現在をうろうろ(960)
日本貧窮者経済新聞
 近隣諸国の歴史認識に関する問いかけは如何に?

 さて、貧民街を眺めていて・・・植民地支配というのがなんとなく分かって来ましたね・・・かつての、植民地支配・人種隔離政策など・・・やはり、国が犯した犯罪行為という事になるのかと・・・二度としません・・・この世にあってはならない事を常に語り継がなければならない・・・間違った歴史を書いてしまった。新たに正しい歴史を書き続けるために・・・罪を認める事は・・・正しい事を続けることの表明であって・・・単に省みるためのものではない・・・事実は変わらないのでね。事実を罪として背負っていれば、それは・・・再び同じ事を起こさないことの担保になるという事ですね。

 償いが済んだから忘れて良いことではない・・・過去の罪を忘れたら再犯の恐れがあるという事ですね。・・・もしかして、故事成語を正しく理解していない可能性があるような?古之聴訟者、悪其意、不悪其人・・・孔叢子の刑論が出典のようですが・・・京都大学附属図書館所蔵 清家文庫 『孔叢子』 [1, 19/45] ふむ、ここにあるね・・・ちょっと、切りだしてみるか・・・右に掲げておきますね。そして、対句的に今のものも並べて置きましょう・・・

 古の訴へを聴く者、其の意を悪みて其の人を悪まず
 今の訴へを聴く者、其の意を悪まず其の人を悪み、殺す所以を求む

 昔の訴えを聞く人は、犯罪者の犯罪の意を憎んだが、その人を憎む事は無かった・・・今では・・・其の犯罪者の犯罪の意を憎まないで、その人を悪だとして、その人を殺す事を求めようになった・・・

 つまり、悪を質し糺し正すのが目的で人を罰するのではないという事ですかね?悪を正せば、その人間は真っ当な人間になれる・・・知らなかったんだ・・・仕方ない・・・かな?再犯は・・・人間が悪に染まって変えようがないから処分、悪を認めず正せなくても処分か・・・

 古を理想としていますが・・・これは、世界的に正しい見解となっているわけですから・・・罪を認めて、悔悛・・・わ、悔悛なんって言葉を使ったのは・・・始めてかな?どうも悔い改めるのが苦手で・・・悔悛か・・・悔悛の秘跡も似ていますね・・・罪の告白と悔い改めの表明と内心にかかる回心を行い・・・償いが行われる必要がある。

 どうやら、こいつは洋の東西を問わず同じ枠組みのようですね。そうなると、枠組みとしては・・・

 朝鮮半島及び満州の植民地化と東アジアに対して戦争の恐怖をまき散らした・・・今の日本は悔い改めている、心の底から・・・償いは終わったよね・・・許して。二度と植民地を持とうとしたり、戦争の恐怖を世界にまき散らしたりしない・・・積極的平和主義は、積極的平和という、普通に戦争の原因となる事を取り除くことで世界に貢献する・・・戦争の片棒を担ごような事はしない・・・今まで通り、専守防衛に務めるから、何かあった時は近所の国よ助けてくれ、我が国も戦い以外の方法で最大限の努力をするから。

 罪の記憶は消えないし、消さない・・・その反省により、より良い世界を作るために貢献し続ける。

 悔悛の秘跡の論理構成を使って構成してみましたが・・・これって・・・政治屋君に殺される事になる日本国憲法の前文の思想ではないかと・・・?

 政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意・・・罪の告白と悔い改めの表明、そして・・・人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。・・・内心の領域の回心・・・われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。償いとしての活動であり、金銭的な償いもしてきた・・・

 しかし、この部分が、あの政治屋君は気に入らないようですからね。前文の書き換えを行いたくて仕方ない・・・そして、戦争の始められる国になりたい!民主・自由の旗印を掲げて・・・政府の行為によって再び戦争の惨禍を引き起こしたいわけですからね・・・中国を牽制した!とか追従している報道機関に言わせたくて・・・ぼくちんすごいでしょ!とやっている・・・世界なんか怖くない、靖国神社だって行けるんだ!ぼくちんすごいでしょ!・・・アメリカ様も嫌がる事を良くやるよ・・・オバマ大統領は米国の慣例を破って、他国の首相のやることに直接ケチをつけてきましたからね。

 アメリカ国内ではオバマ政権が安倍首相の参拝に対して「失望」を表明した事は、結構、アメリカ的ではないとして叩かれていましたからね・・・

 そう何度もアメリカ的ではないことはできない・・・従って、議員や国防長官やドイツからも色々な地位のある人が心情を聞きに来た事に気付いていないのかね?

 どうも、ドイツと同じように2度の敗戦を経験しないと理解できないことなのか?何ってね・・・AはアドルフのA・・・確かに、ナチドイツのやり方を良く研究しているのではないかと・・・怖い国になりそうな気がしてね・・・基本的価値観を共有できない国民を入れるための絶滅収容所とか・・・やりかねないですからね。国益という抽象的概念を振りまわされたのでは、対抗のしようが無いですから・・・

 アメリカも、とりあえずは正義を標榜している国なので・・・正義の名で・・・合衆国憲法のあっさりとした前文・・・われら合衆国の国民は、より完全な連邦を形成し、正義を樹立し、国内の平穏を保障し、共同の防衛に 備え、一般の福祉を増進し、われらとわれらの子孫のために自由の恵沢を確保する目的をもって、ここに アメリカ合衆国のためにこの憲法を制定し、確定する。

 さて、正義というやつは厄介なもので・・・本来は国益に優先されますからね・・・日本はどうも、正義より国益を優先させるようでね。

 あれ・・・安倍首相、歴史観や米国の思い出について語る WSJインタビュー抜粋 - WSJ また、例のインタビューの続きが出てきましたね・・・教育関連にはちょっと気になる物がありますから、近いうちにチェックしてみましょう・・・

 しかし、いずれにせよ・・・日本は敗戦によって海外領土を失った事は良かったのではないかと・・・これらの国は日本の影響下での独立しか許されなかったはずですからね。実質的に日本の天下り官僚を受け入れての国家経営の体制での形式的な独立・・・が、本物の独立に結びついて行きましたからね。ヨーロッパの戦勝国は・・・植民地支配に関して、どうやら、植民地主義は間違っていた。独立を果たした国々に対して十分な贖罪は行われていない・・・従って、やってしまった植民地支配の歴史についての謝罪や賠償は国家が行なうもので、自らが関係しない植民地時代の事についての反省や謝罪は個人のレベルでは関係ない・・・

 エレミヤ書の31章29節・・・先祖が酸いぶどうを食べれば子孫の歯が浮く・・・これは否定していますからね・・・これも、一応は洋の東西を問わずに納得される言葉でしょうね・・・旧約聖書の話ですから、ユダヤ教徒もイスラム教徒も共有している考えだと思われますからね・・・そして、30節には・・・人は自分の罪のゆえに死ぬ。だれでも酸いぶどうを食べれば、自分の歯が浮く・・・さらに・・・33節からは・・・わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、主を知れと言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主はいわれる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪を心に留めることはない・・・定番ですね。主を知れ の代わりに 世界を知れ とでもすれば良いかね?そして、わたし=正義とでもすれば

 正義は彼らの神となり、彼らは正義の民となる。そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、世界を知れと言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者も正義を知るからである、と世界はいわれる。正義は彼らの悪を赦し、再び彼らの罪を心に留めることはない

 まあ、内容的には良さそうですね・・・しかし、日本は過去の事は水に流して終わりにする文化だから・・・終わらせ方はこれしか知らないのかね?なんとなく、水に流してもらって、再び悪事の準備を始めるような?懲りない民族なのか?

 しかし、何故・・・戦争をしたがる?そんなに人殺しが好きなのかね?

2015.04.28

  

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