現在をうろうろ(871)
日本貧窮者経済新聞
 米国の対中国戦略と日本の役割と敵国条項と・・・?

 さて、米国の基本戦略・・・シーベースによる戦力の運用と日本の役割を考えると・・・日本の自衛隊の艦船は、シーベースまでの人員・物資の移動ですね。アメリカ様は、どうやら、日米安全保障条約と憲法の研究を行った末に、日本の役割としてこの事を与えたと思われます。私だって、これが限界だと思います。憲法が与える枠組みでは、人は殺せない・・・そして、純粋な自衛ならばOKでしょうから・・・多分、政府はこの説明を受けた上で、というか・・・防衛省・自衛隊:日米安全保障協議委員会が了承した防衛協力小委員会の報告 まさに、これですね。

1 「指針」見直しの基本的目的及び考え方
(1) 「指針」見直しは、新防衛大綱及び日米安全保障共同宣言を踏まえ、現行「指針」の下で進められてきた日米問の防衛協力を基礎として、新しい時代におけるより効果的な日米の防衛協力関係を構築することを目的として行われる。
(2) 日米双方は、次の目標を設定した。
(イ) アジア太平洋地域情勢をはじめ、安全保障環境の諸般の変化を踏まえて、新しい時代における日米防衛協力のあり方について内外に明らかにすること。
(ロ) より効果的な協力関係の基盤を構築することを目的として行われる共同研究等各種の共同作業の円滑化・促進を図るためそのような作業が行われるべき大枠ないし方向性を示すこと。
(3) 日米双方は、「指針」見直しは次の基本的考え方に従って行われることについて意見が一致した。
(イ) 「指針」見直しは、日米安全保障条約及びその関連取極に基づく権利及び義務を変更するものではない。
(ロ) 「指針」見直しは、日米同盟関係の基本的枠組みを変更しようとするものではない。
(ハ) 「指針」見直しは、日本国憲法の枠内で行われる。

 重要なのは・・・(3)ですね。従って・・・私の妄想の通り・・・憲法の枠組みの範囲内で行われる・・・これは、明確になっている・・・そして、憲法解釈の改訂が必要になるから、その宣言をした・・・アメリカの艦船の公海上での保護・・・爺婆の乗ったアメリカの船ではなく・・・多分、米国の日本国憲法を起草した連中(生きていないか・・・)やその記録を駆使して構成したものではないかと・・・だから、米国の反応は、歓迎する・・・という事になる。

 このあたりを踏まえて・・・防衛省・自衛隊:日米防衛協力のための指針 という事なのでしょう。しかし、問題が1つあって、国連でも対応できない事・・・安全保障理事会ですら黙認しなければならない事態がある・・・国連憲章の敵国条項というやつ・・・こいつを中国が発動した場合には国連といえども、何もできない・・・国連は中国を除名して・・・世界大戦を行うわけにはいかない・・・まさかね・・・政治屋君は中国を牽制と言って、ちょっと恐ろしい遊びをしているように見えるのですが・・・私の妄想である事を祈ります・・・まあ、中国がそんな挑発に乗るとは思えないのですがね・・・希望的観測・・・しかし、敵国条項を発動させること無く、日本の米国の戦略に組み込むとなると・・・

 国連憲章53条の規定をクリアーしないといけない・・・

第53条
1 安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。
2 本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。

 ちょっと、分かりにくい文言ですが、赤字の部分ですね。日本における侵略政策の再現に備える地域的取極において・・・・つまり、アフガニスタン戦争やイラク戦争・・・安全保障理事会の承認で行われた、湾岸戦争と同じ枠組みを中国が使える・・・日本が中国を侵略しようとしている・・・中国が国連へ要請・・・国連が日本の侵略を防止する責任を負うまで・・・中国は日本に対して制裁戦争が行える・・・ああ、書いちゃった・・・困ったことに、これが法の支配なのでね・・・政治屋君は認めるしかない。法の支配だから・・・どうするかね?だから、米国は日本に対しての役割を、公海上での人員・物資の補給という事にして、中国に対して直接の軍事行動を取らせないようにした・・・敵国条項を回避するために・・・防衛省・自衛隊:日米防衛協力のための指針 によれば・・・

(1) 日米安全保障条約及びその関連取極に基づく権利及び義務並びに日米同盟関係の基本的な枠組みは、変更されません。
(2) 日本のすべての行為は、日本の憲法上の制約の範圏内において、専守防衛、非核三原則等の日本の基本的な方針に従って行われます。
(3) 日米両国のすべての行為は、紛争の平和的解決及び主権平等を含む国際法の基本原則並びに国際連合憲章を始めとする関連する国際約束に合致するものです。
(4) 新たな指針及びその下で行われる取組みは、いずれの政府にも、立法上、予算上または行政上の措置を取ることを義務づけるものではありません。しかしながら、日米協力のための効果的な態勢の構築が指針及びその下で行われる取組みの目標であることから、日米両国政府が、各々の判断に従い、このような努力の結果を各々の具体的な政策や措置に適切な形で反映することが期待されます。また、日本のすべての行為は、その時々において適用のある国内法令に従います。

 (1)〜(3)は中国に対しての宣言、言い訳ですね・・・今までと何一つ変わりません!敵国条項は持ち出すなよ・・・というわけですね。

 日本国内で行えることとして・・・
非戦闘員を退避させるための活動
 ・情報の交換並びに非戦闘員との連絡及び非戦闘員の集結・輸送
 ・非戦闘員の輸送のための米航空機・船舶による自衛隊施設及び民間空港・港湾の使用
 ・非戦闘員の日本入国時の通関、出入国管理及び検疫
 ・日本国内における一時的な宿泊、輸送及び衛生に係る非戦闘員への援助

後方地域支援
補給
 ・自衛隊施設及び民間空港・港湾における米航空機・船舶に対する物資(武器・弾薬を除く及び燃料・油脂・潤滑油の提供
 ・米軍施設・区域に対する物資(武器・弾薬を除く)及び燃料・油脂・潤滑油の提供

 国内では、中国人民を傷つけるような武器・弾薬の提供は行わない・・・これで、敵国条項はクリア・・・そして、重要なのは・・・

輸送
 ・人員、物資及び燃料・油脂・潤滑油の日本国内における陸上・海上・航空輸送
 ・公海上の米船舶に対する人員・物資及び燃料・油脂・潤滑油の海上輸送
 ・人員・物資及び燃料・油脂・潤滑油の輸送のための車両及びクレーンの使用

 公海上のという文言で始まる物には・・・武器・弾薬を除くが入っていない・・・よって、武器・弾薬は日本以外の米国などから公海を渡って、直接日本国とは縁が切れて来る輸送には参加できる。ああ、日本船の利用も駄目ですね・・・多分、敵国条項は敵国における侵略政策であって・・・米国に協力する日本ならOKでしょうから・・・米国における侵略政策なら・・・という事ですね。

 まったく、凄く緻密に組み上げられた米国の戦略・・・そして米軍の戦略に日本を組み込んでいくプロセス・・・凄いね。私の妄想とはレベルが違う・・・米国の戦略と、あの政治屋君が色々と感情的に情報を振りまいてくれていた御蔭で、ここまで構成できましたが・・・これだけピースが嵌ると、なんとなく本当に見えてくるのが面白い・・・1年間、日本とその周辺の国々を見てきましたが・・・私は、こんなものは見たくないんです。神社とか歴史的なもの、そして、科学技術・・・しかしね。夢枕に・・・經津主かな?らしきものが現れ・・・神社関連は中断・・・2014年4月12日以来これで、4月29日以来これに専業という感じですから・・・さて、2015年4月26日から訪米で、28日首脳会談・・・首相と大統領との会談は、昨年11月にオーストラリアで行って以来となる。菅長官は会見で、「首相の米国への公式訪問は、強固な日米同盟を世界に示す上で大変有意義なものだ」と強調した。そうですが・・・どうなる事やら?気になる事が、もう1つあって・・・ありゃ、随分と長くなった・・・次回次回・・・

2015.03.25

  

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