漢語は難しい・・・言語感覚の問題だが・・・粛々か・・・？

現在をうろうろ（906）

　漢語は難しい・・・言語感覚の問題だが・・・粛々か・・・？

　ちょっと漢詩を・・・と言っても・・・粛々ってのがね・・・私の頭の中に粛々は1つしか無くて・・・他にもあるかもしれないが、思いつくのは・・・

　鞭聲粛粛夜過河　暁見千兵擁大牙　遺恨十年磨一剣　流星光底逸長蛇

　こいつだね・・・頼山陽の・・・馬にあてる鞭の音も粛々と夜に川を渡って、日の出の頃に、多くの精兵を擁した陣容を見て、この十年恨みつらみの中に兵を養い、この一撃に・・・結果は長蛇を逃がす・・・しくじった・・・ってやつですね。

　どうも、粛々とやっても失敗する話だと私の頭の中にはインプットされている・・・というわけなんです。頑張ってやってみても・・・どうもその印象が強くてね・・・てっきり、「日米同盟の抑止力の維持、普天間飛行場の危険除去を考えた時に、辺野古移設は唯一の解決策と考えている。政府としては、住民の生活や環境に配慮し、工事を粛々と進めている。」というやつが、長蛇を逸する話かと思っていて、気にもかけていなかった・・・一種の諧謔かと思ってね・・・なんだ、粛々とというのは・・・静かに、何が何でも終わらせる・・・と言うつもりだったんだ・・・とか・・・改めて感心している次第で・・・

　どうも、私の言語感覚は・・・お偉い人達とは随分と違っていると・・・再び思い知らせれているというわけです。

　ああ、粛々は・・・粛として声なし、粛として降る、粛として・・・執り行われた・・・葬式かよ・・・どうも、私の頭の中では否定的な言葉につながる・・・粛として縛につく・・・粛を強調して粛々・・・葬儀は粛として行われた・・・

　だから、粛々としてXXとか政府が言っても気にしなかったのかもしれませんね。ああ・・・そうか、アメリカ様の命令だから、沖縄の意思を黙殺して粛々と工事を進めているという事か・・・日本はアメリカの属国である事を忘れていた・・・きっと岸信介が売り渡したんですね。その数年前とまるで違った状態での日米安保になりましたから・・・何か、凄い密約でもあって・・・それを引き継いでいる政治屋君は何もできないとか？・・・そうか、私の頭の中では粛＝言いたい事があっても黙って・・・そういった意味が含まれていると判断しているのか・・・そう・・・静粛に！と怒られる・・・粛然と判決を聞く事になる・・・粛の本来の意味は何かね？・・・粛む；つつしむ・・・だね。・・・辺野古移設は唯一の解決策と考えている。政府としては、住民の生活や環境に配慮し、工事を粛々と進めている・・・工事をつつしんで進めている・・・何に対してつつしんでいる？唯一の解決として・・・つつしんで進めているだね・・・アメリカ様の意向・・・か。

　なんとなく、妙に納得・・・自粛か・・・粛には否定的な意味合いが含まれている・・・という事ですね。やりたいのにやれない・・・仕方なしに進めている・・・

　辺野古移設は唯一の解決策と考えている。政府としては、住民の生活や環境に配慮し、工事をやりたくないが黙って工事を進めている・・・という事になるのか？

　まあ、アメリカ様に対しての苦渋の決断として粛々と工事を進めていると取るべきかね？ふむ、日本政府も大変だ・・・と取らせるために粛々を使ったのか？言語感覚の問題ですがね。

　ああ、なんだか熟語が頭の中に色々と出てきますね・・・私淑とかこの叔は粛に近いかな？淑女のシュク・・・淑やか・・・私淑は良いと思って慕う・・・慕うか・・・アメリカ様を慕って、沖縄などケ・・・か・・・それで粛々ね・・・アメリカ様だと節操も無く貞淑さは無しか・・ここまで言葉遊びを重ねると、アメリカ様に対する我が政府の忸怩たる思いがにじみ出るような・・・ふむ・・・漢語は難しい・・・忸怩か・・・ちょっと前に流行りましたね。

　あれ？これって何だっけ・・・すぐに戻れるつもりで避難したものの、長期にわたり一時的にすら戻れない人がいる。避難が長期にわたるという問題意識を私だけでなく、皆さん、持っていなかったことが、結果的により大きな苦労をかけた。大変忸怩たる思いだ・・・

　まあ、このとき・・・米軍が、暴走しつつある原発に関しての主導権を握ったら・・・我が国の主権はどこへ行ったか・・・福島原発に残って、事態の収拾に務めた東電関係者に感謝・・・あの津波による被害は日本の主権にかかわるものだったような気がしてね・・・まあ、私の妄想に過ぎないかもしれないが・・・しかし、あの爺のベントは気に入らない・・・放っておいても、構造上勝手に安全弁は開いたはずだし、それが間に合わなくても・・・勝手に圧力容器の腹が破断して圧力を逃がしたはずですからね・・・あの、原子炉は炉心が露出しないように設計されていたはずですからね。露出して制御不能になれば、圧力は上がり・・・安全弁が飛ぶ・・・それでなに合わなければ圧力容器の腹が裂ける・・・普通の設計ならね。自立制御・・・放射線の影響で全員退避でも・・・最大限自律的な安定が保たれるように設計されている・・・多分・・・何かあると逃げるアメリカ人の設計ですからね・・・死守命令を出さないために・・・

　まさか、ベントをさせないために米軍は主導権を握りたかったとか・・・このあたりは50年もすれば漏れてくるかもしれないが・・・分かりませんね。私は、あと50年生きられるだろうかなんてね・・・

　日本が怖いのは・・・死守命令を当然と思っている事ですかね・・・

　私の認識だと・・・水から水蒸気になる熱量なら・・・バネで減圧を制御・・・ケチケチ水蒸気にして温度上昇を管理する・・・水温の上がり方が減圧弁による温度管理を越えたら・・・圧力容器の腹を割っての温度低下と・・・中性子の減速材の水の排除による核分裂の抑制と思っていましたからね。

　しかし、ベントが先行して・・・

　あれ？またやった・・・粛々・・・このあたりで粛として退散だね。漢語は難しい・・・

2015.04.07