計画停電対策も考えるか?

そろそろ、暖かくなってきたので、本格的に計画停電対策をしなきゃいけないかと思うわけです。冷房のシーズンの前に部屋のレイアウトを代えて、非常用電源を整備して対応することを考えないといけないようです。

東電の経営が少しくらい安定しても、電力を買う先の中部電力の電力も無計画な原発の停止で逼迫しています。

あれ、また不思議なタイミングで、東京電力の解体も考えているという話が現れてきました。こいつはちょっと不思議ですね。なんだか、政府高官が財テクに走っているのではないかと思えるほどのものです。

時事通信が伝えるところによると

 海江田万里経済産業相は11日、日本記者クラブで会見し、東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償の枠組みに関して「何年先か分からないが、将来の発送電分離の可能性を奪う形になってはいけない」と述べた。
 枠組みは、東電を当面、地域独占の電力会社として存続させ、賠償支払いに当たらせるのが前提。ただ、経産相の発言は、東電の発電と送電の両部門分離や、原発部門の切り離しなど解体を通して、他業種からの発電事業参入を容易にするなど電力自由化につなげる道筋も残すことを示唆した形だ。
 また、経産相は「東電救済の枠組みではないことは、関係閣僚でしっかり確認している」と強調。目的はスムーズな賠償支払いで、東電をはじめ同社の株主や取引金融機関を救う仕組みではないかとの批判をかわした。
 さらに、「東電は自分たちに都合のいい主張をしてきたが、『そんなことではいけない』としっかり反論してきた」と明かした。

配信は18時・・・さて、明日の株価にどのように反映するのか?なんだか、東電の株が上がってくると、この手の会見があるので気になるんです。

どうせ、空売りから始まって、値をさげ、少し買い戻され・・・週末に向かって少しずつ値を上げ・・・再び、金曜日の3時過ぎに何らかの会見があって・・・というやつでは?全く、先が見えない状態になってきました。

さて、どうしたものか?とにかく、わざと混迷を深めているようにしか思えません。さてどうなるか?

東北では、放射能汚染が騒がれているし、飯舘村の放射線レベルは、たぶん下がらないのでは?私も時間があって、岩石のサンプルを持ってきましたが、すばらしい量のガンマー線が出ています。

簡易な霧箱で磁場をかけたりして遊んでいますが、優秀な放射線源で、十分遊べます。ベータ線なども結構面白いものです。しかし、放射性のヨウ素なんかもうずいぶんと減っているはずですが、そこそこベータ線も現れてくるのでね。

まあ、私の連休の研究は続ける時間もお金も無いので、これでおしまいです。これからは、経済の研究です。大きく儲けられたら、またはじめてみたいテーマですからね。セシウムならそのうち放射線量が下がってくるはずですから・・・それもまた楽しみです。

どこかで、ストロンチウムとかが出たとかそんなこともありますしね。飯舘村と浪江町の境目の辺りの放射線レベルは非常に高く、舗装の色の変わるあたりで激変します。なかなか、興味深く色々な探査をしたくなるところです。

あとは、原発から出るような核種が色々と出てきたら、例の原子炉の化石とか言われるオクロ原子炉なんってものも気になるわけです。オクロのウラン鉱山で、妙な成分組成のウラン鉱が出て、今から20億年ほど前に、天然の原子炉が稼動していたとか言う話です。

こんなものも、絶対に面白いものですからね。

とにかく、しばらくは再生可能なエネルギーという奴が流行るのでしょうが・・・この数十年色々なものがなされましたが、あまり調子のよさそうなものではありません。私の海岸の小屋も、風力発電と太陽光発電によって、電力をまかなっています。まあ、電灯をつけるのと、扇風機を回すのと、仕事が間に合わないときはPCも動かすのに使っています。

ただ、ほんのわずかの電力を得られるだけなのが問題ですね。

そりゃ、固定費としての電気料金はかかりませんから安上がりなのか高価なエネルギーなのかちょっとわかりませんがね。少なくとも、シリコンなどを精錬するには結構なエネルギーが必要なのでしょうから・・・何しろ、太陽電池パネルって結構な値段ですからね。これも、ある意味太陽からの放射線を利用しているといえるのかな?

もっと、効率の良い奴があればよいと思うのです。


一応、商用でそこそこの量の発電量があるのは、地熱発電ですかね。大分県九重町の八丁原発電所ここが11万キロワットでわが国最大の地熱発電所です。この近くには大岳発電所があって1万2500キロワット・・・昭和40年代のものです。こういった地熱発電の元になった調査は昭和28年ごろからですね。電源開発をやっていく上で、石炭探査・ウラン探査・地熱利用のための試掘など、日本の鉱業の最後の光を放ち始めた時期です。地質ニュースこういったものを見ると地下資源を一般向けにアナウンスし、興味を抱かせ輝いた時代も残念ながら・・・2011年3月号で廃刊によって、地質などというものはすでに一般の興味の対象にもならないものになってしまったということのようです。

地熱発電も、色々な問題点がありますが、悪くない手法とも思えますね。そう、近頃流行らない黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉と同じような構造であれば・・・しかし、このタイプの原子炉でも、400℃程度の炭酸ガスを熱源として、水蒸気を発生させて発電していました。日本最大の八丁原発電所の水蒸気の温度は160℃程度ですから巨大な発電所になる割には効率が低いものができそうです。

まあ、今後はなかなか地熱などの開発のための調査を行う基盤が失われていくのではないかと思います。地質ニュースの中には・・・

 戦後産業の復興 綜合開発計画の立案,電源地帯の開発などのため、国土の地質調査が新たな構想のもとに企図され,いまや各府縣が管内の地質図の整備に奔走している現状であるが,地質図はこれらの建設事業にはなくてほならぬ大切なものであって,その調査結果はまたしばしば学問的な発見を生み,新しい考え方の基礎も開いている。
 しかし一方そのためには調査マンは言語に絶する苦痛や,困難と斗い,死の一歩手帝を彷徨することも珍らしくはない。

なんって書き出しの、冒険小説を思わせるようなものもあります。そういえば、近頃は冒険などの類は流行らないのかもしれません。私なんかは、冒険が好きなんですが・・・

久々に、地底探検なんって映画を見たくなりました・・・ジャワの東とか・・・まあ、私は連休に放射能地帯へのプチ冒険に行ってきて、それなりの調査成果が得られましたから、やや満足しています。しかし・・・なぜ、石からアルファー線が出るのやら?この線量だと・・・持っているだけで放射線による火傷をしそうな感じです。とにかく、私はいい歳をして、冒険にあこがれている旧時代の人間なのかもしれません。

まあ、経済でもちょっと冒険していますから・・・さて、今日の市場の寄り付きはどんな具合でしょうか?気になるところです。しかし、そろそろ、原発関連の話は飽きられているのかもしれませんね。その上近頃は、総理大臣のなり手も品薄なようで・・・強力な指導力を示し、国をまとめられるような人材ってどこにいるやら?そういったことを反映してか・・・亀井氏は「菅が駄目だと言っても、その後をできる人物がいてはじめて、政権交代をやっていい。後もわからない状況で降ろせばいいというのは、政治家が言うことではない」と強調した。・・・こんな報道がありますからね。

現政権も、何をやっていいのかちっともわかっていないのかもしれません。だから、新たな組織を乱立させ、責任の所在をわからないようにする政策を取っているかもしれません。そして、吊るし上げの対象として、東電などの電力会社、原子力をあげているのかもしれません。

さて、私は前場寄付きの様子を眺めたら、ちょっと調べ物に行ってきましょう。停電対策・停電対策・・・どうするべきか?ってね。やっぱり東電は515円ほどで特別売り気配です。こりゃ、政府に悪党がいるのではないかと疑ってしまいます。
(2011.05.12)

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