迷走する日本は?

なんだか日本は迷走しているのではないかと思われます。どうも、政府は何を考えているのかちっともわかりません。


まあ、別に原発をやめるのならやめても、私はあまり困らないのです。ただ、仕事はなくなりそうな気がします。だって、電力が不足すると、私のような塾教師は夜の仕事ができなくなります。ですから、別の昼間の仕事を準備すればよいわけですから、それはそれであまり困らないし、私はエネルギー資源をあまり使わない生活にも慣れているのでそれほど困らないというわけです。

そりゃ豊かであることは重要です。エネルギーをふんだんに使うことができれば、それは、ある意味豊かさを体現できるわけですから。

しかし、無ければならないというわけではないので・・・あまり、気にしません。しかし、日本はどうなるのだろう?という問に対しては、ちょっと困るんです。

日本は未だに、加工貿易で利益を上げていると思われます。海外から、安価な材料を輸入し、日本で高価な製品に仕立てて輸出して、金儲けをするというやつです。このためには、工場が安定して稼動する必要があります。現状では、かなり前から、ボイラーなどを有する工場・・・加工のために蒸気を必要とする工場では、かなりの量の自家発電を行い、突発的な電力需要に備えてきたはずです。

工場によっては、ガスタービン発電機を保有して、緊急の電力需要の備えたりして、契約電力を超えないように努力していたりします。こうして、夏の電力需要を補っている企業努力があるとか・・・政府の人間はたぶん知らないのではなんってね。

まあ、私は原発があれだけおかしなことになったのは、総理の陣頭指揮だと思っています。そして、飯舘村の計画的避難も、ろくに調べずに・・・鳥の羽音におどろきし平家の話は昔にて・・・にはならず、未だに影におびえて、避難を命ずるのでありますから・・・貧乏な私は、貧乏を省みることなく、現地調査までしちゃいましたが・・・

とにかく、何か良く現実を見ずに、口当たりのよさそうな言葉を吐いてかき回しているような気がします。

ふと、日本文明は世界史の表舞台から消える時期が来たのかな?なんって・・・ふと、昔読んだ本を思い出しました。栗本慎一郎氏の著作・・・かなり強引でしたが・・・各々の文明は、ある時期世界史のトップを飾ることになるが、やがて消え、再び世界史のトップを飾ることは無くなる・・・そんな感じでした。あの本はどこへ行ったのか?再び読み返すとしましょう。

さて、ニッポンはどのような終焉を迎えるのか?それを考えてみるのも興味深いと思いますね。経済がうまくまわらなくなったら・・・当然のように立ち枯れする植物のように動きが取れなくなるような気がします。

ある日、日本の株価がなんとなく下がり始め・・・分けのわからないうちに6000円程度まで数日かけて下がっていくというのが序曲かな。特に悪いうわさはないが、計画停電で生産が滞り、徐々に日本の経済の余力がなくなり、円のじわじわと続く下落と、それに伴う相対的な原油価格の上昇が、電力・ガスなどのエネルギー価格の上昇に伴って、消費電力が抑えられて・・・さらに、景気は沈滞・・・円安になっても輸出は振るわず・・・株式市場は沈滞し・・・そう、3月11日の地震直後のように売り一色の市場で、空売りは空売りを呼び、株式市場での資金調達の道は閉ざされ、企業は新製品の開発どころか、加速するインフレ・・・つまり通貨の価値が急激に下がる現象に見舞われ・・・物資は、隠匿され経済は動きを止めていきます。

あの地震の直後の買いだめ、そして、貨幣価値の下落に伴って、現金は次々と物を買うのに費やされ、貨幣の信用は低下し・・・円ではなくドルや人民元のほうが価値があるもののように流通していくかもしれません。

まあ、原発をすべて今月末あたりまでの猶予で停止に追い込むのも良いかもしれません。そうすれば、日本の電力の3分の1が失われます。経済というのはエネルギーで決まりますから、1日6時間程度の計画停電ならぬ、計画送電も良いのでは?そうすれば、間違いなく、日本の経済は止まります。

別に、私は気にしませんから・・・自然の中で遊ぶのが好きですから、隠居が少し早まるだけですね。一応、人一人が食べていける作物を作るだけの土地もあるし、晴耕雨読の生活に入るのも悪くないかもしれません。

しかし、豊かな老後を送るには、わが国の経済が十分に強力でなければなりません。最悪のシナリオを考えるのが好きなので・・・そうなっても、自作農に化けるべく、土地は確保してありますからね。そろそろ、耕作したほうが良いのかも知れません。

トラクターも整備して、燃料油と化学肥料も少しは備蓄して、日本経済が完全に崩壊しても生活し続けられるように・・・する必要があるかもしれません。自給自足だとそれほど多くの肥料は必要としませんがね。それから、治安の悪化に対して、対抗する手段が必要かもしれません。猟銃でも入手しますかね。

月曜日には、再び株価がむちゃくちゃになるでしょう。仕方がないですから、株式市場から資金を引き抜いて、現物・・・そうだな、金にでも換えておくとよいかもしれません。それとも、日本とお別れするのも良いかもしれません。そのためには・・・そうだな、預金を外貨建てにして・・・海外資本の銀行に口座を開くとか・・・

何か少し行動しておかないと、自衛できないかもしれません。とにかく、今の政府は・・・信任できませんね。果たしてどうなるのか?まあ、日経平均が8000円を割るようになれば・・・政権は維持できないでしょう。経団連の会長が言うように、あの首相は日本にいられるのか?面白い展開になるのか?ちょっと、気になります。

困るのは、日本発の世界恐慌かな?ちょっと、そちらのシナリオも考えてみる必要があるかもしれません。
(2011.05.07)

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