中国の電波天文台は・・・？

現在をうろうろ（813）

　中国の電波天文台は・・・？

　さて、中国の航空宇宙産業ってのは気になるのです。そして、電波天文台などの設備もですね。中国は深宇宙探査も興味があるようで、かなりの規模の電波天文台を持っています。

　北京近郊には

中国科学院国家天文台の密雲観測所があります。・・・座標は・・・

　40°33'30.40" N 116°58'35.43" E　このあたりで、右の写真のような放物面を持ったアンテナと30個ほどのアンテナを並べた1250ｍの干渉計を持つようです。

　左のような施設を持っていますね。

　50ｍのパラボラアンテナを持つ電波天文台です・・・中國科學院國家天文台密雲射電天文觀測基地　に概要があって・・・　中国科学院国家天文台　のホームページです・・・月面の映像はGoogle Earthのものよりもかなり解像度の高いものが見られますね。こいつは興味深い・・・中国の月面探査車はどうしたんだろう？近いうちに成果をチェックしなければ・・・

　さて、どうやら中国は世界最大の電波望遠鏡を作っているとか・・・直径500ｍ・・・1963年に建設されたアレシボの電波望遠鏡を凌ぐものが・・・これは・・・座標・・・

　25°39'10.75" N 106°51'22.63" E　ここにありますね。まだ、建設中で2016年あたりに完成するようです。深宇宙探査のために使われるようです・・・比較するために、アレシボ天文台の電波望遠鏡は・・・座標・・・

　18°20'40.08" N 66°45'08.04" W　ここですね。

左のアレシボ天文台のものは直径305 mの球面反射面ですね・・・縮尺を合わせれば良かったか・・・まあ、いずれにせよ巨大なものですね。それが完成に向かって建設されていますから、これも数年後には新たな観測成果をもたらす事になるのでしょう。

　電波天文学か・・・そういえば、私も数年前に電波望遠鏡を見ましたっけ・・・震災の年の5月に飯舘村へ行った時に、東北大学の惑星観測用の電波望遠鏡がありました・・・なぜか、山道を車で・・・山に入ると行ける所まで行くしかない・・・だってUターンは困難ですからね・・・ゲートの前で方向転換ができて無事に戻れましたが・・・ここの座標は・・・

　37°42'51.90" N 140°40'22.17" E　ここですね。右のような施設があって、木星の磁場にローレンツ力で捕まった電子が電磁波を出すというやつですね・・・シンクロトロン放射でしたっけ・・・木星のからのデカメートル波は比較的捉えやすいですね・・・ずっと以前、冗談で受信しようとしましたっけ・・・BS放送が始まる前に、海外の衛星放送を捉えようと・・・SバンドやCバンドでもとかいじっていた頃でしたね・・・

　久々で書庫を漁るか・・・確かジョン・クラウスの巨大な耳　宇宙のささやきを聞く　という奴があるはず・・・この人・・・John D. Kraus - Wikipedia, the free encyclopedia　中国語でもあるという事は・・・ちょっと気になりますね。Radio Astronomy and SETI - Big Ear Radio Observatory Home Page　ふむふむ・・・今じゃポケットサイズの極超短波受信機を使って衛星からの信号を受信する時代ですからね・・・おっと、脱線・・・

　中国の他の電波天文台は・・・雲南電波天文台が、座標・・・

　25°01'38.81" N 102°47'45.83" E　ここにありますね。40ｍの電波望遠鏡がありますね。ここの施設では、月面探査衛星からの信号も受信しているとか・・

　そして、新疆の南山観測所の電波望遠鏡の座標は・・・

　43°28'17.70" N 87°10'41.68" E　ここですね。

　右のような25ｍの電波望遠鏡があります。

　このあたりが、現時点での中国の主な電波望遠鏡という事になるようです。

　このほかに、110ｍの電波望遠鏡を建設するとかやっていますね。現時点での衛星写真では工事の気配は無いのですが・・・

　中国の宇宙探査はかなり力が入っているという感じですね。軍事関連よりこれの方が面白いですね・・・久しぶりに電波天文学の発達史でも眺めたくなりますね・・・民族の栄光を輝かせるのには戦争よりも科学研究の方が素敵だと思うのですが・・・どうも、我が国は戦争がしたいのかね？不思議な国・・・

2015.03.02