天体望遠鏡で写真を撮ると

このところ、シャープな超望遠をと思って、色々と試しています。天体望遠鏡を引っ張り出したりと・・・一応、600mmF5とか短焦点の屈折望遠鏡があるので、こいつを試したりもしました。天体望遠鏡は、単なる色消しレンズなんで、写真用に使うのはどうかと思うのですが・・・アナスチグマートじゃないんで・・・私のは単なるアクロマートレンズ・・・2色に対しての色消しというやつですから、それほど画質は良くないかな?なんって・・・

まあ、それでも一応はチェックしてみないとわかりません。写真などは、レンズの性能もある程度は必要ですが、それより主題をどれだけ表現できるかが問題になりますから、レンズの癖を利用し、見る人に納得させるだけのものがあれば、レンズの物理的性能なんて、ある程度どうでもよい時もありますからね。

そこで、ケンコーの600mmF5を引っ張り出して三脚に固定し、フォーサーズのTマウントアダプタをねじ込んでカメラE−520をくっつけてテストを開始しました・・・しかし、困ったことに、ピントが出ないんです。Tマウントアダプタをつけただけでは・・・ちょいとドローチューブの長さが足りないんです。

近頃の天体望遠鏡はアイピースをつけるのも天頂プリズム越しに取り付けたりとアイピースの間に入るものが多くなっている関係なんでしょうか?そこで、手持ちのエクステンションチューブに使えそうなものは・・・コンタックスの接写用のリングがあったので、コンタックス用のTマウントアダプタに取り替えて、今度はキャノンの変換リングでEOS-5Dをくっつけてみました。

一応は、ケラレがないかどうか・・・まあ、ありえませんがね。さて、結果は・・・やはり600mmという焦点距離はやや短い・・・800mmに慣れていますから。特に、EOS-5Dでテストしていましたからね。E-520を使えばよかった・・・でも、コンタックスのTマウントアダプタを使ったので、ムターI・II・IIIが使えます。そこで、滅多に使わないムターIIIをつけてみると・・・こいつが結構良いのです。右のやつがそうです。

雰囲気は、ちょっと甘めの感じなんですが、意外と良く解像しているような感じです。

10m程度の距離ですから、よくわかりませんがね。思いのほか色消しが良いようです。

近頃は、安物天体望遠鏡もなかなか良いレンズを使っているような?それだけ機械加工の精度が高くなり、レンズのコーティングも良くなったということなんでしょうか?

歪についても・・・まあ、600mmでその中央だけしか使っていないわけですからね。

サーフィンの写真って、やたらと長い玉が必要になるのが難点ですかね。それより、9月になってサーファーがほとんど現れないのが困ったものです。確かに台風でちょっと海は凄いことになっていますから・・・それにしても、少ないかな?なんって・・・

今回、テストした600mmF5+ムターIIIはいつ活躍してくれるのやら?1000mmF8.4て天体望遠鏡もあるし・・・こいつもそのうち試してみなきゃ!
(2009.09.23)

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