H足管の金のフルートは重い？重くないけど・・・？

現在をうろうろ（934）

　H足管の金のフルートは重い？重くないけど・・・？

　ああ、ムラマツの9KのH足管の付いたフルートは・・・気に入らない！きっぱり・・・理由は、重く感じるという事ですね。これって、重いわけじゃないんですが、重く感じる・・・理由はバランスが悪い。従って楽器として失格！体力をつけるためのものならOKでしょうがね。と短絡的に・・・

　200万円近いフルートで仕上げも良いし、音も良いが長時間の練習に耐えない・・・集中力の無い私で普通のフルートで15分持つのが5分しか持たない・・・近頃は、体力が無いので・・・と文句をつけましたが・・・考え方次第ですかね？フルートをどのように支えるかの問題というやつです。

　数十グラムの重さのバラツキのある何本かの金属製のフルートを所有していますが、何故か最も重いフルートが一番重さを感じさせないのでね。・・・この理由は簡単で、左手の支える位置に重心があるから・・・プラスチックのフルートでも同じ・・・どれも左手の親指と人差し指の付け根の間の位置に重心があるから・・・左手の人差し指は添えるだけで良い・・・しかし、H足管があるため・・・重心位置が3cm程左手で支える位置からずれる。手元にある9Kのフルートの重さは444ｇですから、仮に左手だけで支える場合は、左手の人差し指には・・・かなり大きな力がかかることが分かります・・・単純に親指と人差し指の間の仮想の支点の真上に人差し指が来て、この位置にフルートの重心があるのが正しいような気がしてきました・・・

　多分、どのメーカーのC足管のフルートはこの間にフルートの重心がありますからね。従って、ムラマツの9KのH足管付きは右手の親指で支えるようにしないと、左手の人差し指で支えなければならなくなるから、上腕の筋肉まで影響が出る・・・従ってC足管のものとは別の楽器を支えているのと同じになる・・・フォームが変わるかね？

　ああ、なんとなく、ヘッドスクリューを交換すると違うとか言われるのはこれですかね？確かにヘッドスクリューを重いものに変えれば、重心位置は左へ動きますから、C足管に近い所に重心位置が来る・・・

　ちょっと、重心位置の違いで、支える場所に働く力を考えると・・・左手の人差し指はそれほど大きな力を支えられないから、右手の親指か、口で支える事になる・・・右手の方は・・・人差し指で管に触れていない瞬間が存在するから・・・右手の親指で支えようとする事は基本的にできない・・・従って下唇の下で支える事になるから・・・唇の形が変わるので・・・H足管のフルートの音が唇の形が変わることでC足管の音と変わる可能性がある・・・

　手持ちのフルートで、最も軽いのが293ｇのNUVOのプラスチックのやつ、最も重いのが450ｇの森徳のやつ・・・で、私が一番軽く感じるのが・・・一番重い森徳の奴で・・・私の左手の親指と人差し指の作る仮想の支点上に重心が来ているものと思われます。

　どうやら、兄貴の家で吹いていたときには座って変な姿勢で吹いていたために、右手の方がそこそこ支えていたのかと・・・遊び場で立っていつものようにやると左の肩あたりまでに負担がかかって・・・何だこの楽器は！と文句が出たようです。音は良いのですが、残念な楽器というしか無いですね。それとも、私のフォームが悪いのか？

　ざっとの感想で書いたのですが・・・左手の親指が重心位置に近いから・・・ここで支えているとは限らない・・・左手の親指は管を支えていない瞬間がありますからね・・・上向きのモーメントを生みだしているのは、左手の人差し指の付け根と左手の親指と、右手の親指・・・常に支えているのは人差し指の付け根と右手の親指・・・転げ落ちないように左手の人差し指と右手の小指が働いている。そして唇の下・・・顎ですね。・・・この3つは重心位置のフルートの重さとともに下向きのモーメントを作りだしている・・・違うな・・・顎と人差し指で挟んで左の親指で支えて、右手の親指で支えている？

　どうも、顎と左手の人差し指の付け根と、右の親指で支え、小指が添えられて・・・基本的に支えられているのかね？5C＃の指からすると・・・確かに・・・そうか、構えは5C＃と4Bと4Aあたりのポジションから入れば良いのですね・・・

　4B4A5C#・・・う・・・チャルメラでラーメン屋を彷彿とさせる・・・これから習いましたってのはインパクトがあるよな・・・しかし、指導法としては正しいかも？正しい構え、正しい右手の小指の位置・・・このあたりからやれば、私みたいに右の小指を正しく使っていなくて悩むような事は無いですね。チャルメラのメロディーではマズイから・・・4Bから上がっていく音階の一般的な曲は・・・そうだな、4A4B5C空で天空の城ラピュタの君をのせてかな？普通は5E♭からだっけ？ポピュラーミュージックだと音の高さを色々と変えて演奏するから・・・なんって、どうでもいいか・・・

　先ずは、正しい構え方というやつを考えるとこんな風になりますね。４Bの音なら左手だけで出せるけどね。やはり５C#のポジションってのが重要なのかね？

　ふむ・・・なかなか難しい・・・どうやら、私の構えがあまり良くなかったのか・・・５C#を・・・ふむ、左手の人差し指の付け根と右手の親指と小指で支えている・・・右手の親指で管を支え左手の人差し指と顎で5C#5C4B・・・う・・・これだと1954年の映画ゴジラのテーマの出だしみたいじゃん・・・とか遊んでますが・・・どうも音が良くとれない・・・

　とかやっているうちに・・・どうやら、正しい持ち方になったらしくて・・・それほど、気にならなくなってきましたね・・・どうも、構え方ってのは厄介な物のようです。

　どうやら、H足管で重く感じるようであれば、右手の親指の使い方が悪い言う事になるようです・・・多分・・・まあ、C足とH足を差し替えたりするという使い方をする楽器だから・・・右手だけで5C#が構えられる事が理想なのかね？そして、左人差し指の付け根のあたりで・・・構えを考えていますが・・・あれ、金のフルートが軽くなった・・・どうやら、左手ではなく、右手をメインにしてフルートは支える物のようですね。右の小指は何gを支える事になるのか？あれ、構えが変わったら音が変わった・・・困ったね。また、調整のための練習をしなきゃ・・・どうも廻り道が多いですね。

　ああ、どうやら、この調子だと9Kも私の所に居座ることになるのかね？今でこそ200万円近くしますが・・・この製品は2006年ごろだから金相場が1ｇ2000円位の頃だから100万円弱でしたね・・・もしかして、兄貴にやられたか・・・こりゃ、このフルートここに居座ることになりそうだ・・・

2015.04.18