気になると・・・再び飯舘村の調査・・・?

2度目は少し賢くなって、普通に国道6号線でいわきまで行って、そこから399号線を使うことを考えました。実際、そのつもりでしたが・・・399号線に入ってしばらくすると、通行止めとあります。土砂崩れでどこかの区間が全面通行止めとのこと・・・迂回路が何か書いてありましたが、意味不明の地名が・・・地元の人にはわかるのでしょうがね。仕方ないので並行すると思われる県道41号線、そして川内村だったかな?そのあたりで399号線に戻ったのかな・・・

とにかく、このころには夜が白み始めてきました。そして、順調に114号から飯舘村399入り口にたどり着き・・・実は先日にカーナビに放射線量の多いところを登録しておいたんです。そして、それを基にして調査しようと・・・

114号線からおよそ1km入ったところ、右側に農家があって・・・そこから先が高い放射線量を検出したところなんです。

この石なんか、10mR/hrに迫ろうとしている・・・まさかね。骨董品なんで、精度のほうは不明なんでね。

とにかく高い値が出るんです。少なくとも原発とは関係なくかなりの放射性物質をふくんだ石がごろごろしているということなんでしょう。

しかし、これと拾ってきた石では見かけがあまりにも違うんです。やはり、砕石か?

そこで、車をゆっくりと走らせて、反応の良い場所を探すというわけです。

すると、砕石の落ちているところでも結構高い線量が出るんです。

さらに、ちょっと進んだところに橋があって、その先に砕石が撒かれたスペースがあったのでそこに車を止めてみると・・・意外と線量が出るんです。このあたりの自然の御影石は、白っぽいやつか、少し黄色みを帯びた奴が多いようです。たぶん、この青っぽい奴は、村の南の方の産出ではないかと・・・看板の石材店には、白っぽい御影石が置かれていましたっけ・・・

この砕石なんですが・・・結構な放射線を出しているんです。そして、こいつが舗装に使われている合材に含まれている砕石と同じもののようなんです。

そこで、舗装を測ってみると、案の定高い値を示しています。再び国道114号線に戻り、そのアスファルトの表面の値を測ると・・・普通・・・

飯舘村に入ると・・・明らかに舗装の色は緑色を帯びていて、含まれている砕石が違うものであることがわかります。

こうなると、飯舘村のあちこちに移動し、さらに村外に出た辺りも測定することにしました。

予想通りでした。どうやら、この砕石が、村内に分布していて、それから周辺地域の10倍程度の放射線レベルを維持しているらしいことが判明・・・私的にね。ただ、この砕石の出所はどこなんだろうと考えるわけですが・・・とにかく、もしこの砕石や国道114号線から1km入ったあたりの岩石による放射線であったならば・・・原発のほうが安定しても、絶対に帰れないことになるのでしょうか?自然の産物だと思うのですが・・・しかし、この上で長年生活してきたのに、これが原因で父祖の土地から離れるようになったら・・・絶対に帰れないのでは?だって、石の放射線ですから山をすべて封じ込めるか除去するか?ですからね。

まあ、あちこち自然の石の放射線のレベルを確認してきましたが・・・この青みを帯びた奴が曲者でしょうか?しかし、なぜ昭和30年ごろの調査でわからなかったのか?川俣などではウラン探査が入ったとか・・・それで、歴史をチェックしようと役場の図書館かと思ったら、なんと、書店でした。そこで本を買いこんで帰って来ましたが・・・

原発由来ではない放射能で、人々は村を追われるのか?気になります。国はどのような調査をして、避難勧告をしたのやら?非常に気になります。

まあ、私の簡単な調査では、信頼性は今一ですけど・・・でも、それほど外れていないと思うのですが?

実は、私はこの砕石を少し拾ってきました。砕いて分析をしようと言うのではなく・・・ラドン温泉のもとに使えそうな気がするからです。線量の高い砂も良いかも・・・比重選鉱をして、何か陶土と混ぜて焼いてやれば入浴用の線源になるのではないかと・・・なぜか商品化も面白いかな?なんって、だって単なる砕石がキロ数万円の商品に化ける可能性があるんですからね。

ああ、こういったことを考えるから、不謹慎だと言われる・・・しかし、簡単な2日がかりの調査でしたがね。久しぶりに長距離を走りました。両日で1600qの走行・・・福島あたりにも小屋が欲しくなりそうです。
(2011.05.04)

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