日本の報道と・・・政府はあるの?

報道と言うのは不思議なものです。不思議な報道を見かけたので・・・

飯館村の放射能レベル「人住めない」 京大が衝撃データ発表 夕刊フジ 4月15日(金)16時57分配信
 「計画退避」に揺れる福島県飯館村に衝撃的なデータが突き付けられた。13日に開かれた国会での報告会で、京大原子炉実験所の今中哲二助教らが飯館村は、放射線被害で人が住むのに適したレベルではないなどと発表したのだ。
 今中助教によると、同村南部の曲田地区で、毎時10マイクロシーベルトを超える放射線を確認。3月15日からの積算被曝量は95ミリシーベルトに到達し、3カ月居続けた場合は100ミリシーベルトに達するという。
 原子力安全委員会の指針では、10〜50ミリシーベルトで屋内退避、50ミリシーベルト以上では「コンクリート建屋の屋内退避か避難」とされているため、「人が住むのに適したレベルではない」との見解を示したようだ。
 1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故では、高汚染地域の住民が平均50ミリシーベルト、汚染地域の住民が同10ミリシーベルト被曝したとされており、これと比較しても「重大な汚染状況になっていることは確か」としている。
 一方、福島第1原発で作業にあたる関係者の被曝も深刻だったことが分かった。
 東電では、累積被曝量が最大の198・24ミリシーベルトに達した作業員について、ベントの担当する同社の社員であると公表。保安院や東電によると、従来の上限100ミリシーベルトを超えた作業員は13日までに28人で東電社員は25人。注水やベント、タービン建屋などの放射線量測定の従事者という。

人が住めないか・・・すごいことになっているとのこと・・・しかし・・・なぜ?この場所だけ・・・原発から30km程度は離れれいるのに・・・さて、原発との関連は薄いような気がします。ワームホールでつながっているとか?でなければ、ちょっと考えにくいような気がします。原発と飯舘村曲田の間に、そういった高濃度の汚染地区が連綿とつながっているのなら理解できますが・・・
地質調査総合センタ福島県石川町猫啼地区ペグマタイト鉱床調査報告ちょっと古いものですが、これを見るとゼノタイムなどの鉱物から300から350cpmの放射能強度が示されています。この資料ではこのゼノタイムには酸化ウラン1.92〜3.17% 酸化トリウムが 0.80〜1.27%ほど含まれているようです。単位の換算はどうするのやら?ちょっと、自信が無いのでパス・・・別情報・・・猫啼温泉の放射線量が12.35マッヘという数値が紹介されていますから、こいつを参考にすると、ラドン1マッヘが約13.5ベクレル・・・水1リットルあたりの線量が12.35×13.5=166.725ベクレル・・・アルファー線をだすから・・・シーベルトに換算すると・・・わからん・・・

いい加減なソフィストの私には・・・ちょっと困難だな・・・近いうちに、参考書を集めて勉強しなきゃ!でも、報道での値だと・・・この場所には放射性物質の不法投棄があるか、本気の鉱床があるのではないかと思われます。

ちょっと、自然放射線量に関して調べたのですが・・・単位がまちまち・・・どうなってるの?比較するのが大変じゃん・・・なんってぼやくわけです。

やはり、何らかの機関が、一括して情報を管理加工して比較しやすいものになっていないと、危険か危険でないかの判断など絶対にできそうもないということなのでしょう・・・放射線量の高い地域は・・・花崗岩地帯ですからね・・・

しかし、そろそろ、核種の分析と、原発由来の放射性降下物なのか?それとも、天の配剤で置かれたものなのか・・・昭和3・40年代に日本のあちこちで、ウラン探査が行われましたが、どんな結果だったのか?飯舘の近くの石川や川俣ではかなり詳細な調査が行われましたが・・・

案外、宿屋や交通機関の関係で有望であるにもかかわらず、調査されなかったとか?


地質調査総合研究所にはAIST 海と陸の地球化学図なんって、興味深いものがあります。

さてさて、気になる放射線・・・私も、ガイガーカウンターなるものを注文しました。地底のエリートとかK.H.シェールなどの影響を受ける年代ですから、やはり放射線カウンターと言えば・・・CDV-700なんですが・・・こいつが手に入るか?それより、こいつを動かす単一乾電池が手に入るかが問題であります。

まあ、世情が安定したら、かつての長石や石英を採掘していた鉱山跡などの持ち込んで、ウランなどの鉱物を採集する助けにするのが面白いかな?なんって・・・今は、駄目だよな・・・カチカチならOK、ガーガー鳴られたら・・・みんな逃げるか、下手をすると袋叩きかな?なんってね。

昔のSFは現状ではどうなっているのやら?たぶん、ソ連崩壊以後は絶版になっているのでは?だって・・・ソ連なくしては、この手のSFの存在意義がありませんからね。

さて、先ほどのデータをエクセルで開いてみると・・・

う・・・地質調査総合研究所のデータ・・・地球の科学図のデータって使いにくいんです。地点とデータが分かれていて・・・これはなぜ?ここで発表されているデータを本気で利用するためには、リレーショナルデータベースの知識が必要です。ちょっと、飯舘の西根川のデータを拾ってみると
Th Bi K2O Cs U
25.08 0.773 2.687 6.658 2.984
トリチウム・ベリリウム・カリウム・セシウム・ウラン・・・はこんな具合です。浪江町のデータはこれを超えるものですが、なかなかのものです。飯舘の新田川のデータだと・・・
Th Bi K2O Cs U
10.842 0.172 1.964 2.452 1.931
ちょっと、おとなしい感じです。真野川のデータだと
Th Bi K2O Cs U
9.118 0.185 1.469 2.507 2.731
こんなかな・・・95地点の中で25位までに入りますから、こんな具合に、放射性の核種が比較的多い地域に該当するようです。

福島県石川町周辺地区放射能探査報告なんってのもありますね。昭和29年度ウラン資源調査事業に関連しての資料です。結構な数値を記録していて・・・なかなか興味深いものです。

しかし、なぜ原発周辺を通り越した先の飯舘村を避難させるの?原発が放射線源となるのであれば、飯舘村と原発の間の地域のすべてが・・・それに南東の風なんか吹き荒れていましたっけ?どうも、原発関係の報道は、私の理解の遥かかなたの現象が起こっているとしか考えようも無い話です。

そういえば、長野のホウレンソウも核汚染との情報も・・・とにかく、なんだか今回の原発事故は変な感じがします。水素爆発の原因もベントのような気がするし・・・飯舘も自然の放射線源のような気がするし・・・事故が落ち着いたら、ガイガーカウンターを持って花崗岩地帯を眺めてくるのも良いかもしれない・・・

それともうひとつ気になるのは、CBIRF(シーバーフ)ってアメリカ海兵隊の核・化学・生物兵器対応部隊です。何もいわずに静かに帰ってしまいそうな感じです。活動報告は無いのでしょうか?これも気になります。

しかし・・・なんで、セシウムが山ほど出ているのやら?そろそろ、簡易計測でない分析が出ても良いころなんですが・・・それも聞かないし・・・国際原子力機関も調査するとか・・・まあ、こいつはやるでしょうが・・・どんな分析結果を出すやら?

もし・・・この事故が私が考えたシナリオのようなものであったら?誰が責任を取ることになるのやら?しかし、日本って中心はどこにあるのでしょうか?その昔、アーネスト・サトウが江戸時代の日本の中央政府について考えた状態から一歩も進んでいないのかもしれません。日本には、あの時代以来明治〜昭和初期をのぞいては、中央政府らしき政府は存在していないのかもしれません。

さてさて・・・どうなることやら?しかし、関東の電力はどうなる?関東の産業は電気と金で動いているのに・・・政府はその対策を考えているようには思われないし・・・不思議な感じです。
(2011.04.20)

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