中国での交通インフラの役割と・・・地形改変は・・・？

現在をうろうろ（798）

　中国での交通インフラの役割と・・・地形改変は・・・？

　中国は新しい物をどんどん作っていますね・・・日本が捨てたものを、作っている・・・基本的な物の考え方の違いなのでしょうが・・・別に私もノスタルジーというもので考えているわけではなく・・・

　ちょっと眺めて考え込んでしまっているのが・・・座標・・・

　39°45'34.79" N 118°44'24.78" E　ここにある穀物倉庫と思われるものです。左の方に乾燥中の穀物と思われる物が置かれていますから多分、穀物倉庫です。左の写真のようなものですね。参考のために、右上の赤枠の中に、政府備蓄米を保管するために大正14年に建てられた酒田市にあった国立倉庫を示します。縮尺は等しくしてあります。

　大正時代に立派な物を作ったものだと感心しつつ・・・この倉庫へ穀物は鉄道を利用して運ばれてきました。

　中国の倉庫へも鉄道で穀物が運ばれています。日本は米の価格を安定させるためにこういった穀物倉庫を持ち、穀物の高騰に備えましたが、こういった倉庫の経済性の問題で、民間委託という形になり国立倉庫の時代は幕を下ろします。中国は遅れていて凶作になると穀物価格が高騰するから、今も穀物倉庫が必要なのか？トラック輸送が未発達だから、鉄道に依存した輸送になっている？・・・どうやら、そういったわけでもなさそうですね。

　鉄道輸送の役割、トラック輸送の役割、バスの役割・・・どうやら分けているようです。鉄道輸送では貨物輸送が基本にあるという感じで、それに、旅客輸送がのっかっている感じですが、旅客が増えると、旅客専用線を作って貨物輸送は従来通り行われているという感じです。日本だと、貨物輸送を減らして、旅客輸送に乗り換えてしまうようですが、どうやら中国では、そういった役割の変更は行われないような感じです。

　最新の埋立地でもちゃんと、・・・・座標・・・

　38°57'22.92" N 118°31'44.06" E　ここですね。右の写真のように、青の線で示された鉄道が敷設されています。もちろん道路の方も・・・

　右の写真中央左の線路が大きく曲がっているあたりを拡大すると左のようになっていますから、鉄道の役割と道路の役割がきちんと分けられている事が良くわかります。

　あと、何と言っても石炭化学工業の発達が凄いのではないかと・・・どうも、石炭を原料とした化学工業が多そうなんでね・・・

　それと、渤海湾には天然の良港が少ないのですが、今や工学の力によって急速に埋め立てられ、巨大な港が次々と作られていますね・・・GoogleEarthの画像では随分と切れているので・・・こりゃ、またランドサットの画像をダウンロードしないと最新の状況は分かりませんね。

　やはり、日本の軍事衛星を使って、こういった中国の躍進著しい部分を地図にして公開するとかしてくれないと、世界を見誤る可能性が高いと思われますが・・・しかし、変だね・・・中国の鉄道は8万ｋｍ弱なはずだが・・・まあ、戦争を前提に調査しているはずだから、調査結果はきちんとまとめられているはずだと思いますが・・・？

　さて、最新のものは左のものですね・・・正確には最新の１つ前、雲が多くて最新のものはパス、2015年の35日目だから2月4日ですかね？日数の計算は苦手で・・・

　1年ぐらいでは大きくその様子は変わらない状態になっていますが、この海に浮かぶ島は2005年には何も内に近い状態ですからね。周囲60ｋｍ122万平方キロメートルの人工島・・・Google EarthのProが無料になったので、登録して使っていますが、求積など使ってみたくなったのでやってみましたが、なかなか便利・・・

　渤海湾の形は随分と変わってきた感じですね。左がランドサットの最新に近い映像で見る渤海湾の西部ですね。右上が唐山市で中央部が天津市、そして下の細く突き出したのが滄州市・・・このあたりが北京の外港という事になるのでしょうね。そう、ここには写っていないですが、これより少し北の秦皇島市あたりも、エネルギー資源輸出港として重要ですね。

　なんだか、中国の社会インフラの建設は気合が入っている・・・この10年でどれだけ海岸を埋め立てて国土を増やしたやら？

　どうも、中国は都市建設などもお手のもののような感じですね。私も、あちこち眺めて、中国の新都市建設の建設の様子を眺めてきましたが・・・畑の中に新しい都市ができようとしている場所を見つけました。これは面白い・・・ちょっと、こいつも眺めてみましょう。

2015.02.23