世界における日本の軍事的な役割は・・・？

現在をうろうろ（914）

　世界における日本の軍事的な役割は・・・？

　部族制の国家ってのはどんなものなのかね？イスラム法による支配というのは？色々と調べ始めましたが・・・良くわからない。少なくとも、現在の海洋の関する国際法はイスラム法に負う所がかなりあるようです。色々な面で、イスラム世界は世界をリードしてきたわけですから・・・中東は面白いが・・・世界の中心はやはり米国かね・・・ただ、なんだか日本の報道ってのは偏りというか、思いこみでの報道が多いのではないかと・・・

　そして、また米国の要人が日本に来ましたね・・・カーター米国防長官による安倍総理大臣表敬・・・カーター米国防長官による安倍総理大臣表敬｜外務省　何で、こうちょろちょろと色々な人が来るのかね？

　表敬の概要は・・・

1　冒頭，安倍総理大臣から，訪日を歓迎する，カーター長官の今次訪日は，オバマ大統領の進めるアジア重視政策を体現するものである旨述べるとともに，現在，安保法制の整備，ガイドライン見直しの双方を精力的に進めており，同盟の抑止力を強化したい，今月末の訪米における首脳会談，上下両院合同会議での演説を楽しみにしており，自由，民主主義，基本的人権，法の支配などの基本的価値を共有する日米両国が地域や世界の平和と繁栄に主導的な役割を果たしていくとのメッセージを発信していきたい旨述べました。

　またこれだね・・・同盟を強化して・・・この中身が問題だと思うが？日本も強襲揚陸艦を建造し、空母を建造し米国とともに華々しく前線に立てるように努力するとかじゃないでしょうね？そして自由・民主主義・基本的人権・法の支配を権柄ずくで推し進めるとか？なんだか・・・ちょっと・・・民主的ではない感じがするんですがね。

　これに対して・・・

2　これに対し，カーター長官からは，オバマ大統領は安倍総理大臣の訪米を非常に楽しみにしている，ガイドラインの見直しは日米同盟に歴史的な機会をもたらすものであり，見直しの完了を心待ちにしている旨の発言があるとともに，安保法制を始めとする安倍総理大臣のリーダーシップに対し，謝意が示されました。さらに双方は，尖閣諸島への日米安保条約の適用を含む米国の我が国に対する防衛コミットメントを再確認しました。

　見直しの完了を心待ちにしている・・・さすがに、どのように見直すかの内容については語れないから、こんな具合にしているだけですね。基本的に、防衛は内政であり、米国は内政には干渉しないですから・・・押しつけがましい部分はあるけれども・・・尖閣諸島に関しては日本領はOKですね・・・欧米は1975年時点での実効支配領域を領土として凍結していますから・・・ここで、竹島の話が出ないのも、それによるものでしょう。

　そう・・・ソマリアの国境も一応は1975年の段階で凍結されているから、その領内での内乱といくつもの政府があってそれが、線引きされた中でごちゃごちゃやっていてもそれほど問題にはならない・・・現状では、イスラム法の下のかりそめの平和状態に近付いているようですが・・・例の母船式漁業・海賊業？の長屋・・・別の場所でも見つけました。どうやら、特定業者がジブチで行ったのと同じパターンで作っているようです。場末の棟割長屋開発かな？・・・じゃなくて・・・我が国の話へ・・・

　竹島に関しては米国はコメントしませんからね・・・1953年の韓国による実効支配・・・従って、日本の領土だと言っても・・・実効支配の状態で凍結されている・・・非国民的な見解になるが、多分・・・

　そして・・・

3　また，安倍総理大臣から，普天間飛行場の移設を始めとする在日米軍再編について今後とも確固たる決意の下で進めていく旨述べるとともに，西普天間住宅地区の返還は大変意義深いものである旨述べつつ，沖縄の負担軽減につき，米国の協力を引き続き求めました。これに対し，カーター長官から，日米両国が引き続き緊密に協力すべく，自分としても役割を果たしていきたい旨発言がありました。

　どうも、沖縄の米軍基地関連の日本政府の動きは・・・民主政府の動きに見えないのが難点ですね。政治屋君は軍拡を叫んで、さらに日米同盟強化を図っているので・・・沖縄の米軍基地の強化を考えている事になりますからね・・・このあたりが、沖縄の負担軽減・・・これとの矛盾があるのが気になります。政府の虎の威を借りる政策からすると、米軍の強化ですから・・・多分、港湾設備も・・・強襲揚陸艦の運用ができる・・・しかし、済州島の基地が完成したら？沖縄の役割はどのようになるのか？

　韓国の強襲揚陸艦とも言われる独島も・・・この艦の戦略上の位置付けも気になりますが・・・米軍の指揮下に入る艦ですからね・・・

　日韓関係が良くなくて・・・韓国軍は有事の際には米軍の指揮下に入る・・・日本は米韓が先陣を切る中で、公海上の兵站任務ですから・・・日本には、基本的に強襲揚陸艦は不要で・・・公海上の機動揚陸プラットフォームまでのアメリカ輸送軍の・・・軍事海上輸送司令部の艦船の護衛艦隊として働くはずですが・・・

　特に、中国を仮想敵とした場合には・・・法の枠組みからすると、これしかない・・・

　どうも、米国から色々な人達がやってきて・・・会談しますが、毎回政治屋君は勇ましい話をしているような感じでね。・・・米国の我が国に対する防衛コミットメントを再確認・・・これが気になるんですが・・・コミットメント；commitment・・・何かをやることについて責任を伴う話ですからね・・・コミットメントはかなり重みのある言葉だから・・・

　中国を牽制する方法がちょっとね・・・3つの枠組みがありますから・・・憲法・日米安保・国連憲章・・・日本と韓国が違うのは国連憲章の敵国条項ですからね・・・敵国条項は、韓国には関係ないから、対中国戦のための準備をしてもOK、日本は駄目・・・一応は、国連決議で、積極的な敵国条項の援用はしないような話になっていますが・・・未だに削除されていないのでね。なんとなく、遠回しに・・・防衛協力に関してのコミットメント・・・防衛協力をするにあたっての責任の話をしに来ているのではないかと・・・

　虎の威を借りて、中国を牽制して・・・戦争も辞さないとか息まいたら・・・敵国条項を中国が援用したら・・・米国様でもこいつには何もできない事になりますからね。まさに法の支配ですから・・・なんとなく、遠回しに、内政干渉にならない範囲で話をしているような気がしますが・・・それでも、毎回勇ましい話しか出てこない・・・

　世界は、交番の前で煙草を吸うとか息まいているような頭の足りないハッタリ政治屋君に手を焼いているのではないかと・・・非常に心配なんですが？

2015.04.10