国連創設70年のスピーチ・・・？(1)

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　国連創設70年のスピーチ・・・？(1)

　なんだか、私の知識に無い言葉が氾濫している・・・どうやら、私は勉強不足である事を実感してしまいます・・・国連創設７０周年記念シンポジウムにおける安倍内閣総理大臣スピーチ　これを見ていたんですが・・・私には、分からない言葉が並んでいます。

　冒頭の部分は、それほど問題は無いのですが・・・

　私たちが直面する課題は、国家の枠を超えるものばかりあります。過激主義、テロリズム、核拡散の恐れ、気候変動、恐ろしい感染症。
　しかし、このことが教えるのは、ただ一つ。国際社会は、「デバイデッド」であってはならない、ますます、「ユナイテッド」でなければならないということではないでしょうか。
　今年の安保理選挙において、１１度目の当選を目指して立つ我が国は、あらゆる問題、いかなる局面でも、国連内外の議論をリードしていく覚悟であります。
　新たな開発のアジェンダには、日本が進めてきた「人間の安全保障」を目指す思想を、盛り込むことを訴えます。
　何より、安保理の改革は、もはや議論に時間を割く時ではありません。具体的な、成果を生む時です。
　日本は、一つ、一つ、実績を積み上げてきた静かな誇りを胸に、常任理事国の役割を引き受ける用意があります。今までも、そうでした。この先も、そうであり続けます。

　いきなり、デバイデッドなんって出されても、国際社会はデバイデッド・・・そもそも、日本語の話の中でデバイデッドなんって言葉は常用されるのかね？まあ、ユナイテッドと音が通じるからの遊びでしょうが・・・DividedとUnitedねえ・・・しかし、過激主義・テロリズム。核拡散の恐れ・気候変動・恐ろしい感染症を例示して、これがユナイテッドであっては困るのではないかと・・・これらの事に対応するには、国家の枠組みを越えて協力しなければならないと言いたいようですが・・・ロックのCD？アニメおたくでもいるのか？いや・・・北欧人好きか？

　しかし、目的は理事国に選出されるための就職活動につながる・・・議論をリードする覚悟って何？覚悟でするものなのか議論は・・・ここに例示されているものは、議論ではなく実行する覚悟の問題の話のような気がしますが・・・過激主義の横行を許さない国づくりをするとか・・・基本的には国内政策の話ではないかね？テロリズムが横行する事が無いように、国内での施策を行うとか・・・国が率先して戦いをリードする事が無いようにするとか・・・核兵器は持たない！と宣言したり、気候変動対策で石炭の使用を減らすとか・・・日本は2020年に向けて石炭火力発電所を増強していますね。そして、モンゴルの石炭などを輸入すべく努力を積み重ねている・・・恐ろしい感染症に対しての検疫の強化などは、ちゃんとしているのか？あまり、エボラ出血熱に関しての対策も聞かないし・・・とても、これらの事をリードする議論を行えるような状況にあるとは思えないし・・・

　何しろ、隣国の国連の常任理事国様からもあまり好まれていないし・・・国連事務総長のお国とも仲良くできないのに・・・１１度目の当選を目指して立つ我が国は、あらゆる問題、いかなる局面でも、国連内外の議論をリードしていく覚悟・・・とは言われても・・・頼むから財政をなんとかしてくれ、隣国と仲良くしてくれとあちこちから声が上がり始めているというのに・・・

　どうも、人間の安全保障の敵のような発言が多いような気がしますがね・・・その上、日本は、一つ、一つ、実績を積み上げてきた静かな誇りを胸に、常任理事国の役割を引き受ける用意があります。・・・静かな誇りを胸にとか広言するなよ・・・なぜ口に出す。もっと別な言葉で表現できないかね・・・用意があっても、それにふさわしいかどうかは別の問題だと思うのですが・・・

　安保理の改革は、もはや議論に時間を割く時ではない・・・これって、安保理の改革問題に関しては・・・国連内外の議論をリードしていく覚悟であります・・・に対して矛盾するのではないかと思われますが・・・まさか、安保理からロシアと中国を外して世界を分ける気なのかね？体制の異なる国々が集まり議論する場を、身勝手な論理で再構成して世界を分ける事を考えているようにしか思えないのだが・・・こりゃ、かなり自己陶酔に浸っているとしか思えないのだが・・・

　例えば、日本にできる貢献には、新しい分野もあります。
　「スマート・プラチナ・ソサエティ」―。まだ、皆様の辞書には無いかもしれません。無いなら、この際「ジャパングリッシュ」として御記憶をいただきたいと思います。
　情報通信技術やロボットの技術を活かし、お年を召した方々が、元気に暮らせるようにする社会のことです。
　国連が、エイジングの問題に力を傾ける今、「プラチナ化」で先頭を行く日本は、得意技術の粋を尽くして取り組むつもりです。

　スマート・プラチナ・ソサエティ・・・なんだ？スマートプラチナ社会推進会議戦略部会に関するやつかね？なんだか？シルバーの言い替えでプラチナなのか・・・しゃきっとした爺婆社会の話か・・・

　しゃきっとした爺婆社会というやつは、どうやら快適な社会を作り出す事を意味して・・・その社会を作り出すための投資を行わなければならない・・・誰が投資するかが問題ですね。プラチナ構想プラチナ社会研究会　ああ、これか・・・

　ふむ・・・ちょっと興味深いのは・・・

　必要なのは、賢い政府です。 18世紀以降、農業社会から工業社会へ転換することで、多くの産業が生まれ今日の産業社会を創りました。そこでフロントランナーを努めた欧米諸国は、多大な先行者利益を享受しました。これからの数十年で、世界は次のステージに移行しようとしています。日本のこれからの10年間は、本当に重要な時間となります。プラチナ社会という社会モデルを国内で実証し、それを産業化できれば、世界中に輸出することができます。80年代の大量生産型の製造業に勝る強い産業が誕生することになるのです。

　言いたい事は分かりますが・・・製造業に勝る強い産業に成り得るのは分かりますが・・・しゃきっとした爺婆社会を支える快適な社会・・・具体的な分野としては確かに、環境、医療・健康、教育、インフラ整備・維持管理等への投資が必要になる。

　農業社会から工業社会に転換したことで失ったものは何か？人間が生きるための必須な物・・・食料の自給、食料は輸入依存・・・そのためには外貨を稼がなければならない、外貨を稼ぐことで農業を諦めた日本・・・欧米諸国は日本より食料自給率が圧倒的に高い・・・工業の世界的な進展により日本の工業の稼ぐ力は小さくなっている・・・すると、社会システムに投資させたくなって、それで稼ぐ事を考えている・・・

　ただ、ここに内在している問題があるのだが・・・しゃきっとした爺婆社会を支える「快適な社会」・・・「快適な社会」の中では人口が増えるのではないのかね？現在の状況は明らかに「子育てに向かない社会」になっているという事ではないかと・・・「子育てに向かない社会」だから少子化になる・・・中国では産業の伸長に伴い、生活しやすい社会が実現したために、人口爆発・・・貧乏人の子沢山ではなさそうですからね・・・

　子育てに向かない社会の中で、しゃきっとした爺婆社会を情報通信技術やロボット技術によって創出する？どんな社会ができ上がるのか？余生を過ごすのに適した社会・・・情報通信技術とロボットを挙げているが・・・しまった、スマートをしゃきっとしたと誤解したの間違いか・・・腐りかけの爺婆もしゃきっと社会と訳すべきだったか・・・しゃきっとした爺婆社会だと情報通信技術やロボットは要らない・・・経済的にも時間的にも余裕があれば、情報通信技術などに頼らなくても、劇場や映画館や食べ歩きが、盛り場に行けばある。そのためにはロボットも不要だから・・・健康で資力がある爺婆には、この2つのものが不要・・・

　動きたくない・動けない、介護の要る場合は・・・最上のものは、若くて元気な「人間」の介護者に決まっている、情報通信技術など、会話の代用にしかならない、ロボットは人の温かい手や心遣いによる介護の代用にしかならない・・・つまり、若い働き手のいなくなった代用社会を提供する事を意味するのではないかと・・・？なんだ、情けない・・・これじゃ、前回の人のいない住宅地の防災の担い手と同じじゃん・・・あれあれ・・・国連のエイジングの問題？この文も変だな・・・一旦切って、次回だね・・・

2015.03.18