ソマリアの新しいタイプの集合住宅は・・・？

現在をうろうろ（924）

　ソマリアの新しいタイプの集合住宅は・・・？

　未だに、ソマリア付近を眺めているのですが・・・例の、羽振りが良いというか新しく建設されている集落に関して調査をしているわけですが・・・どうやら・・・

　左の、座標・・・

　 9°35'39.83" N 50°47'46.62" E　ここにある奴は、どうやら集合住宅の様だと気が付くわけです。理由は・・・人の歩いた跡ですね。単純な話です・・・1つの建物に6戸が入っている・・・そのため、建物の周囲は斑なく踏まれている・・・という事ですね。つまり、この建物の基本ユニットは中庭つきのT字型のもので、玄関ポーチが張り出していると見れば良いという事のようです。

　建物の周囲の丸い踏み跡ってのは、普通はあまり無いんです・・・建物に出入り口が1つや2つだとね・・・何で建物の回りに丸い踏み跡？出入り口が沢山あるから・・・と納得・・・中央の家を回って行き来するわけだから中央の建物の回りのふみ跡がしっかりついている・・・とね。

　するとこの建物の間取りはエチオピアで見たような土地利用ではなく・・・ソマリアのベルベラの街で見た

・・・座標・・・

　10°26'36.47" N 45°00'42.13" E　このあたり・・・

　右の写真のような母屋が道沿いになるパターンの家屋の集合化という事になるわけですね。多分、母屋の位置を道から遠い所に置くか近い所に置くかの違いは文化的なものでしょうから・・・

　海賊資本で、こういった新しい集落が建設されたとするならば・・・海賊業を営む部族は少なくとも2つあると考えて良さそうな気がしますね・・・

　この手の土地利用の違いって何なのか？中庭の利用の仕方なのか？トイレの位置なのか？水周り？妄想ネタは尽きませんが・・・

　とにかく、左のようなユニットになっているという事になります。ただ、こちらの建物はどこが発祥なのか？気になるわけです。

　とにかく、こういった建物が流行る可能性を秘めているという事のようです。中庭空間の利用法が気になりますが・・・砂漠地帯ですから砂嵐？・・・残念ながら、衛星写真では詳細は分かりません・・・

　遊びに行くにはちょっと遠すぎますし・・・海賊だったら面倒ですしね。そもそも、外務省はこんな国には行くなとやってますしね。

　ただ、衛星からみたこの国は・・・庶民はきちんと働いているようですし、別段、誰かさんが騒ぐ「法の支配」というやつから外れているわけでもなさそうで・・・無法という法が支配しているような感じでも無い・・・ただ、違った法の支配を叫ぶ野蛮な外人に対して文句をつけているような感じですね。・・・どんなに荒んでも、日本的な妄想の中の北斗の拳のような社会は存在できないという事のようです。

　一応、イスラム法にも国際法・・・というか、非イスラム教徒に対しての法がありますからね。イスラム教徒に対する法と非イスラム教徒との関係を調整する法というか・・・それなりにイスラム法も工夫があるようですからね。自分が奉じる法とは違う法を奉じているから、それだけで野蛮という事はできないというわけでね。

　少なくとも、基本的な正義の概念は共有しているはずですから・・・安息日を守ること、父母を敬うこと、殺人をしてはいけないこと＝汝、殺す無かれ、姦淫をしてはいけないこと、盗んではいけないこと、偽証してはいけないこと、隣人の妻を欲してはならないこと、隣人の家をむさぼってはいけないこと・・・これは、どうやら共通ですがね・・・

　しかし、何故・・・砂漠だと盗賊団のイメージがあるのやら？The Arabian Nights Entertainments by Anonymous - Free Ebook　アラビアンナイトなどの影響かね？砂漠・盗賊・財宝・・・魅力的ですからね。

　土地利用ってのは難しいね・・・右の写真のような、丸い地割もあるし・・・丸いのも悪くないが・・・なぜか段々四角くなって行くという事のようですが・・・道と土地との関係ですが・・・この丸い奴は・・・道の概念が希薄な感じがしますね。入られては困るという場所を囲った残りが通路になるという感じ・・・このページの最初の写真の建物の回りの丸くつながる道というか・・・自由通行ができる空間となんとなくつながるような気がしてね・・・道で規定される土地と、土地によって規定される道かな・・・大差ないけど・・・なんとなくね。

　丸い土地と・・・丸い土地と土地を繋ぐ円の接線のような仮想の道のつながりかね・・・そして、土地領域を極限まで広げると・・・接線が明瞭になり四角や三角の地割になるという事か？条里制の碁盤の目のような都市、広場を中心とした放射状の三角を基本にした都市・・・妄想は面白い。

2015.04.14