現在をうろうろ(830)
日本貧窮者経済新聞
 中国の防空識別圏の実体は・・・?

 さて、中国の広域レーダー網をチェックしましたが・・・どうも、いくつか空白地域が出てきます。まあ、空白地域には空港があるので、空港のレーダーが監視を行っていると思われますが・・・もちろん、ミサイル基地のもでしょうが・・・私の頭の中にも空白があって、空港管制レーダーってもの一般的な知識が足りない事に気付いたわけです。というわけで、そのあたりの知識を仕入れなければというわけです・・・空港監視レーダー(ASR)等配置図及び概要 

 一次監視レーダーが基本的には周辺を監視している、そして、質問電波を発して、機体に搭載されている航空交通管制用自動応答装置が航空機情報を提示する・・・この2つのシステムによって識別されている・・・これが空港周辺の状況監視を行っていて・・・空港から約110km以内の空域にある航空機の位置を探知・・・という事ですね・・・電波の見通し距離で考えると、高さ25mのレーダーが500mの高度の航空機を探知できる距離が113km程ですからこのぐらいを想定しているようですね。私の想定だと高度200mの超低空飛行をで79km程と見ましたがね・・・

 そして、航空:航空路監視レーダー(ARSR)等の配置及び覆域図 - 国土交通省 これからすると、3万フィートとか1.5万フィートの覆域というもので示されていますね。3万フィートは約9000mか・・・

 ああ、やっちまった・・・どうして空港から見たかね・・・順番が逆ですね・・・やり直し・・・航空:航空保安無線施設等 - 国土交通省 航法に関しては、まずは電波誘導からの話になるのですね。無線灯台の話から始まっていますね。VOR;超短波全方向式無線標識ですね。この電波は、電波の発信元の識別信号を出していますから、この電波を辿れば目的のVORの上に辿りつけるわけです。真珠湾攻撃でホノルル放送の電波を辿って進撃するのと同じですね。真珠湾攻撃ではフェアチャイルド社の無線帰投方位測定器が使われたようですね。後には国産化され・・・一式空三号無線帰投方位測定器となるわけです。この時代、日本も山塞物が横行しますね・・・特許収用令なども出ますし・・・昭和13年には・・・政府は現下の非常時局に備えて国防上必要なる特許を収用使用し得る旨の勅令を発する事となり曩に閣議で特許収用令を決定・・・昼光放電灯やフレオンガス冷凍装置など様々な物が、特許実施権と関係無しに作られるようになる時代がやって来ましたっけ・・・

 非常時が叫ばれると、こういった面での権利侵害が公然と行われるようになるわけです・・・まあ、戦争では人殺しが公然と行われるわけですから、こんなことは軽い事になりますね・・・だから、非常時を叫ぶ連中は嫌いなんです・・・人殺しができるようになれば、何でも軽い権利侵害で済ませる事ができる、国益を叫べば何でもできることになるから・・・国益なんって抽象的概念は、単に人を黙らせる手段にすぎないと私は考えますからね・・・お前の叫ぶ国益って何だ?と尋ねると、きっと日本人なら分かるはずだ!と返ってくるのかね?最後は非国民!お前など死んでしまえ!で終わりですからね。だから、国益なんて言葉は・・・嫌いなんです。・・・じゃなくて・・・航空標識・・・

 複数のVORを受信してやれば、自機の位置が求められる事になりますね。そう言えば、電波航法には色々なシステムが使われていましたね・・・オメガやデッカ、ロラン・・・GPSにとって代わられています。地文・天文航法から地上局による電波航法
、そして人工衛星利用のものへと・・・

 こういった、無線標識を利用して飛ぶ方法と、地上の管制を受けて飛ぶために、管制用のレーダーが必要になる・・・機上のナビゲーターで飛ぶか、地上のナビゲーターで飛ぶかの問題ですね。

 広域を監視するレーダーは、ARSR (Air Route Surveillance Radar:航空路監視レーダーというカテゴリーがあって、海上に関しては特にORSR (Oceanic Route Surveillance Radar:洋上航空路監視レーダーというやつがあるようですね。航空路監視レーダーは半径200海里の範囲をカバーする必要がある・・・200海里は約370km、海上では障害物が少ないので250海里、即ち約460kmを範囲とするのか・・・そうなると、高度1万m程度の覆域を考えているようですね。

 航空路監視レーダーの実物は・・・宮古島のは右のようなものですね。このレーダードームの中に、監視レーダーと質問電波の送信と応答を受信するアンテナが納められているという事になりますね。

 高度500mの航空機を探知できる範囲は左の赤い円の中ですね。そして、高度10000mで飛行する航空機を探知できる範囲が緑の円ないという事になります。従って、宮古島のレーダーでは尖閣諸島上空を3000m以下で飛行する航空機は捉えられない事になりますかね。

 そのために、沖縄にE-2早期警戒機を置く事になりますね・・・航空路監視レーダーも分かったし・・・とりあえずは、私の頭の中の空白は埋まったし、中国のレーダー網の空白も、空港が持つレーダーが、防空レーダー網の一翼を担っていると考えれば空白が埋まる事になるようです。レーダーの標高が25mで高度200mで飛ぶ航空機をレーダーが捉えられるのは80km程の距離ですから・・・旧来の防空識別圏というのが固定レーダーサイトによる低空飛行する航空機の監視の限界という事になるようですね。

 物理法則に合致している防空識別圏・・・従って、新たに設けられた防空識別圏内も、多分確実に哨戒されていて、ハッタリではなさそうな感じですね。中国の防空識別圏に比べると、日本の防空識別圏は非常に広いが・・・どの程度の高度での識別を行っているのやら?なんだか規格の違いによる表示のような感じですね。この範囲の航空機を高度200mまでカバーするためには・・・何機の早期警戒機が必要になるんだ?高度1万mで半径470kmの哨戒が可能だから・・・

 いいかげんに丸を日本上空に描くと・・・6機を常に揚げておかなければならない事になりますかね?6機を上げておくためには最低24機は必要ですね。・・・E-2Cは6時間しか飛べない・・・5機態勢が必要だから・・・早期警戒管制機1セットの4機と、早期警戒機5セット25機が最低ラインになるのかね?

 という事は・・・日本の防空識別圏はGHQ時代の線引きで仮想のものという事になるのかね?そうなると・・・低空を高速で飛来する巡航ミサイルに対応する事は困難という事じゃん・・・戦争のできる国になるというのは敵を作ることを意味するから、まずは本土防衛のための最低限の備えが無ければならないが・・・どうやら、まだその段階にも至っていないという事か?そうなると・・・大昔のドイツのV-1飛行爆弾をリニューアルして850kgの弾頭はそのまま、時速600kmのままで、ミリ波レーダーによる精密高度計とGPSによる誘導で・・・ミリ波レーダーで時速600kmなら洋上なら高度30m程でも飛べるか?推力の余力次第か?制御に対する応答性の問題?30m程なら対地効果;ground effectが望めるか?翼面積を少し大きくしてやれば航続距離が伸ばせる?炭素繊維製の軽量化した機体とか・・・航続距離を3倍ほどに伸ばして射程を750km程にして貨物船にでも嫌という程積んで・・・高度30mだと固定レーダーサイトから50km圏内だけど多分、地上の突起物、海上なら波で事実上識別不能だから・・・たとえ探知できても対応時間は5分ですね・・・時速600kmなら・・・超音速だったら3分以内か・・・戦争を叫び攻撃兵器を並べる前に本土防衛に金をつぎ込まなければならないという事になりますかね・・・どうも、本末転倒の話が多くて困りますね。V-1のリニューアルなら、町工場でおもちゃのリモコンのGPS誘導装置と自動車用のミリ波レーダーとで製造することだって可能でしょうし・・・技術の進歩は恐ろしい・・・パルスジェットも馬鹿にはできないか・・・単純な構造でも誘導装置が優秀なら現役復帰も可能か・・・

2015.03.11

  

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