思いますが・・・

東電は、そろそろ、自己破産すべきかな?そうすれば、どこぞの政治家が言うような債権放棄の代わりに清算が行われきれいに借財は消滅しますから・・・ただし、多額の借財はきれいになり、それに伴って日本経済は壊滅、そして政治家連中の勢力図は大きく変わり・・・金融機関や多くの債権者が破綻し・・・円は紙くずとなり、食料の現物を有する農家の天下となり、農業国として再出発・・・これがわが国の100年の計になりそうな?

まあ、わが国の国民が選んだ指導者たちは、その道を選択したようですから・・・仕方ないかな?東電の倒産を前提とするとやはり、外貨建ての債権を買うのが良いかな?最悪の選択がなされたら、日本国の通貨の信用は落ちそうな気配・・・金でも買うか?

とにかく、無い電力は節約のしようもない・・・電力があるから節約できる・・・安定供給が失われるのであれば、あるときに目いっぱい使う、ないときは、あるときに蓄えたものを使う・・・電気も貯電の時代がやってくるのでしょうか?


もうひとつ気になることがあります。放射性セシウムの除染・・・ちょっと、大量の水で飯舘村の汚染されたといわれる石を煮てみようか?なんって考えています。大量の湯で煮れば、少しは除染され、なべの中にはその除染されたものが残るかも?そうすれば濃縮されて有意な量となってくれるかも?

このところ、岩石の除染を試みていますが・・・除染に使った水の中に放射性物質が有意な量で現れないのでね。これも不思議な現象です。放射性のセシウムは水を嫌い、石を好み、石と結びつくと、水に不溶な塩を作るようです。そして、水辺や水の中に、放射性セシウムの類は存在していないような調査結果を眺めいていますからね。

とにかく、ゲルマニウム半導体検出器で調査された原発からの排水データを見ると、セシウム134と137の比率は1:1ぐらいで134の半減期は2年ほどだから、拾ってきた石の放射線量も2年ほどで変化が見られるかもしれません。

産総研東日本大震災関連情報なかなか良い仕事をしてるな・・・産総研:放射線計測の信頼性について色々と勉強しなきゃいけないものが沢山あるということのようです。

食品汚染は、ちゃんと精密な核種の調査をやったのかな?ちょっと気になります。測定資料があまりない・・・関連する情報としては化学工業日報の次のような情報がありますね。

安全な農場工程管理認証機関である日本GAP協会は、福島第1原子力発電の事故による風評被害に苦しむ農業生産者からの要請を受け、放射能検査プログラムサービスを実施することを決めた。日立協和エンジニアリング、つくば分析センター2社の協力を得て検査受託体制を確立し、福島など周辺5県内からの依頼に限定して行う。5月1日から開始する計画で、6月には分析装置を増やし最大約1000農場からの案件を処理する能力を確保する考え。
 放射能検査プログラムは、厚労省のマニュアルに定めた方法を採用。農産物と土壌の両方を調べる。まずゲルマニウム半導体検出器で核種分析し、放射性物質による汚染量を測定、試料入手の翌日には結果を出す。その後、問題なければ週1回の継続スクリーニング検査を受け、測定データを依頼者が毎回受け取れる仕組み。また、疑わしい測定結果の場合は詳細な分析へ進み、暫定値を超えていれば出荷自粛を勧告する。原子力災害特別措置法の出荷制限に該当しない品目が対象。当面、農業生産者と農業生産法人に絞って受けるが、農協組織向けサービスを検討している。
 公的分析機関による放射能検査は、機器と人材不足から依頼を受けても、個々の農業生産者などの案件に手が回らない状態にある。
 一方、風評被害の影響は先週時点で、茨城県農業生産者が関西系スーパーからすべての農産物の取引を打ち切られたほか、千葉県産オオバの売り上げが事故前の5割減となるなど深刻な状況に陥っている。同協会にはイオン、イトーヨーカ堂、ダイエーなど大手流通が理事会社に加わっている。

やっと、精密な核種の判定をふくむやつって、やっと動き始めたという感じなのでしょう。化学工業日報なかなか良い情報が流れている・・・こんな機会でなければめぐり合えなかったサイトかな・・・さて、こんなことをだらだらとやっていてもお金になりません。さあ、働くか・・・今、日本ではお金がどれだけ回るか・・・
(2011.05.18)

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